スノコを塗装してアンティーク風に!やり方をご紹介

最終更新日:2019/11/10

近年人気のDIYにおいて、スノコが使われることはとても多いですよね。

安価ですぐに手に入れられるスノコは、塗装することでよりおしゃれなアイテムにすることが可能です。

この記事では、特にスノコをアンティーク風にする塗装する方法などをご紹介しますので、ぜひ参考に見てみてください。

スノコを塗装するだけでおしゃれなアイテムに!

近年はホームセンターなどでも「DIYコーナー」があるほど、DIYは人気です。

DIYと聞くと、自分で棚などをつくったり壁紙を張り替えたりなど、お家をプチリフォームするようなイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。

そのようなイメージが先行し、「DIYしてみたいけど、自分では難しそう」と思い諦めてしまう方も少なくないかもしれませんね。

しかし、これだけがDIYではありません。

DIYは「Do It Yourself」の略語で、「自分でやってみよう」という意味です。

専門家や業者に頼らず、自分でできるものは自力で修繕や装飾などをすることが「DIY」なのです。

そのため、家具をつくるといった大掛かりなものでなくても、DIYといえるのです。

そのひとつとして、スノコを塗装することも挙げられます。

安価で購入可能なスノコは、塗装するだけでもおしゃれなアイテムにすることができます。

塗装方法もコツをつかめば簡単にできるので、DIYに慣れていない方でも挑戦しやすいかと思います。

この記事で、スノコをアンティーク調に塗装する方法をご紹介しますので、次項から見ていきましょう。

スノコをアンティーク調に塗装するための用具をそろえよう!

スノコをアンティーク風に塗装するために、まずは塗装に必要な道具をそろえておきましょう。

使う道具はもちろん「ハケ」です。

ハケにはさまざまなサイズがあるので、小物などの場合は小さいサイズのハケを選ぶとよいでしょう。

小回りが利くので、細かい場所もさっと塗ることができますよ。

反対に家具などを塗る場合は、大きいサイズのハケがおすすめです。

小さいサイズのハケですと塗装に時間がかかってしまいますので、家具などの場合は大きいサイズのハケを用意しましょう。

こちらはお好みで構いませんが、塗料を入れる容器も用意しておくと便利です。

また、塗装に欠かせない「塗料」を用意する際には、はじめて塗装する方でしたら「ミルクペイント」がおすすめといえます。

ミルクを原料とした天然由来の塗料なので、安全性に優れているのが特徴的です。

乾くとマットな仕上がりになり、これを塗るだけでアンティーク調な仕上がりにすることも可能です。

なお、ミルクペイントは水性塗料ですが、念のため軍手も用意しておくとよいかもしれません。

ではどのように塗装するかは、次からお話ししていきます。

スノコを塗装する前に重要な下地処理のやり方

用具をそろえたら塗装開始といきたいところですが、きれいにスノコを塗装するために、下地処理をしておきましょう。

下地処理とは、木材の表面を滑らかにしたり、異物や汚れを落としたりする作業のことをいいます。

この下地処理をしておかないと、「色ムラが目立つ」「塗料が弾かれうまく塗れない」ということがあるそうです。

アンティーク風に塗装ができても、色ムラなどが目立ってしまっては残念ですよね。

下地処理が塗装をきれいな仕上がりにするコツともいえるので、塗装前にぜひやっておいてください。

下地処理のやり方は、以下のとおりです。

●スノコに汚れがあればきれいに落とす

塗れたタオルなどで拭き取った場合は、乾くまでは塗装しないようにしてください。

●紙やすりでスノコの表面を平らにする

スノコの表面がザラザラしていたりボコボコしていたりすると、色ムラが出やすくなります。

そこで紙やすりを使って、滑らかに且つ平らにすることできれいに塗装ができるので、前もって塗りやすい状態にスノコを整えておきましょう。

●木くずや異物があれば除去する

これらがスノコについていても、塗装後きれいな仕上がりになりにくくなってしまいます。

それを避けるためにも、異物はきれいに除去するようにしましょう。

以上のスノコの下地処理が済んだら、塗装をはじめましょう。

アンティーク風にスノコを塗装する方法

スノコを塗装する方法をここでご紹介していきます。

もし床が汚れないか不安な場合は、ダンボールなどを敷いておくとよいでしょう。

また、塗装面が貼り付くおそれがあるので、新聞紙は避けることをおすすめします。

塗料(ここではミルクペイント)はよく振り、よくかき混ぜてから、容器に移し替えます。

水などと混ぜずに原液のまま使用するようにしましょう。

ハケに塗料をなじませて、スノコを1枚ずつ塗っていきます。

一度全体を塗ると、スノコの木の色がほんのり透けて見えるくらいの仕上がりです。

これだけでもおしゃれな色合いですが、アンティーク調のマットな仕上がりにしたい場合は、二度塗ることをおすすめします。

塗り終わったらしっかり乾燥させましょう。

乾燥後は耐水性になるので、キッチンの壁などに飾っても良さそうですね。

やってみると思っていたよりもあっという間に塗装できるので、塗装未経験の方もこの機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。

アンティーク風にするならこちらもおすすめ!

先ほどは、ミルクペイントを使った塗装方法をご紹介しましたが、それ以外でもスノコをアンティーク風にすることが可能です。

何を使うかというと、「ブライワックス」というものを使用します。

こちらはミツロウなどを使用した自然原料のワックスで、塗りやすく乾きやすいため、初心者でも扱いやすいはずです。

こちらをスノコにひと塗りするだけでも、アンティーク風な色合いに仕上げられますよ。

手順は以下のとおりです。

①スノコにやすりをかけます。

②ハケやスポンジを使って、ブライワックスを塗っていきます。

③ワックスが乾くまで待機します。

④乾いたら、たわしでゴシゴシと磨いていきます。

⑤乾いた布で磨き、艶を出せたら完成です。

これだけでアンティーク感のあるスノコにすることができます。

よりアンティーク感を高める場合は、わざとスノコに傷などをつけてからワックスを塗るとよいでしょう。

よりアンティーク感を出すならシャビ―加工をしてみよう!

ミルクペイントやブライワックスを塗ることで、アンティーク調のスノコにする方法をご紹介してきました。

より使い古した雰囲気にしたい場合は、シャビ―加工をしてみてはいかがでしょう。

シャビ―とは「古ぼけた・古めかしい」という意味です。

この加工をアンティーク調に塗装したスノコにして、よりおしゃれなアイテムに仕上げてみてください。

シャビ―加工の方法も簡単なので、DIY初心者でもやりやすいでしょう。

例えば、スノコをミルクペイントの「ダストメディウム」という、くすんだホワイトのような色味で塗装したとします。

ここに同じくミルクペイントの「アンティークメディウム」という、ダークブラウンの色でシャビ―加工をします。

ウエス(布)を用意し、アンティークメディウムを少量つけてなじませます。

これをスノコに薄くこすりつけるように塗っていきます。

細かい部分はハケでかすれたように塗りましょう。

このようにあえて汚れをつけるように塗ることで、使いこまれた感のあるスノコに仕上がります。

これをそのまま壁に飾ってウォールラックにしてもよいですし、塗装したスノコを組み合わせて棚やマガジンラックなどをつくってみるのもおすすめです。

塗装だけでもおしゃれなアイテムにDIYできますので、やってみたことがない方も、ぜひスノコの塗装からDIYをはじめてみてください。

スノコを塗装しておしゃれなアイテムに!

近年人気のDIYのひとつには、スノコなどを塗装することも含まれます。

塗装だけでもおしゃれなアイテムに変身させることができるので、DIY未経験の方もスノコの塗装からDIYをはじめてみてはいかがでしょうか。

この記事では、アンティーク調に塗装する方法などもご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。