気分は海外セレブ!ベッドルームをオシャレな青でまとめよう

最終更新日:2019/05/30

海外のベッドルームというと、映画や雑誌に出てくるようなスタイリッシュな青系コーディネートが比較的多いように思われます。

海外セレブ気分に浸れるハイセンスな青のあしらい方は、自宅のベッドルームにもぜひ取り入れてみたいものです。

青系カラーの魅力を上手く引き出すにはどうすればいいのか、ここではそのテクニックを具体的にご紹介します。

また、なぜベッドルームに青がふさわしいのか、青に秘められた独自の色効果についてもご説明していきましょう。

色には固有の意味・パワーがある!海外ベッドルームに青系カラーが選ばれるワケ

色彩にはそれぞれ独自の特徴・効果があり、私たちは心と体で色をキャッチしています。

青はリラックスカラーの代表格で、副交感神経を優位にし、気持ちを落ち着かせ安眠を約束してくれる効果があります。

「目をつぶってしまえば色など関係ないのでは?」と考えがちですが、そんなことはありません。

実は目で見ていなくても筋肉は色によって反応しており、その状態を数値化したものを「ライト・トーナス値」と呼びます。

平常時の筋肉のライト・トーナス値は23だそうで、数値がこれより高くなるほど興奮状態、低くなるほど沈静状態になります。

赤では42、オレンジが35、黄色が30、緑が28、そして青は24を示します。

つまり、青は血圧や心拍数を下げて快眠へ誘う、最もリラックスできる色になります。

深いノンレム睡眠が増え眠りの質がよくなると、成長ホルモンが分泌されて免疫力がアップし、美肌効果や脂肪燃焼効果も期待できそうです。

日本は畳に布団の文化があり、洋空間のベッドルームを青系にデザインする習慣はまだまだ浅いといえます。

しかし、海外の場合、こういった色彩学に基づいて青がベッドルームのメインカラーとして愛されてきたのは納得できますね。

青いベッドルームコーデの基本!デザインテーマを決めること

海外セレブ風のオシャレな青いベッドルームには、思わず憧れてしまう人も少なくないでしょう。

しかしながら、実際にコーディネートに挑戦するとなると、具体的にどうすれば上手くいくのか、戸惑ってしまいがちです。

そこで、まずはデザインテーマをどのようにするか、自分なりのイメージを決めることをおすすめします。

決めたイメージに沿ってベッドリネンや小物などを選んでいくと、全体のデザインがスムーズにまとまってくるでしょう。

人気のデザインテーマは、以下のように本当にさまざまです。

●ウッディ&ナチュラル…北欧風をはじめ、木目など自然素材を生かした温かいタッチ

●ホテルライク…生活感を抑えたスタイリッシュなホテル感覚

●西海岸インテリア…海を感じさせるアメリカ西海岸調

●ブルックリンスタイル…レンガ・アイアン・リユースのビンテージ家具などが特徴の、ラフでDIY感あるデザイン

●男前or姫系インテリア…前者はラフで男っぽいかっこよさが売り・後者はガーリーで可愛いお姫様風

●シャビーシック…使いこまれた古びた風合いが小粋な印象を与えるデザイン

●その他、ヨーロピアン・ミッドセンチュリー・アジアンテイスト・ロココ・和風等々

好みに合う雰囲気を頭に思い浮かべて、自分なりのデザインテーマを選んでみましょう。

多彩なトーンの青で海外風ベッドルームのカラーコーデを充実させよう

青とひとくちに言っても、明度・彩度の違いによってそのバリエーションは実に豊富です。

青のなだらかなグラデーションを楽しむ他、同じ青系カラーの選び方や組み合わせで、ベッドルームの印象はさまざまに変わります。

たとえば淡い水色は、若さを強調できるキュートなイメージです。

都会的タッチに仕上げたいなら、ややくすんだ青が効果的かもしれません。

グレイッシュブルーなら全体的にシックな印象に仕上がりますし、ネイビーブルーなら落ち着き感が出せそうですね。

明るいターコイズブルーを基調にしたベッドルームは海外ではしばしば見かけますが、個性的で爽やかさも演出できます。

また、ティファニーブルーは、いかにもセレブ受けしそうなエレガントな海外風ベッドルームにぴったりでしょう。

一方、落ち着いた大人っぽさを強調したい場合は、オーソドックスな濃紺や藍色も素敵です。

海外風ではありませんが、伝統的な和のジャンルでは、微妙な色の違いによって、浅葱・瑠璃紺・納戸色・縹色・千草色・花色など、雅な名前の青が数多く揃っているのは魅力的です。

この他、サックスブルー・ミントブルー・セルリアンブルー・コバルトブルー・パステルブルー・アイスブルー等々、青のバリエーションには枚挙にいとまがありません。

「これは」と思うお気に入りの青を見つけたら、ぜひベッドルームインテリアに取り入れてみましょう。

青×他カラーのマッチングでベッドルームをさらに海外テイストに演出

次に、青系カラーに別のカラーを掛け合わせることで、ベッドルームがどんな印象に仕上がるか見ていきましょう。

「水色プラス白」の組み合わせは非常によく見られるパターンで、朝の目覚めが清々しくなるような優しいトーンになります。

この時、水色をやや曇った色合いにすると、より上品な感じが増します。

一方、「ブラウン系×青」のマッチングからは程よい重厚感が生まれ、やや強めのタッチに仕上がります。

これにさらに白を加えてもメリハリが出て、カラーコーディネートはワンランク上のテイストにまとまるでしょう。

「ダークブルー×ホワイト」という選択肢も人気があり、シックなインテリアを好む人には注目度が高そうです。

「ブラック系と青」の組み合わせは、やや上級のコーデかもしれませんが、ベッドルームに夜空を思わせるような安心感を与えます。

「グレイッシュ×青」も相性のよいカラーコーディネートで、洗練されたアーバンな雰囲気を演出したい場合は効果的でしょう。

「青・緑・白」の3色の色使いは、若く瑞々しい感性が主張できる女性受けしそうなコーデで、一度は試してみたい方も多いかもしれません。

青と緑は、空&海・森や植物と、どちらも自然を連想させるカラーなので、マッチングさせても違和感なく納まります。

このように色の掛け合わせ方をあれこれ考え、個性的な海外風ベッドルームづくりを進めていくのは楽しいものです。

ちなみにベッドルームのカラーはあまり何種類も使わず、3種類までにとどめるのも大事です。

青プラス1~2色をチョイスして、すっきりまとめるように注意しましょう。

ベッドリネンを青系でまとめる際のカラーコーデテクニック

壁クロスを青系に張り替えたり、床や天井の色を塗り替えたり素材を変更するなど、大掛かりなリフォームをするのは費用も掛かり大変なものです。

しかし、ベッドリネンを青でコーディネートすれば、かなり手軽に海外風青系ベッドルームを実現できます。

ベッドリネンとは、ベッドカバー・枕カバー・クッション・ベッドライナー・スリッパ・マットレス・シーツ・ブランケットなど、ベッド回りに使われる布製品のことです。

最初に選んだデザインテーマに沿って、ひとつひとつお気に入りのアイテムを選んで組み合わせていくとよいでしょう。

特に大きなスペースを占めるベッドカバーは最も目立つ存在なので、寝室カラーコーデの決め手となります。

日本ではあまり馴染みはありませんが、足元に添えるベッドライナーやいくつもの飾り枕(デコラティブピロー)も取り入れると、より海外らしさが出ます。

床にラグを敷いてみたり、ブランケットをあしらってみても柔らかい雰囲気が出ますね。

この他、海外のベッドルームでよく見かける天蓋を、DIYで意外に簡単かつ安価で取り付けることもできます。

布のテクスチュアの違いや照明使いを工夫すれば、ベッドルームはゴージャスにも乙女チックにも変身させられます。

ベッドルームが一層夢ある空間になること受け合いですので、興味のある方はチャレンジしてみるといいかもしれません。

ベッドリネンとは少しジャンルが違いますが、占める面積の大きいカーテンも、青系ベッドルームのデザインを決定づける重要なアイテムなので、青系や青と沿う色合いのものを探してみましょう。

小物使いを工夫!海外風青系ベッドルームに小粋なアクセントを

ベッドリネンを青で統一したら、次は小物を上手くベッドルームに活用してみましょう。

ベッド回りの小物というと、ヘッドボードや空いた壁面にあしらって、オシャレ感を高めるアイテムがいろいろとあります。

特にウォールステッカーは、イージーに貼れてレイアウトも自由なため、賃貸マンションで利用している方も多いです。

アクセントカラーを添えるにはうってつけなので、同じ青系やシルバー・緑などあれこれ試してみるとよいでしょう。

個性的デザインのファブリックパネルやオブジェを、照明効果を配慮しつつ壁に飾ってもセンスアップできます。

サイドテーブルや1人掛けソファ、チェアなどの小振りの家具も、布の色合いやテーブルクロスを工夫すると、青系ベッドルームに程よいインパクトを与えます。

また、窓際に緑の観葉植物を吊るすとベッドルームに清々しいアクセントがプラスされ、癒し効果も期待できそうです。

季節問わず楽しめるドライフラワーは、ベンチ・籠などの籐製品ともマッチし、寝室にややアンティークな風合いも与えます。

小物のあしらい方もアイデア次第で、海外風青系ベッドルームのオリジナル感を高めてくれるでしょう。

ハイセンスな海外調青系ベッドルームで安眠を手に入れよう!

時には神秘的にも清楚な雰囲気にもなる海外風青系ベッドルームは、日本でも人気が高まってきているようです。

リネンや小物使いを工夫すれば思ったより簡単に現在のベッドルームを青系カラーにイメージチェンジできるのです。

心身ともに、青はくつろぎ感を増し、深い眠りを促進させるカラーです。

多くの人は1日の3分の1を眠りにあてていますが、それだけに、もっと寝室カラーにこだわる価値はありそうです。

積極的にベッドルームに青系カラーを取り入れ、快適でオシャレな安眠空間を実現させましょう!