インテリアコーディネートを失敗しない「テレビ台」の選び方

最終更新日:2019/01/23

テレビ台は、もはやテレビを置くだけの役割ではありません。

インテリア性の高いアイテムとして、リビングをおしゃれに彩る存在となっています。

インテリアの中でも存在感のある大きくて黒々したテレビですが、そんなテレビまわりをおしゃれにコーディネートできたら気分が良く癒しの空間になりそうです。

この記事では、テレビ台の選び方からコーディネート例をご紹介します。

テレビ台の選び方の基本とは?

テレビ台を選ぶとき、どんなことを重要視していますか。

ここでは、インテリアをコーディネートする上で大切な、テレビ台の選び方の基本をお伝えします。

①テレビ台のサイズ

テレビに対してテレビ台が小さいと不安定な印象を与える上に、テレビの転倒や落下の原因にもなり危険です。

テレビよりテレビ台の方がひと回り以上大きなサイズを選べば、バランスが良く落ち着いた印象になります。

テレビの左右にそれぞれ10~30cmほどの余裕があると理想的です。

②テレビ台の高さ

テレビが見やすい高さは、視線が10°くらい下向きになる位置だと言われています。

床に座ってテレビを見る場合のテレビ台の高さは、40cm以下がいいでしょう。

ソファに座ってテレビを見る場合のテレビ台の高さは、40~60cmくらいがちょうどいいです。

ダイニングの椅子に座ってテレビを見る場合のテレビ台の高さは、60cm以上が良いでしょう。

③視聴距離からのテレビ台

テレビを見るときの視聴距離は、テレビ画面の高さ×3倍以上が理想です。

4Kテレビの場合は、さらにその1.5倍の距離が必要と言われています。

視聴距離を考慮して、リビングに置けるテレビ台を選びましょう。

④テレビ台の耐荷重

テレビ台によって耐荷重が異なるので注意しましょう。

テレビ台の耐荷重をチェックし、テレビを天板に載せても問題ないか確認しましょう。

⑤収納機器

DVDレコーダーやスピーカーなど、テレビ台に収納したいものの物量を把握しましょう。

ロータイプのテレビ台を置いたインテリアコーディネート

テレビ台の中でもよく目にするのが、ロータイプのものではないでしょうか。

ここでは、ロータイプのテレビ台のコーディネート例をご紹介します。

背の低いロータイプであれば、圧迫感がなくスペースに余裕のないお部屋にも最適です。

また、小さい子供がいるご家庭では、オーディオ機器が隠れるような、クローズタイプのテレビ台もおすすめです。

【ReCENO:FOOGA(フーガ)天然木タモ材の格子がスタイリッシュなTVボード】

テレビを置くだけでなく、ディスプレイや収納にも最適です。

天然無垢材を使用した前面パネルが目を惹くスタイリッシュなデザインです。

ナチュラルインテリアや北欧インテリアにぴったりなテレビ台です。

【ReCENO:LIBERT(リベルテ)テレビ台 伸縮 テレビボード】

このようなユニット家具で統一感を出してコーディネートするのも良いですね。

伸縮自在で、回転も可能な仕様になっています。

横に並べるスタイルでも、お部屋のコーナーに使用するスタイルでも対応できます。

大人の雰囲気が漂うスタイリッシュなお部屋にぴったりです。

テレビ台の役割も兼ねた壁面収納を取り入れたインテリアコーディネート

さて、ここではテレビ台の役割も兼ねた壁面収納をご紹介します。

抜群の収納力と見た目のおしゃれさが人気を集めています。

コーディネートのポイントは、「隠す収納」か「見せる収納」どちらにするかによります。

それにより、インテリアの印象も変わってきます。

【ベルメゾン:壁面収納テレビ台】

こちらは隠す収納に最適な商品です。

テレビを収納する部分だけオープンになっていますが、ほか部分の収納は扉が付いているので、収納物を隠すことができます。

同じシリーズのセット商品を購入することで、造り付け家具のようにリビングの広さ・高さに合わせた壁面収納を設置することが可能です。

【LOWYA:壁面収納テレビ台 50V型対応 木製 幅220】

こちらは見せる収納に最適な商品です。

極端に大きすぎないので、壁面収納特有の圧迫感をそれほど感じないでしょう。

リアルな木目調とアシンメトリーなデザインがテレビまわりの空間をおしゃれにムードアップしてくれますよ。

DVDやゲームといった機器もお気に入りのものを飾るように楽しく収納できるでしょう。

バランス良く配置するととてもおしゃれな仕上がりになります。

DIYで簡単テレビ台!

インテリアに馴染みそうなテレビ台がなかなか見つからないときには、テレビ台をDIYしてみることをおすすめします。

簡単なDIYをご紹介します。

今回は、「レンガで作るテレビ台」をご紹介します。

材料は、「木材の棚板」と「レンガ」だけです。

「木材の棚板」はレンガの大きさによって異なりますが、奥行を45cm程度のものだと少し余るぐらいになるでしょう。

横幅は、好みになりますが「90cm」程度あると少し余裕があるでしょう。

この棚板を2枚用意します。

レンガは16個用意します。

それでは、作り方をご説明していきます。

棚板の左右端に、片方縦並びに2個置き、2段積みにレンガを配置します。

その上に棚板を1枚置きます。

置いた棚板の端にレンガを、先程と同じように配置していきます。

このようにすることで、2段分の収納スペースが確保できます。

配置したレンガの上にもう1枚の棚板を置き、テレビ台の完成です。

少々不安定に感じることもあるので、棚板の左右に重しになるようなものを置くといいでしょう。

この置くものをスピーカーにして、テレビ台をコーディネートするとおしゃれですね。

テレビ台を置かない!壁掛けですっきりインテリア

これまでテレビ台を使うことを前提としたお話をしてきましたが、テレビ台を置かないこともひとつの方法です。

テレビ台を置く必要がなくなるので、その分お部屋のスペースを有効に使えるようになりますよ。

メーカーにもよりますが、液晶テレビを壁掛けにした奥行きは20cm程度になり、かなりすっきりした印象で、おしゃれ度もグンとアップします。

さらに、ごちゃつきやすい配線コードを壁の中に隠すことができるのも大きなメリットです。

また、壁掛け用の専用金具でテレビがしっかりと固定されるので、地震のときに落下したり倒れる心配が少なくなります。

すっきりとしたインテリアコーディネートがしたい方には、おすすめの方法です。

一般的な家の壁であれば、ほとんどの壁面に取り付けが可能です。

ただし、壁の下地が石こうボードの場合はテレビをつけるには強度が不足しているため、壁の補強が必要になります。

テレビ台まわりをおしゃれにコーディネートするポイント

最後に、テレビ台まわりをおしゃれにコーディネートするポイントをお伝えします。

ちょっとした一工夫で、インテリア全体が良い感じにまとまりますよ。

〇どんなテレビ台とも相性の良いグリーンを置く

テレビ台のサイドにスペースがあったら鉢植えのグリーンを置くとその場がパッと明るくなります。

また、スペースがない場合にも、テレビ台の上に小さなグリーンを置いてみると良いでしょう。

〇目に入ると気分が良いアイテムを置く

お気に入りのポスターや照明など、お気に入りアイテムを飾ってみましょう。

多くを飾るとごちゃついてしまうので、控えめに飾ることがポイントです。

〇何も置かない

小さな子供がいるご家庭や、つい「ちょい置き」をしてしまうという方は何も置かないことをおすすめします。

ちょい置きをする癖があると、そのまわりにどんどんものが増えてしまうこともあります。

あえて何も飾らず、すっきりと洗練されたコーディネートを保つのもアリですね。

テレビ台の選び方の基本でインテリアがしっくり!

テレビ台の選び方は、リビングの広さや過ごし方も関係しています。

選び方の基本を守ることで、アンバランスなインテリアになることが避けられるでしょう。

お気に入りのテレビ台を取り入れて、リビングがさらに癒しの空間になると良いですね。

また、テレビ台をDIYすることは意外にも簡単ですが、その仕上がり雰囲気は素敵なものです。

ぜひチャレンジしてみてください。