3Kの間取りの部屋に、どんなイメージをお持ちでしょうか。
3DKや3LDKと、大きさや間取りなど、どう違うのか疑問に思っている方もいるでしょう。
この記事は、3Kのメリット・デメリットなどの特徴を踏まえて、オススメのインテリアアレンジやレイアウトをまとめてみました。
今実際に3Kに暮らしている方も、これから引っ越しの予定がある方も要チェックです!
3Kの間取りのメリット!
K=キッチン(台所)と3部屋の居住スペースがある間取りです。
キッチンは明確な規定はありませんが、大体2~4畳ほどの広さになります。
そして、LDK(リビングダイニングキッチン)やDK(ダイニングキッチン)のように、ダイニングテーブルを置いて食事をするスペースがありません。
料理をするだけの独立型キッチンです。
そのため、インテリアとしてどのように家具を配置し、収納をどのようにするのかを考える必要もあるでしょう。
また、3Kは調理をする際に生じる煙や匂いが、他の部屋に伝わりにくいといったメリットがあります。
部屋全体は、40平米~60平米が多いですね。
3Kは新しい物件ではあまりないですが、築年数の古い団地やマンションにはよくある間取りです。
最近はリノベーションされて、室内がきれいな物件もたくさんあります。
しかし、リノベーションされていない場合、設備などの古さが気になるかもしれません。
それでも、広さの割に家賃が比較的安い物件も多く、子育て世代のファミリー層にも人気があります。
夫婦2人暮らしや、友人同士のルームシェアにもオススメです。
3Kでも間取りは様々!ライフスタイルに合わせて選ぶ
1口に3Kと言っても、色々なタイプがあります。
台所を中心として囲むように部屋があるものから、縦型に部屋が並んでいるものなど、物件によって異なります。
どのような部屋を選んだらいいのか、迷ってしまいますね。
広さももちろんですが、部屋の作りによって住み心地は左右されます。
キッチンなどの共有スペースに部屋が直結しているタイプですと、独立性が高くなります。
プライバシーも保たれますので、自分の時間を重視する方や、友人同士のルームシェアにもオススメです。
引き戸などで部屋を仕切るタイプですと、共有スペースや部屋へ行く場合、他の部屋を通らなければならないということがあります。
ただ、引き戸やふすまを外してしまえば、自分たちのライフスタイルに合わせて、部屋をアレンジできるというメリットもあります。
住む人達の関係性によって、選ぶ間取りも大きく変わってきます。
「誰と住むのか?」
「何人で住むのか?」
「どんなインテリアの部屋にしたいのか?」
こうしたことについて、一緒に住む人達と相談してみましょう。
3Kはインテリアが難しい間取り?工夫次第で住みやすくなる
3Kは1部屋があまり広くないことも多く、思ったより狭く感じられることもあるでしょう。
せっかくお気に入りのインテリア家具を置きたいのに、スペースがないためにあきらめてしまうことがあるかもしれません。
例えば、家族団らんのためにソファを置きたいのに、小さなソファしか置けないという問題があるとします。
そんな時には、引き戸やふすまを外せるなら外してしまい、大きい部屋に変身させてしまいましょう。
縦長の部屋は、引き戸を外すだけで一気に開放感が出て、あっという間にリビングダイニングの出来上がりです。
キッチンで料理をしながら、子供の様子を見たり、ソファにいるご家族と会話をすることもできます。
置ける家具の選択肢が多くなるので、インテリアの幅も広がりますね。
自分の好きなように、間取りをカスタマイズしてしまいましょう。
また、家具の置き場所が難しいのは、部屋の広さの他に「壁が少ない」という理由もあります。
引き戸で部屋が仕切られている場合は、引き戸を壁に見立てて家具配置をする方法があります。
実際に暮らしてみると、「テレビはこっちに置いたほうがいいかも」などと思うかもしれません。
色々と模様替えをしてみて、どのインテリアが1番しっくりくるか、試してみるのも楽しいものです。
3Kの間取りをどう使う?
3Kは、2人暮らしからファミリーまで住んでいる方は様々ですが、間取りのレイアウトは、1部屋をリビングにして、残り2部屋を居住スペースにされている方が多いと思います。
荷物の多い方は、思い切って1部屋を収納部屋にしてみてはいかがでしょうか。
普段使わないキャリーケースなどの旅行用品や、アウトドアグッズなどの大きな物の荷物置き場になります。
洋服の多い方は、ハンガーラックや衣装ケースを用意して、季節外の衣服を片付けることも可能です。
棚を置いて、買い置きした飲料水や日用品のストック場所としても使えます。
または、友人や知人の来客が多いのなら、「泊まってもらう客室としてキープしておく」という方法もあります。
さらに、小さなお子さんがいる家庭ですと、子供の遊び場も欲しいですよね。
和室はキッズスペースにするのにピッタリです。
収納するためのインテリア家具も、子供の目線の高さくらいの棚を置くと、お子さん自身でもおもちゃなど片付けやすくなります。
フローリングに比べますと、畳は柔らかく、転んでしまっても大きなけがになりにくいので安心です。
遊び疲れて寝てしまっても、そのままゴロンとお昼寝できます。
そして、夜は寝室としても使えます。
お布団を引いて、子供と川の字になってみんなで眠りにつくこともできますね。
3Kの収納&インテリア家具はどうすればいい?
1部屋があまり広くないことが多いので、3Kの間取りの収納は大きな課題ですね。
寝室にベッドを置く場合、収納ができるベッドがオススメです。
ベッド下に1段引き出しがあるだけで、多くの荷物が収納できます。
しかし、引き出しがなくても、ベッド次第では収納が可能です。
もし、ベッド下にデッドスペースがある場合は、荷物を入れたボックスを置くことができるでしょう。
ロフトベッドの場合ですと、ベッド下にチェストや机なども置くことができます。
また、スペースを有効に使うことでインテリアの幅が広がります。
そこで、小柄な方であれば、ベッドのサイズを考えてみましょう。
ベッドのサイズをセミシングルサイズにしてみてください。
このようにすることで、ベッドで占領するスペースが減ります。
スペースを広く取ることで、ごちゃごちゃした印象を与えづらくなるでしょう。
また、インテリアのことも考えて部屋に食事をするテーブルを置きたいと考えているのであれば、バタフライテーブルが便利です。
バタフライの羽のように、両方もしくは片方の天板を折りたたむことができて、デザイン・機能性に優れたテーブルです。
普段はコンパクトサイズで、来客時には広げて大きなサイズと、シーンに応じて使い分けられます。
また、壁を利用して「見せる収納」をすると、利便性があるだけでなく、おしゃれなインテリアとしても有効です。
洋服屋さんや雑貨屋さんのディスプレイを見本にしましょう。
例えば帽子ですが、クローゼットなどに収納すると、結構かさばり場所を取ります。
そこで、壁面収納用のラックを使ってみてください。
インテリアショップでは、壁面収納用のラックがたくさんあります。
100均やホームセンターで、ワイヤーネットやフックを買って、自分でも作ることも可能です。
また、ラックには木製やメタル製など様々な素材がありますので、自分の好みに合わせて選びましょう。
古い物件でもお気に入りのインテリアへ
築年数が古い物件も多い3K。
レトロな雰囲気も素敵ですが、せっかくなら自分の好きなインテリアにしたいですよね。
賃貸でも原状回復できる簡単DIYで、自分だけのお部屋を作ってしまいましょう。
●ウッドカーペット
敷くだけで手軽に床の雰囲気を変えることができます。
下の床を傷つける心配もありません。
特殊加工で木目調をプリントしたものや、天然木使用のものまで種類は様々です。
ネットでも手に入りやすく、安価なのでインテリア初心者にもおすすめできます。
●ふすまリメイク
壁紙を変えることで、グッと部屋の雰囲気が変わるのですが、いきなり大きいスペースから始めると、初心者は失敗する可能性が高いでしょう。
ですから、もっと狭いスペースから始めてみましょう。
オススメはふすまです。
ウォールステッカーやリメイクシートなどを駆使した、「ふすまリメイク」をすることでお部屋のイメージチェンジができます。
壁には使えないような大胆な柄も、ふすまほどのスペースなら、お部屋のアクセントになって、たちまちおしゃれな部屋に生まれ変わります。
手間はかかるかもしれませんが、自分の好きなインテリアに近付けることができるかもしれません。
3Kの間取りは収納から!アイデア次第でインテリアも自由自在
3Kの間取りが思ったより狭いという時には、仕切りを外して、大きな部屋に変えることも可能です。
また、デッドスペースを利用して収納すれば、部屋がすっきりします。
荷物が多い方は、1部屋を収納部屋にしてしまうというのもアリです。
このように収納をすることで、部屋の印象が変わることでしょう。
また、インテリアに関しても、リメイクシートなどを駆使することで雰囲気を変えることができます。
住む人達とどんな部屋にしたいのか相談しつつ、快適なお部屋作りを目指してみてください。