お部屋に絵画を飾って、おしゃれなインテリアづくりをしてみませんか。
なんとなくハイセンスでレベルが高いことのように感じるかもしれませんが、お部屋に絵画を飾ることはそう難しいことではありません。
ポイントを押さえれば、誰でも絵画のあるインテリアを楽しむことができますよ。
絵画の飾り方や選び方を分かりやすく解説しますので、ぜひ実践してみてください。
インテリアに絵画を取り入れることのメリット!
インテリアにこだわっているのに、なんだか物足りないと感じたことはありませんか。
それは、もしかしたら壁面のせいかもしれません。
お部屋の面積の多くを占める壁が殺風景であると、どうしても寂しい印象のインテリアになってしまいます。
そんなとき、絵画を取り入れてみてはいかがでしょうか。
絵画は高価であるイメージが強いですが、複製画であればリーズナブルな価格で購入することができますよ。
殺風景な壁に絵画を使って彩りを加えることで、お部屋で過ごす時間がさらに有意義なものになるでしょう。
絵画には、ストレスを軽減させる効果があり、癒しの効果も期待できます。
また、普段からキレイなものやおしゃれなものを目にする機会があると、自然と感性が磨かれていきます。
それは大人も子供も同じであり、絵画から養う感性はあらゆる場面で役立つことがあるかもしれません。
それでは、そんな絵画をどのようにインテリアに取り入れたら良いのか、次項から考えていきましょう。
絵画はどのように飾る?額縁の選び方・使い方
この項では、絵画をおしゃれに飾る基本的な方法についてお話しします。
一般的に、絵画は「額縁」に入れて壁に掛ける方法で飾ることが多いです。
壁にフックを取り付け、額縁の裏にある紐を引っ掛けるだけで良いので、最も簡単な方法でもあります。
額縁とは、絵画を入れて飾るための枠のことで、シンプルなものやデコラティブなもの、木枠やアルミフレームのものまでさまざまな種類があります。
どんな額縁を使うかによって見栄えが異なり、インテリアの印象も変わってきます。
飾りたい絵画が決まったら、そのサイズに合わせて額縁を選びましょう。
絵画とぴったりのサイズの額縁を選ぶのも良いですが、ひとまわり大きめのサイズの額縁を選び、「マット」と組み合わせて使うのも良いでしょう。
マットとは、作品と額縁の間の余白を埋めるパーツで、作品の品格を高めてくれる効果があります。
額縁と組み合わせて使うことで上品な印象になり、マットの色や幅によっても見栄えがガラリと変わります。
一方、限られたスペースに絵画を飾るときは、マットを使わずにジャストサイズの額縁を使うほうが良いかもしれません。
マットを使用しないと、スッキリとした印象になります。
飾る場所によって、使い分けてみてください。
絵画をおしゃれに飾るポイント!バランスは慎重に
次に、壁面に絵画を飾るときの注意点についてお話しします。
絵画を一つ飾るだけでもインテリアのポイントになり華やかな印象になりますが、バランスが悪いとどこか落ち着かない空間になってしまうこともあります。
そこで、飾り方のポイントをいくつか挙げてみます。
■絵画を飾る位置
絵画を飾る高さはとても重要です。
高すぎても低すぎてもバランスが崩れてしまうので、基本的には、視線の高さに合わせて飾るようにしましょう。
美術館などでは、床から絵までの中心の高さをだいたい140~150cmに設定することが多いです。
■絵画のサイズ
空間に対して、上下左右の余白がバランス良く保てるようにしましょう。
絵画のサイズを慎重に選び、飾る数にも気を配りましょう。
■バリエーション
壁面、家具ともに落ち着いた色であれば、少々賑やかな絵画でもお部屋にマッチするでしょう。
ただし、似通ったテイストの絵画ばかりを並べてしまうと、退屈なイメージのインテリアになってしまうことがあります。
■飾りすぎない
多くの絵画を飾りたい場合は、一面の壁のみにまとめましょう。
空いている壁すべてを埋めてしまうと、視覚から入る情報が多すぎて落ち着かない空間になってしまいます。
これらの点に注意して絵画を飾れば、失敗が少なく、おしゃれなインテリアづくりができるでしょう。
おしゃれなインテリアにするための絵画の選び方
さて続いては、絵画の選び方についてお話しします。
インテリアショップやギャラリーに足を運んだり、ネット通販を覗いたりすると、おしゃれな絵画をたくさん目にすることでしょう。
しかし、お気に入りの絵画をむやみやたらに飾ってもチグハグな印象になってしまいます。
では、どんな点に気を付ければお部屋にぴったりの作品を選ぶことができるのでしょうか。
まずは、どんな雰囲気のお部屋にしたいのかじっくり考えてみてください。
例えば、彩りを加え華やかな印象にしたいお部屋には、色彩豊かでダイナミックな作品がおすすめです。
また、落ち着いた雰囲気にしたいお部屋には、モノトーンの色調や落ち着いた印象の作品も良いでしょう。
お部屋の理想のイメージを膨らませると、それに合った絵画が選びやすくなるはずです。
もし、それでも悩んでしまう場合には、お部屋のテーマを決めてみるのも一つの方法です。
ダイニングであれば、「食」をテーマとしてフルーツなどをモチーフにした絵画を選ぶのも良いですね。
インテリアに取り入れやすい!抽象画アーティストの絵画
ここからは、さまざまなテイストの絵画を見ていきましょう。
この項では、インテリアに取り入れやすい抽象画に注目して、世界で高い評価を得ている作品をご紹介します。
【Leise Dich Abrahamsen(ライゼ ディッチ アブラハムセン):Yellow print(イエロープリント)】
身近なものや出来事をモチーフとして、独創的な世界観で表現された作品が多くあります。
イエロープリントは、植物が題材とされていて、シンプルながら黄色と黒のコントラストが目を惹く作品です。
【Rex Rey(レックス・レイ):Samba one】
現代アートのようなスタイルとポップなカラーリングが特徴の作品です。
ヒモ付きで販売されているので、すぐにインテリアに取り入れることができます。
【Sarah Martinez(サラ・マルティネス):Indigo Abstract No.1】
植物、小石、鳥の羽などの自然からのインスピレーションによって生み出された作品です。
色使いが美しく、この絵画を1枚飾るだけで華やかでおしゃれなインテリアになるでしょう。
有名アーティストの絵画でおしゃれなインテリアづくり!
最後にご紹介するのは、多くの方が一度は耳にしたことがあると思われるアーティストの絵画です。
【Jean-Michel Basquiat(ジャンミシェル・バスキア】
手書きの落書きのような絵画で、世界中から注目されているアート作品です。
シックで落ち着いたモダンなお部屋にも、この作品を取り入れれば遊び心たっぷりのおしゃれなインテリアになるでしょう。
【Andy Warhol(アンディ・ウォーホル】
ポップなアートで有名な彼のアートを、インテリアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
どれもインパクトのある作品なので、一枚飾ってお部屋のポイントにするのも良いですね。
【Oliver Gal(オリバー・ガル)】
姉妹によって立ち上げられたブランドであり、アメリカのドラマに登場して以来一躍有名になりました。
女性ならではのセンスで、ポップに軽快なイメージを表現している作品です。
上品さを兼ね備えながら、壮大なスケールで仕上げられています。
お気に入りの作品を飾ってみよう!
お部屋に絵画を飾ることは少し難しいことのようにも感じますが、全体のバランスに気を付けるとまとまりのあるインテリアとして仕上げることができます。
今回は、壁に飾る方法を取り挙げてご紹介しましたが、スツールの上に置いたり、床に直接置いて壁に立て掛ける飾り方でも良いのです。
絵画が1枚あるだけでお部屋が華やぎ、いつもの空間が特別なものに変わるでしょう。
ぜひお気に入りの一枚を見つけて、気軽に飾ってみてください。