造花のあるインテリアに、あたたかみや華やかさを感じる方は多いのではないでしょうか。
できるだけおしゃれに飾って、ステキなインテリアにしたいですよね。
造花のおしゃれな呼び方から、おすすめの飾り方など、造花がもっと好きになるかもしれない情報をお伝えします。
ソープフラワーについてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
インテリアに飾る造花の選び方
枯れない造花は、生花よりも長期間飾ることができます。
安くて気軽に飾れますし水換えも必要ないので、楽に飾っておけるというのも嬉しいポイントです。
しかし、色あせしたり劣化しないように高温多湿の場所を避けて飾る必要があり、定期的にホコリを払うなどお手入れも必要となってきます。
まずは、造花の選び方を簡単にご紹介しましょう。
●インテリアをイメージしながら選ぶ
色合いや雰囲気が、お部屋と合うものを選びましょう。
いくつかの造花を飾るなら、メインとなるカラーを決めて、それに近い色で揃えていくと統一感が生まれます。
緑(フェイクグリーン)も取り入れると色味が引き締まるでしょう。
●飾り方を考えて選ぶ
造花を買ったままの状態で飾るのか、それともハーバリウムを作るのか、あるいは天井から吊るすように飾るのかイメージしてから選びましょう。
ハーバリウムというのは、花や緑を小瓶の中に標本のように浮かべて作る雑貨です。
ミネラルオイルやシリコンオイルに浮かんでいる様はとてもおしゃれで、プレゼントとしても人気があります。
花瓶に入れて飾りたいなら茎付きの造花、ハーバリウム用なら容器の大きさに合った造花、天井から吊るしたり木枠に付けるならやわらかみのある造花など、目的に応じて使い分けることが必要です。
造花のおしゃれな呼び方
造花には、たくさんのおしゃれな呼び方があることをご存知でしょうか。
インテリアフラワー、アートフラワー、フェイクフラワー、シルクフラワー、アーティフィシャルフラワーなどの言葉をどれか、聞いたことがあるかもしれませんね。
インテリアフラワーという呼び方は、ディスプレイ用の造花やアレンジメントした造花を指し、インテリア業界で使われることが多いです。
アートフラワーというのは、ある料理研究家の方が生み出した造語です。
一つの工芸のジャンルを指す場合もあれば、造花に使う布の染色から手掛けて作り上げられる芸術的な工芸品そのものを指す場合もあります。
フェイクフラワーは「作り物」という意味の「フェイク」を使っていることから分かるように、そのまま「造花」という意味で使われます。
ただし、偽物というニュアンスを感じさせるので、避けられる場合もあるようです。
シルクフラワーやアーティフィシャルフラワーは、フラワースクールやお花メーカーで使う言葉で、「造花」という言葉の持つネガティブなイメージを感じさせない呼び方です。
「造花」と聞くと、「安っぽい」「いかにも偽物」という商品を思い浮かべる方もいるのです。
造花は安っぽい?高級感あふれる造花も増えている
「造花は安っぽく、本物のお花とは似ても似つかない」と思っている方もいるのですが、最近ではおしゃれな造花が増えてきました。
細部にわたって繊細に作られていて、造花だと言われるまでは気が付かないような、生花そっくりの商品もあります。
さきほどご紹介した「アーティフィシャルフラワー」という言葉で検索すると、花びら一枚一枚の色合いが微妙にちがう造花の画像を見ることができます。
あえて色褪せた雰囲気の商品なら、シャビーシックなインテリアコーディネートにぴったりです。
チューリップなどの、比較的造花だと分かりやすいようなお花も、ハッとするほど本物そっくりな商品が販売されています。
いい香りがただよってきそうなほどリアルに作られた「アーティフィシャルフラワー」の中には、消臭・抗菌・抗ウイルス効果などにこだわった商品もあり、インテリアに取り入れるのにぴったりです。
もちろん、「アーティフィシャルフラワー」「シルクフラワー」として販売されていても安っぽく見える商品はあります。
同じ商品だとしても、美しさに感嘆する方もいれば、もっとクオリティの高いものを思い描いてがっかりする方もいるでしょう。
造花に一工夫!おしゃれにインテリアコーディネート
造花をおしゃれに飾るためには、少し工夫をすることが大切です。
束になって売られているものは、一度ほどいて数本だけで使ったり、造花に立体感を出すために花束の縦の位置をずらして束ねなおすことができるでしょう。
少しランダムに束ねるとナチュラル感が増します。
また、茎にあたる部分が長く作ってあるピックタイプの造花は、ピック部分が見えないように短くカットして飾ってもかわいらしいです。
まるで、摘んできてそのまま置いてあるかのように、花瓶にささないで飾っておくのもいいでしょう。
おしゃれな飾り方としては、お気に入りの雑貨と雰囲気の合うものを選んでインテリアコーディネートしたり、鉢やボトルで飾ることなどがあります。
ワイヤーネットで壁面収納する際に飾る方もいますし、照明レールに飾る方もいます。
照明レールに飾る場合は、熱で変形しないように注意が必要です。
ライトに直に当たらないように気を付けて飾りましょう。
インテリアをおしゃれに見せる造花の飾り方
100均ショップの造花は年々クオリティが上がっていて、種類も多いですし、季節感を感じさせるお花が多いです。
ショップに入るとすぐに目につくところに、造花が陳列されているのを見たことがあるのではないでしょうか。
陶器の入れ物や木箱に入った造花も販売されていることがあります。
100均ショップやネット通販などで手に入る安い造花で、おしゃれな飾り方ができれば、インテリアコーディネートに大いに役立つでしょう。
大きめの花瓶に飾るときは、造花の量と色合いに注意してみてください。
100均ショップでの並べ方を想像していただくと分かりやすいですが、たくさんの造花を組み合わせることで、一つ一つの粗が目立たず華やかになります。
造花の種類も一つではなく、いくつかの種類を組み合わせてフェイクグリーンで引き締めながら飾れば、贅沢な雰囲気を演出することができます。
また、細くて小さめの小瓶をいくつか並べて造花を一輪挿しにして、さりげなく飾るのもステキです。
いい香りの造花!ソープフラワーとは
じわじわと人気が高まってきたソープフラワーは、石鹸で作られている造花のことで、アロマのような香りがします。
おしゃれな見た目や香りだけを楽しむのではなく、実際に入浴剤や石鹸として使えるものもあります。
本物のお花とそっくりなソープフラワーもありますので、好きな香りのものを選んでみてはいかがでしょうか。
「見た目は好きだけどにおいがキツくて苦手…」と思っていたお花を飾りたいなら、こうしたソープフラワーがおすすめです。
飾るだけではなく、花びらをバラバラにして袋やガラスポットに入れて、ポプリとして楽しむこともできるでしょう。
ただし、石鹸なので水分には弱いです。
布でできた造花以上に、高温多湿なところには注意しなければいけません。
また、繊細に作られているため、引っ張ったり衝撃が加わったりすると、見た目の美しさが損なわれてしまう可能性があります。
インテリアに取り入れるときは、飾る場所に注意してくださいね。
造花をおしゃれに飾ろう!
造花はお手入れが簡単で、生花よりも長く楽しむことができますし、本物と見ま違うばかりのリアルな商品が増えています。
既製品をカットしたり束ね直したりしてアレンジするのもおすすめです。
ハーバリウムにしたり、壁面収納にプラスしたりと、さまざまな活用法があります。
清潔感ある香りで芳香剤としても使えるソープフラワーを選ぶときには、湿気の多い場所に置かないようにするなど、長持ちするような飾り方に気を付けてください。