ダサい部屋はもう卒業!簡単アレンジで「男前インテリア」に

最終更新日:2019/05/07

男女問わず、近年人気を博しているスタイルと言えば「男前インテリア」ですよね。

武骨でワイルドなイメージですが、どこかスタイリッシュで落ち着いた雰囲気に魅了されます。

この記事では、そんな男前インテリアへとお部屋をアレンジしていく方法をご紹介します。

さらに、手軽なリメイク術などもお伝えしていきますから、DIY初心者の方はぜひ参考にしてみてください。

クールでかっこいい!男前インテリアの基本を学ぼう

「男前インテリア」と聞いて、いまいちピンとこない方のために、どのようなインテリアスタイルなのかご説明していきましょう。

男前インテリアは、その名の通り「男らしさ」を表現したスタイルです。

洗練された空間の中に、ジャンクなオールド感をプラスしながら仕上げていきます。

カテゴライズ的には、インダストリアルインテリアやブルックリン風インテリアと近しいかもしれませんね。

具体的なポイントとしては、

①ダークトーンでまとめる(ブラックやブラウン、ダークグレー、モスグリーンがおすすめ)

②ダメージ風アイテムを取り入れる(古材やユーズドレザー、ブラックアイアン、パイプを多用する)

③タイポグラフィーアートをレイアウトする(バスロールサインやナンバープレートなど)

④グリーンでアクセントを加える(観葉植物や多肉植物で、抜け感を演出していく)

などといったところでしょうか。

お部屋を男前風にアレンジしていくのであれば、上記のポイントを押さえておきましょう。

それでは次項から、男前インテリアに改造するためのプロセスをご紹介します。

お部屋の壁紙をアレンジ!男前インテリアにおすすめのパターンは?

お部屋のイメージを大きく変えていきたいときには、壁紙に工夫をしてみましょう。

全ての壁紙を張り替えていくのは大掛かりな作業になってしまいますから、一面のみでも構いません。

こうして壁紙の一面だけを目立たせるアレンジテクニックは、「アクセントクロス」と呼ばれています。

賃貸物件の場合には、剥がせるウォールステッカーなどで対応してみてください。

男前インテリアにおすすめな壁紙パターンは、以下の三つです。

●コンクリート調

打ちっぱなしのコンクリートパネルが理想です。

リアルなプリントのものだと、より武骨なテイスト感が高まります。

●レンガ調

レトロな雰囲気をプラスできるのが、レンガパターンです。

凹凸やザラつきのあるタイプを選べば、本格的な仕上がりとなります。

●木目調

古材チックな木目調や、ヘリンボーン柄(V字を組み合わせた柄)、パーケット柄(寄木細工柄)になっているものがいいでしょう。

実際に、本物の木材を敷き詰めてみるという方法もあります。

男前風ファブリックでお部屋を簡単アレンジ!

カーテンやラグなどのファブリック類は、ダークトーンで揃えれば失敗しにくくなります。

モノトーン系だとクールな印象が強まり、ブラウン系だと少しあたたかみのあるレトロな空気感になるでしょう。

お部屋にアクセントが欲しいときには、ソファの上にマルチカバーやブランケット、クッションを取り入れます。

ここでは、あえて柄物をチョイスすることをおすすめします。

男前インテリアなら、ストライプ柄やネイティヴ柄を選んでみてください。

ネイティヴ柄(ネイティブアメリカン風の民族柄)には、さまざまなテキスタイルがあります。

素材においては、風合いのあるコットン生地や、カジュアルなデニム生地などが適しています。

フリンジがついているものだと、よりラフなテイストになりますね。

古材風の木製家具やブラックアイアン、パイプなどのアイテムにもよくなじみますので、大変おすすめです。

ファブリックをアクセントにするワンポイントアレンジで、男前インテリアを格上げしていきましょう。

男前風のお部屋には欠かせない!?アクセントアイテム紹介

壁紙やファブリックで男前風にアレンジできたなら、お部屋の統一感を出していきたいですね。

男前インテリアでは「小物使い」もポイントとなりますから、アクセントになるアイテムを投入していきましょう。

【バスロールサイン風サインボード】

バスロールサインとは、一昔前までアメリカなどでバスの行き先表示として使われていたものです。

英字の羅列がスタイリッシュな雰囲気を醸し出します。

サインボードではなく、タペストリーでも取り入れることができます。

【ケーブルドラム】

糸巻きのような形状をしている木製ドラムのことを、ケーブルドラムと言います。

男前インテリアでは、平面の部分をテーブルとして利用したり、ディスプレイスペースとするのが定番です。

【リメイク缶】

不要になった空き缶をDIYで男前風にアレンジしてみましょう。

小物入れとして活用したり、多肉植物の寄せ植えをすることもできます。

簡単なリメイク方法は、次項でご説明していきます。

空き缶をリメイク!男前風にアレンジして再利用

ご自宅にいらない空き缶が余っていたら、男前風にアレンジしてみましょう。

ここでは、「デコパージュ」というリメイク術を取り入れていきます。

※デコパージュとは…専用のりを使用し、ラベル(プリント用紙)を貼りつけていく手法です。

<用意する物>

・空き缶
・刷毛(数本)
・プライマー
・アクリル絵の具(黒)
・自作ラベル(※インクジェットプリント不可)
・デコパージュのり
・サンドペーパー
・つや消しニス

<作業手順>

①空き缶にプライマーを塗っていく

プライマーとは、絵の具をのせやすくするための下処理剤です。

②黒のアクリル絵の具を重ね塗りする

今回はベースカラーに黒を選びましたが、お好きな色を用意していただいて構いません。

③柄となる自作ラベルの裏側にデコパージュのりを塗る

自分でラベルをつくり、プリントアウトしておきます。

数字や英字など、スタイリッシュなデザインにしてください。

④空き缶に自作ラベルを貼る

⑤サンドペーパーでフチなどをこする

かすれ加工をしてヴィンテージ感を演出します。

⑥つや消しニスを塗って完成

マットな仕上がりにすれば、男前風なお部屋にもぴったりでしょう。

木製家具を男前風にアレンジする方法!

男前インテリアには、ヴィンテージ感あふれる古材家具がマッチします。

しかしながら、「家具を買い替えるのは面倒」「なるべく出費は抑えたい」という方も多いはずです。

また、既製品の木製家具には、テカテカとたっぷりニスが塗られていることもあるでしょう。

これではオールドテイストな男前インテリアから浮いてしまうので、リメイクすることをおすすめします。

まず、サンドペーパーなどを使い、表面のニスを剥がしていくだけでも、ナチュラルな質感になる可能性があります。

意図的にキズやへこみをつけながら、使い古したような雰囲気をアピールするのもいいですね。

そこへお好みで、ヴィンテージワックスを塗ってみてください。

カラーリングは、深みのある「ウォルナット」や「エボニーブラック」がおすすめです。

木製家具にワックスを塗り込み、ウエス(布)で拭いていくだけで味わいのある風合いに仕上がります。

また、収納家具においては、扉部分の取っ手をつけ替えてみましょう。

ブラックアイアンの取っ手をチョイスすれば、男前風のお部屋に合います。

簡単な作業で済みますから、お手軽なアレンジ方法と言えますね。

男前インテリアでクールに決める!

男前インテリアを取り入れるなら、遊び心あふれる空間に仕上げていきましょう。

今回ご紹介したアレンジ方法やリメイク術などを組み合わせ、オリジナリティをアピールしてみてください。

壁紙やファブリックで大まかな雰囲気を変え、小物使いで統一感を演出します。

家具や雑貨をリメイクしながら、あなたならではのこだわりを詰め込んでみましょう。