アジアンのテイストを取り入れると、南国のリゾートホテルのような部屋になります。
インテリアでは、自然素材で編み込まれたソファや天蓋付きベッドなどが、リゾート気分を高めてくれます。
自然素材は、見た目が似ているのですが、耐久性などの特徴は異なります。
それぞれの素材の種類や特徴、「ストリングカーテン」などの、アジアンテイストインテリアの取り入れ方をまとめました。
アジアンテイストとは?自然素材の種類と特徴
アジアンテイストには、バリ島、タイ、ベトナムなどの雰囲気や要素が、インテリアに取り入れられています。
同じ濃い目のブラウンの素材でも、自然素材の種類や特徴がそれぞれあるのでまとめてみました。
・ウォーターヒヤシンス
「ホテイアオイ」という水草の植物の茎を乾燥させて、ロープ状に編み込まれています。
手触りが柔らかく、ササクレが出来にくいので、小さなお子様やペットの怪我の心配が少ないと言われています。
色ムラが特徴の素材なので、汚れや日焼けが目立ちにくい利点があります。
・ラタン
「ラタン」は、日本の名称では「籐」になります。
人工的に作られた「シンセティックラタン」は、耐久性が非常に強く、100%リサイクルが可能です。
紫外線や雨に当たっても、色落ちがほとんどないので、屋内外のリゾートホテルで使用される事が多くなっているようです。
・バンブー
「バンブー」は、日本の名称では「竹」になります。
繊維が強いので、建材、インテリア、雑貨などへの加工に多用されています。
滑らかな質感と艶があるのですが、乾燥と冬の時期の虫食いに注意が必要です。
木製素材のアジアンインテリア!主な種類と特徴
木製素材のアジアンインテリアは、色味が深く風合いがエキゾチックです。
TVボード、テーブル、チェストなどに多く使用されていて、「ルーバー」の直線による並行ラインのデザインが特徴です。
主な木製素材の種類と特徴をまとめました。
・チーク
世界三大銘木のひとつと言われ、くっきりした年輪と流れるような木目が美しい無垢材です。
耐久性が優れており、年数が経つにつれ、艶や輝きを増していきます。
アジアンテイストのインテリアで、多く使用されている素材です。
・マホガ二―
マホガニーも世界三大銘木で、赤みがかった艶と光沢が特徴です。
希少性が高く、高価な木材なので「緑の黄金」とも呼ばれています。
許可が下りた木材しか使用できません。
・ミンディ
流れるような木目は、「チーク」に似ていますが、繊細で艶があるのが特徴です。
職人が、手仕事で丁寧に磨き上げる事により、高級感が増しています。
自然素材のソファ!アジアンテイストを取り入れる
アジアンリゾートホテルでの自然素材のソファは、くつろげて癒されます。
部屋をアジアンリゾートホテル風にする、ソファの素材やタイプ、カラーなどをまとめました。
・ソファのフレームやアーム素材
「アバカ」は、ソファなどのインテリアのフレームやアームに使用されている素材です。
バナナの木の一種で、「フィリピン麻」とも呼ばれています。
日本の名称での「麻」に似た質感でありながらも、光や水に強く腐りにくい性質が特徴です。
日当たりの良い場所に、長時間置かないように注意する必要があります。
・ソファのタイプ
自然素材のウォーターヒヤシンスやラタンなどの、ローソファやデイベットソファの人気があります。
クッションは、やや硬めが多く、デイベットソファで横になる時も沈み込みが少ないです。
・座面のカラーでアジアンテイストを作る
ソファの座面カラーで、テイストの印象も変わります。
くすんだ色味とビビットカラーのファブリックの組み合わせが多いです。
「レッド」の座面は、オリエンタルな雰囲気になりますし、「パープル」は、ラグジュアリーな雰囲気になります。
また、「グリーン」の座面は、森林リゾートのヴィラ風になります。
優雅な天蓋付きベッド!アジアンインテリアの部屋
優雅な天蓋付きベッドを置くと、リゾートホテルのような、アジアンテイストインテリアの部屋になります。
天蓋付きベッドは、優雅な非日常感を味わえるだけでなく、虫除けや空調調節効果もあり、実用的な面があるのです。
・ポール付きタイプ
ベッドの四隅に、2メートル前後のポールが立ち、天蓋が取り付けられています。
ポールの取り外しが可能なタイプもあります。
天井と天蓋の間が20センチ程あれば、取り付け作業がしやすいです。
カーテンも開閉ができますので、就寝時以外は開けると、部屋が狭く感じません。
・吊り下げるタイプ
4点で吊り下げる方法は、1点で吊り下げる方法と同様に、天井にネジなど穴を開けて取り付けます。
1点で吊り下げるタイプは、円形状の天蓋の大きさによって、レースの広がる範囲が決まります。
少しだけ垂らしたい場合は、天蓋がコンパクトなタイプを選びますが、レースの長さに注意が必要です。
レースが、ベッドの側面に十分に垂れ下がっていないと、就寝時の寝返りなどでレースを巻き込んでしまう場合があるので、ご注意ください。
ラグの選び方!アジアンテイストの素材と柄
ラグは、アジアンのテイストの素材と柄を選ぶ事で、エキゾチックな部屋になります。
デザインだけでなく、厚みがあれば防音効果がありますし、埃の拡散を防ぐなどの機能性が優れています。
・竹ラグ
竹ラグは、抗菌や除菌効果だけでなく、防虫効果や消臭効果も高いです。
・平織のラグ
縦糸と横糸を組み合わせて織ったラグになります。
厚みがあるラグは、防音効果がありますが、厚みがなければ効果は少なくなります。
・モンステラ柄
大きな葉が特徴で、ファブリックなどにデザインされている事が多いです。
・キリム柄
幾何学模様のデザインや色合いが、アジアンなインテリアに馴染みます。
・象や大きな花柄など
象や大きな花柄など、大胆な柄が特徴です。
・アースカラーのラグ
大地や植物などの自然物をイメージした、ブラウンやグリーンはアジアンのテイストに合います。
ラグは、無地やストライプ、グラデーションなどもあるので、部屋のインテリアの色合いに合わせるのがポイントです。
ストリングカーテンを活用!部屋をリゾート風にするインテリア
天蓋付きベッドでは、主にレースを使いますが、「ストリングカーテン」は、糸状のディスプレイカーテンになります。
規則正しく並ぶ何本もの糸は、防炎認定を取得した日本製になります。
ストリングカーテンは、アジアンリゾート風にしてくれるインテリアです。
・素材
ポリエステルやレーヨンが多く、サラサラした手触りが好評です。
・カラー
渋めのカラーの単色やグラデーションタイプは、アジアンテイストの落ち着いた雰囲気になります。
・設置の場所
①ベッド側面
間仕切りとして付けても圧迫感がありませんし、アジアンリゾートホテル風になります。
②部屋の入口など
「のれん」として、ストリングカーテンを活用する方法もあります。
・取り付け方
「カーテン」として活用する場合は、既存のカーテンレールを使用します。
その他の場所では、突っ張り棒などを使うと、傷つける事なく取り付けられます。
機能性も優れている!アジアンテイストのインテリア
アジアンテイストの部屋には、自然素材を職人が手仕事で編み込んだインテリアが多く使用されます。
竹ラグの防虫効果では、水虫対策になると言われるほど、機能性にも優れているのです。
アジアンテイストと言っても、カラーや柄によって、部屋のイメージは変わります。
ゆったりくつろげて癒されるアジアンテイストの部屋作りの参考にしてみてください。