ゆっくり落ち着けるソファ、愛着のあるテーブル、一目惚れのカーテンなど、選りすぐりのアイテムでコーディネートしたお部屋。
そんなお気に入りのインテリアを作り上げている方もいることでしょう。
そして、インテリア作りにとても重要なアイテムが、照明です。
ここでは、照明の種類を始め、それぞれの特徴をご紹介していきます。
ワンランク上の、おしゃれなインテリア作りに挑戦してみましょう。
インテリアをおしゃれに見せる照明
私たちの毎日に欠かすことのできない照明。
すでに皆さんも照明器具はお使いでしょう。
それを「おしゃれに」と一口に言っても、とても抽象的ですよね。
ネット検索で「おしゃれ 照明」などと調べても数百万件がヒットするなかで、「結局どれが良いのか分からない」、という方も多いのではないでしょうか。
おしゃれな照明選びの際には、まず2つのポイントを押さえてみましょう。
①デザイン
②光の量・種類
それぞれの家庭環境で必要な光量・種類は変わってきます。
デザインで選ぶのはもちろん大切ですが、「生活がしづらくなり結局元の照明に戻した」などとなっては、せっかくのチャレンジがもったいないですよね。
しかしながら、インテリアをおしゃれに見せるためには、照明の光はとても重要です。
ぜひ2つのポイントを踏まえて、照明を選んでみてください。
色々な照明器具の中から、今回は基本的な引掛シーリングで使用できる照明と、置き型の間接照明を中心に、照明の選び方と光の使い方を提案していきます。
空間を広く見せるシーリングライト
量販店の照明コーナーでよく見かけるのが、丸いカバーがついたシーリングライトですね。
天井により近い場所に取り付けるため、空間がすっきりして広く見えます。
これは、日本の狭い住宅環境にとっては大きなメリットです。
しかし、おしゃれという意味では、雰囲気を出しにくいアイテムでもあります。
理由の1つは、高い場所から明るく照らすため、部屋が均一に明るく照らされ、陰影がつきづらくなってしまうことです。
その結果、空間にメリハリがつかず、のっぺりとした印象になってしまいます。
また単純に、ライトそのもののデザインが機能的に感じられてしまうことも理由の1つです。
そんなシーリングライトですが、最近では和紙を使ったり木目調で縁取られた温かみのあるものや、デザイナーがデザインしたインテリア性の高いものも多くなってきています。
また、調光・調色機能が充実したものも多くなってきていますので、おしゃれにしたいと思いつつも作業などのために光量が欲しい時もある、という方にはこちらのシーリング照明がおすすめです。
インテリアに合ったシェードを選ぼう!ペンダントライト
ホームセンターの照明コーナーでほかにもよく見かけるのが、ペンダントライトです。
天井から吊り下げて使用するため、照明の高さによって照らす範囲が変わります。
高い位置にすると広い範囲を明るく照らしてくれて、低い位置にすると光を重点的に集めることができるため、陰影をつける効果もあります。
また、照らす範囲が狭いほど、陰影は濃くなります。
ペンダントライトのシェードはとても種類が多く、インテリアに合わせて多くの選択肢の中から選ぶことが可能です。
シェードの素材によって、光の広がり方が変わるのも面白いところです。
より狭い範囲を照らしたい方や、手元はしっかりした灯りが欲しいという方には、ホウロウなど光を通さずにシェード内で反射させるものがおすすめです。
かわって部屋全体を照らしたい方には、布など光を通す素材で作られたものが良いかもしれませんね。
また、今では電球の種類も豊富になってきていますので、LED電球や白熱電球、色合いなどでもおしゃれを楽しむことができます。
最近ではDIYする方法も多く紹介されているので、既製品で納得できるものに出会えないという方は、ご自分で手作りに挑戦されても良いかもしれません。
インテリアを演出!照明にシャンデリアを選ぶ
それ自体がアクセントになり、インテリアが華やかになるシャンデリア。
1つあるだけで、お部屋をおしゃれな印象にしてくれます。
しかし、目立つアイテムゆえ、大きすぎると圧迫感を与えてしまいます。
そのためシャンデリア選びでは、他の照明以上に大きさ選びが重要となってきます。
また、おしゃれでありながらも、デメリットも存在します。
デメリットとしては、重さや掃除のしづらさ、電気代などが挙げられます。
これらが気になり、選択肢から外しているという方もいるのではないでしょうか。
たしかに重さがあるものは取付工事が必要になることもあり、現実的に不可能である場合もあるかもしれません。
しかし、最近ではアクリル製の軽いものも増えてきており、掃除の方法などもインターネット上で紹介されていますので、初心者の方でもチャレンジしやすくなってきています。
電気代に関しては初期費用こそかかりますが、白熱電球よりもLED電球を使用することで電気代が抑えられます。
LED電球に関しては、寿命が長いため、交換の手間も減らせるでしょう。
重ねて、電気代や電球の費用が気になる場合には、灯数を確認して購入することもおすすめします。
また、シャンデリアと言えば洋室に合わせるイメージですが、古い和室とも相性が良く、畳・障子・ふすまといったアイテムを生かして、大正ロマン溢れる雰囲気のあるお部屋にすることもできます。
スポットライトでおしゃれなインテリアに
ライトが向いている所だけをピンポイントに照らしてくれるのが、スポットライトです。
ライトを壁などに向けて反射させて光を大きくしたり、意図的に陰影を作るなど光を変化させて、おしゃれな空間を楽しめるアイテムです。
現在は、一般的な引掛シーリングでも使用できる、シーリングスポットライトというものが販売されています。
1機に4灯前後のスポットライトが列などに配置されていて、例えば、2灯はテーブルに、1灯は観葉植物に、もう1灯は目立たせたいインテリアアイテムになど、それぞれのライトの向きを調整することにより、多灯使いの照明を1機で楽しめます。
最近耳にすることも多い、ヒュッゲスタイルを楽しむのにもおすすめです。
明るさについては、シーリングライトやペンダントライトをお使いの方には、暗いと感じることも多いようです。
そのため、購入の際には、お部屋の使い方に合わせて、必要な明るさを確保できるかを確認することをおすすめします。
また、こちらの照明も、ものによっては重いものもありますので、購入の際にはシャンデリア同様重さに注意してください。
間接照明で手軽におしゃれなインテリア作り
色々な制約があり、天井照明を変えるのは難しいという方もいらっしゃるかと思います。
このような方におすすめなのが、スタンドライトなどの間接照明です。
コンセントさえあればすぐに使え、設置場所も制限されないため手軽に使用でき、インテリアをおしゃれに底上げしてくれるアイテムです。
また、間接照明を置くことによって、複雑な陰影が立体感を生み、お部屋を広く見せる効果もあります。
その場合には、高さを高く見せたい時には上に広がる光、奥行きを広く見せたい時には横に広がる光を利用するなど、お部屋に合った使い方がおすすめです。
それでも空いているスペースが無いという方には、テレビの裏やテーブルの下などのデッドスペースを利用してみてはいかがでしょうか。
その際には目線が近い場所になりやすいので、光源が直接見えないよう配置をするようにしましょう。
また、ぼんやりとした優しい光は、癒し効果が期待できるというメリットもあります。
就寝前の少しの時間を間接照明に切り替えて、お気に入りのインテリアに囲まれて、一息つく時間を楽しむのはいかがでしょうか。
光をデザインする
照明の選び方と光の使い方の提案をお送りしましたが、皆さんのライフスタイルに合った照明は見つかったでしょうか?
照明器具そのもののデザインももちろん大切ですが、次は光を使ってインテリア作りに挑戦してみてください。
今の素敵なインテリアが、もっとおしゃれにステップアップするでしょう。
たくさんの選択肢の中から、あなたのインテリアにピッタリの照明に出会えるといいですね。