インテリアとして絵画を飾りたい!おすすめの飾り方・買い方

最終更新日:2019/07/17

インテリアとして絵画を飾っている家というと、経済力のある家庭や豪邸を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

絵画は決して高いものばかりではなく、最近では一般的な家庭でも絵画をインテリアにすることが普通になってきています。

この記事では、絵画をインテリアとして飾る際のポイントや、おすすめの購入方法をご説明します。

インテリアにできる絵画にはどんな種類がある?

絵画は高いものというイメージを持たれている方が多いかもしれません。

確かに画家によってはとても高額な絵画もありますが、その絵画の種類によっても値段は変わってきます。

最も高価なのは「原画」です。

これは画家が制作した元の絵画(複製でないもの)で、世界に一点しかありません。

有名な画家のものであれば大変貴重であり、一般人にはとても購入できないような値段が付くでしょう。

では、お金持ちでなければ原画を買うことは不可能なのかというと、そんなことはありません。

例えば、若手の画家の作品などであれば、原画であっても手に入れやすい価格であることも多いです。

また、原画以外に、「版画」もあります。

木版や銅版を彫り、そこにインクを流して印刷した絵画で、同じ作品が複数枚刷られるので原画と比べると希少価値は下がるでしょう。

版画にはエディションナンバー(限定枚数)という番号が付けられています。

これは、刷った枚数の総数と、その絵が何番目に刷られたものかを表しています。

原画や版画と比べて一番価格が安いものが、プリントされた絵画です。

プリント枚数が限定されず大量に印刷されたもので、エディションナンバーも付いていないため、それ自体に作品としての価値はあまりありません。

有名な画家の絵画を安価でインテリアとして飾りたいという場合にはおすすめです。

絵画を飾る場所はどこがおすすめ?

絵画をインテリアとして飾りたいと思っても、どこに飾ればいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。

おすすめの場所は、玄関やリビング、階段などでしょう。

玄関は、その家に入った際にまず目に入る場所です。

好きな絵画を飾ることで帰宅したときに気持ちが落ち着きますし、来客があった場合にもおしゃれな印象を与えることができるでしょう。

リビングは、家の中で過ごす時間の長い場所なので、過ごしやすい空間にしたいと思うのではないでしょうか。

何もない壁が殺風景に感じたら、ぜひ絵画を飾ってみてください。

自分の個性が光る部屋に早変わりしますし、お気に入りの絵画を見れば気分も上がるでしょう。

また、絵画を階段に飾るのもおすすめです。

階段は足を止めることがあまりないため、何も飾っていないという方も多いかもしれません。

しかし、そこに絵画を飾ってみると一気におしゃれな階段になりますよ。

壁面に吊るすだけでなく、壁に立てかけて置くというのもいいでしょう。

インテリアとしての絵画の飾り方

絵画を飾る場所が決まったら、次は飾り方を考えてみましょう。

ソファやキャビネット、シューズラックなど、壁に寄せて配置しているインテリアの後ろの壁に飾るのがおすすめです。

特にソファはあまり高さがないので、その背後の壁がぽっかりと空間ができたように見えてしまうことがあります。

そこに絵画を飾ることで、空いたスペースを引き締めることができるでしょう。

このとき、絵画の大きさがインテリアの横幅の70%ほどであるとバランスよく見えます。

1枚の絵画がそこまで大きくない場合は、複数枚を組み合わせて配置するのもいいでしょう。

配置の仕方も、横1列に整列して並べたり、ランダムにずらして並べたりと様々なバリエーションが考えられます。

センスの見せどころなので、自分の好みで配置を考えてみてください。

また、絵画を飾る高さについても着目してみましょう。

美術館では、だいたいお客さんの目線の高さに絵の中心がくるように展示されています。

目線の高さは人それぞれではありますが、平均して140~150cmほどの高さに揃えています。

部屋の中に飾る際も、同じように140~150cmの高さを基準としてみると、ギャラリーのようにおしゃれな空間に様変わりするでしょう。

インテリア用絵画のおすすめの選び方は?

絵画は、飾る場所やその周りのインテリアとのバランスをしっかりと意識して選ぶのがおすすめです。

なんとなくで選んでしまうと、飾ったときにちぐはぐな印象になったり、収まりが悪くなってしまったりすることもあります。

では、飾る場所や周囲のインテリアと調和させるためには何を意識すればいいのでしょうか。

まずは、どれくらいのサイズが適しているのかを考えてみてください。

周囲のインテリアに対して絵画のサイズが大きすぎるとアンバランスになるかもしれません。

逆に絵画のサイズが小さすぎる場合は、複数枚並べることを検討してみましょう。

周囲にインパクトのあるインテリアが多い場合は、大きめの絵画を飾ると部屋全体に圧迫感を感じることもあるので注意してください。

次に、絵の色や雰囲気が飾る場所に合うかどうかを考えてみましょう。

例えば、カラフルなインテリアが多い部屋に、色の種類が多い絵画を飾ると散らかった印象になる可能性があります。

また、モノトーンなどのシンプルな印象の部屋に同系色の絵画を飾ると、単調な印象になります。

自分で意図してそのような雰囲気にしたい場合は問題ないのですが、「絵画を飾ることで部屋の印象を引き締めたい」「部屋が寂しいので絵画で印象を変えたい」と考えている場合には注意しましょう。

インテリア用の絵画はどこで購入する?

インテリアにできる絵画を購入するには、ギャラリーやアートフェアなどに足を運んで購入する方法や、ネット通販で購入する方法などがあります。

ギャラリーに入るのは少し敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、専門家の意見を聞きながら選ぶことができ安心感があるのがメリットです。

ただし、そのギャラリーで扱っている画家の作品しか実物を見ることができないので、選択肢はあまり多くありません。

また、価格も比較的高めです。

アートフェアはたくさんのギャラリーが一堂に会するイベントです。

数多くの作品を一度に見られることや、誰でも参加しやすい雰囲気であることがメリットでしょう。

開催期間が決まっているため、いつでも買うことができるわけではありませんが、タイミングが合えば行ってみることをおすすめします。

そして、最も簡単に絵画を探せるのはネット通販です。

価格帯は様々で、あまり高い絵画は買えないという方も予算内で購入できる絵画が見つかるでしょう。

誰でも出品できる通販サイトもあり、思わぬ掘り出しものが見つかるかもしれません。

ただし、デメリットもあります。

実際に現物を見て買うことができないため、届いてみたらイメージと違ったということもあり得ます。

また、サイズ選びに失敗しないよう、購入前によく確認しましょう。

インテリア用の絵画購入におすすめの通販サイトは?

ここでは、手軽に絵画を入手できるおすすめの通販サイトを3つご紹介します。

インテリアにぴったりの素敵な絵画を探してみてください。

・tagboat(タグボート)

現代アートの販売を専門に取り扱う通販サイトで、国内外の有名アーティストの作品を購入することが可能です。

価格帯は高めですが、アートとしての価値の高い作品を手に入れられるでしょう。

・ART-METER(アートメーター)

プロの画家から趣味で絵を描くアマチュアまで、誰でも作品を販売できる通販サイトで、画家レベルというランクと絵画のサイズによって値段が決まり、価格設定が分かりやすいのが特徴です。

・This Is Gallery(ディスイズギャラリー)

プロから美大生や芸大生、アマチュアまで幅広いアーティストの作品を扱う通販サイトです。

出品には審査があるため、一定のクオリティは保証されているといえるでしょう。

アーティストに要望を伝えてオーダーメイドの絵画を作成してもらうこともできます。

絵画を飾ってインテリア空間にアートを取り入れよう

この記事では、絵画をインテリアとして飾る際のポイントや、おすすめの購入方法をご説明しました。

アートというと敷居が高く感じるかもしれませんが、決して高価なものばかりではなく、お手頃な価格のものも多いです。

ギャラリーなどに足を運んだりインターネットで検索したりして、気に入る作品を探してみてください。

「センスがなくてうまく飾る自信がない・・・」という人も、飾る場所と周囲のインテリアを意識すれば意外とうまく飾れるものです。

ぜひインテリアとして絵画を飾って、他の人とは一味違う部屋にしてみましょう!