「キッチンカウンターにタイルを貼り付ける」と聞くと、なんだか難しい作業をしているイメージがあるかもしれません。
しかし、実際にキッチンカウンターにタイルを貼り付けてみて、「なんだ、すごく簡単じゃん!」と思う人もいるのです。
この記事では、キッチンカウンターにタイルを貼り付けるメリットやデメリット、貼り付け方についても解説します。
キッチンカウンターをタイルにするメリット
キッチンカウンターをタイルにすることには、いくつかのメリットがあります。
・汚れにくい
・劣化が分かりにくい
・水に強い
・耐熱性に優れている
キッチンカウンターをタイルにするだけで、上記の4つ以上のメリットがあることがわかります。
タイルが貼られているカウンターは汚れやシミがつきにくいため、素早く汚れを落とすのに役立ちます。
また、劣化が分かりにくいというメリットも意外と大切です。
基本的にキッチンの場合、カウンターに使われている素材が色あせてくることによって、年数が経っていることや劣化していることが分かってしまいます。
しかし、キッチンのカウンターにタイルを使用していれば、色あせることはほとんどないでしょう。
お手入れをしていれば、いつも新品のような見栄えでカウンターが利用できます。
タイルが水に強いのは周知の事実です。
お手入れや料理をする際に気兼ねなく水を使えるのも、メリットと言えます。
最後に、耐熱性に優れているというメリットについても知っておきましょう。
料理をしている際、鍋やフライパンをキッチンのカウンターに置くことができれば非常に便利です。
置く場所に気を使うことなく素早く料理をすることにつながるからです。
基本的には、タイルのような素材では耐熱性が優れているため、鍋やフライパンなども心配することなく置けることになります。
キッチンのカウンターにタイルを貼るデメリットとは
キッチンのカウンターにタイルを貼るデメリットは以下の通りです。
・冷たさを感じやすい
・ぶつけたものが割れやすい
メリットに比べれば、デメリットの数は少ないと言えるでしょう。
キッチンカウンターにタイルを貼ることによって、温かみが増すことはほとんどありません。
それも当然、タイルのような素材は常に冷たい状態であるため、むしろ冷たささえ感じることがあります。
冬の時期にはタイルが原因で、さらに寒さを感じることも想定できるため、デメリットの1つということができます。
さらに、キッチンカウンターにタイルが貼ってあると、落としたものが割れやすいというデメリットも生じます。
コップや茶碗などをキッチンカウンターに落とした時に、硬いタイルとぶつかり合って、割れやすくなることが想定されます。
料理中は、割ってはならないものを扱うことも多いですから、少し注意しながら作業しましょう。
キッチンカウンターにタイルを貼るのは簡単!
キッチンカウンターにタイルを貼るのは簡単です。
そもそも、タイルを貼る作業はキッチンカウンターが準備できている状態で行うため、「貼る」以外の作業はないことになります。
小さなタイルを細かくキッチンカウンターに貼るだけなのであれば、タイル用両面テープを入手するだけで十分です。
通常の両面テープのように両側に粘着性が付けられているシールですが、タイル用の物が販売されています。
その両面テープタイプのタイル用シールをタイルにつけましょう。
その後は、ただキッチンカウンターに貼り付ければいいだけです。
ただし、タイルやキッチンカウンターに両面テープを貼る時には、事前に汚れやホコリを掃除しておきましょう。
汚れやホコリが原因となって剥がれやすくなってしまう可能性があるためです。
しっかりと清潔な状態にした後に両面テープを使用することによって、タイルの貼り直しを防ぐことができます。
タイルを貼った後は「プラダンシート」で隙間を埋める
実は、キッチンカウンターにタイルを貼っただけで完成、というわけにはいかないことがあります。
タイルをしっかりキッチンカウンターに貼れたとしても、どうしても壁とタイルの間に隙間が生まれてしまうことがあるのです。
小さな隙間であるため、タイルを加工したり切ったりして、その隙間に貼ることはできないでしょう。
そこで活躍してくれるのが、「プラダンシート」になります。
「プラダンシート」とはポリプロピレン樹脂を原料とした、非常に耐久性にすぐれた素材のことを意味しています。
この「プラダンシート」を壁とタイルの隙間の大きさに合わせてカットして隙間部分に入れれば、見栄えが良くなります。
隙間があるのとないとでは、キッチンカウンターを見た時の印象がかなり変わるため、「プラダンシート」を使って微調整をすることをおすすめします。
本格的にDIY!キッチンカウンターにタイルを貼る方法
本格的にキッチンカウンターにタイルを貼る方法は以下の通りです。
・タイルを貼る周りにマスキングテープを貼っておく
・タイルを貼る場所に接着剤をつける
・タイルを貼る
・目地材と水を混ぜる
・タイルを貼った後に目地材を挿入
・タイルの表面を拭き取る
1つ目の段階であげたマスキングテープは、接着剤が周りの部分についてしまわないための、保護する目的だと思ってください。
そして、2つ目の段階である「タイルを貼る場所に接着剤をつける」ですが、なるべく均一の厚さで接着剤をつけるようにしてください。
ヘラを使いながら接着剤をつけてあげると作業がしやすいです。
3つ目の作業工程でタイルを実際に貼ることになります。
4つ目の作業工程では目地材と水を混ぜて、目地部分に挿入することができるようにします。
目地部分は非常に小さな隙間になるため、慎重に目地材を注ぎ込みましょう。
そして最後の作業として、タイルの表面を拭き取ります。
接着剤や飛び散った目地材を綺麗に拭き取りましょう。
以上の作業工程を注意深く行えば、キッチンカウンターに上手にタイルを貼ることができるでしょう。
こうして書くと意外と簡単ですが、実際にやってみると、キッチンカウンターにタイルを貼るだけでも苦労します。
あまり苦労したくない人はシールタイプのものを選ぶと良いでしょう。
キッチンカウンターの側面には何を貼る?
キッチンカウンターの側面に何を貼るかは、人それぞれ、好みによって変わってきます。
タイルが好きな人は、キッチンカウンターの側面にもタイルを貼ることができますし、そうでなければ別の素材を貼ることもできます。
人気を集めているのは、レンガの模様が施されているリメイクシートです。
それぞれにシールが貼られている種類もあるため、キッチンカウンターの側面に好きな個数だけ貼ることができます。
レンガの模様が施されているだけで温かみを感じることができるのもメリットの1つです。
キッチンカウンターの側面にタイルのような素材を使いたくない人は、れんがや他の模様が施されているものをチョイスすると良いです。
基本的にキッチンカウンターの側面のモデルは、好みのデザイン重視で決めると良いです。
ぜひ、自分が満足できるデザインを選んでください。
休日にキッチンカウンターのタイルを貼り替えてみよう!
キッチンカウンターにタイルを貼るのは、意外と簡単であることがわかりました。
空いている時間や休日を活かして、キッチンカウンターにタイルを貼ってみるのはいかがでしょうか。
キッチンカウンターに新しいタイルを貼るだけで、キッチンスペースのイメージが大きく変わることに気づくかもしれません。
時間がないとしてもシールタイプを選べば、気軽にタイルを貼り付けることができますよ。