インテリアとアートを組み合わせてモダンに仕上げるアイデア

最終更新日:2019/09/13

海外のインテリアコーディネートでよく見かけるのが、お部屋にアートを飾るスタイルです。

今回は、お部屋にアートを取り入れてモダンに仕上げるインテリアコーディネートのポイントについて解説します。

参考になるアイデアが満載なので、ぜひチェックしてください。

フレームありのアートを使ったインテリアコーディネート!

お部屋の壁に飾るアートには、本格的な絵画やカジュアルに飾ることができるポスターなど、さまざまな種類があります。

また、フレームありのアートや、フレームがなく壁よりも前に出し立体的に飾るアートパネルもあります。

フレームありのアートは、飾ったときにかっちりした印象になり、フレームのカラーによってもお部屋の雰囲気が変わります。

そこで、ここではフレームありのアートをモダンに飾るインテリアコーディネートのポイントを解説します。

アートフレームにもさまざまなカラーがありますが、中でも白やベージュといったナチュラルなカラーは、ナチュラルテイストなインテリアスタイルにマッチします。

特に、木製や麻製などのやわらかな印象のインテリアとよく合うでしょう。

アート本体は、色鉛筆画や絵本のようなやさしい世界観のものを選ぶとより馴染みやすくなります。

明るい色合いの木製テーブルにグリーンのファブリック製ソファ、籐製のバスケットといったインテリアコーディネートをしたお部屋に取り入れるとおしゃれです。

アートフレームの素材は木製を選ぶと、よりナチュラルテイストなインテリアスタイルに仕上げることができるでしょう。

黒いフレームのアートを使ったモダンなコーディネート

黒いフレームは、モダンなモノトーンテイストのインテリアスタイルによく合います。

モノトーンテイストとは、黒・白・グレーの無彩色なインテリアや、無機質なインテリアを使うスタイルのことで、お部屋をモダンでクールに仕上げられます。

例えば、黒い革製のソファに天板がガラスのテーブル、グレーのラグといったインテリアコーディネートの中に、黒いフレームのアートを飾るとおしゃれです。

アートの種類もモノトーンカラーを使ったものを選ぶとよく馴染むでしょう。

また、モノトーンなインテリアスタイルには、アクセントカラーに赤やオレンジ、イエローなどの明るい色合いをプラスすると前衛的でモダンなイメージになります。

明るいカラーを使ったアートを黒いフレームに入れて、モノトーンなインテリアコーディネートに取り入れる形でアクセントカラーを加えてみましょう。

また、フレーム付きのアートは複数を組み合わせて飾るのもモダンでおすすめです。

小さな黒いフレームのアートをシンメトリーに4つ飾ったり、3つのアートをLの字になるように飾ったりするのもおしゃれでしょう。

アートパネルを主役にするインテリアコーディネート

壁よりも前に出して立体的に飾るアートパネルは、海外のインテリアコーディネートでよく見かけるアイテムです。

先ほどのフレームありのアートと、フレームなしのアートパネルを同じ条件で壁よりも前に出して飾った場合、どちらが立体的に見えるでしょう。

フレームありの方がアートが縁どられているので立体的に見えそうですが、実はフレームなしの方が立体的に見えるといわれています。

フレームがないキャンバスをそのまま飾ると、影がはっきりとして奥行きがわかりやすくなるため、立体的に見せることができるのです。

また、フレームなしのアートパネルは、フレームとのバランスや配色の計算などせずに手軽に飾ることができる点も魅力です。

フレームありのアートがお部屋をかっちりとしたモダンな印象にできるのに比べて、フレームなしのアートパネルはカジュアルなイメージに仕上げることができます。

フレームなしのアートパネルは、ファブリック製のグレーのソファにブラウンの木製テーブル、ネイビーのラグといったカジュアルなスタイルに取り入れるとおしゃれです。

アートパネルはインテリアとの色調をそろえてモダンに!

フレームなしのアートパネルは、カジュアルなスタイルを取り入れたお部屋に合う、というお話をしましたが、モダンな空間に合わないわけではありません。

例えば、ブラウンのフローリングの上にブラックのソファがあるお部屋には、ブラウンとブラックを使った抽象画のアートパネルを飾ってみます。

このようにカラーを意識したコーディネートをすることで、モダンインテリアなお部屋を作ることも可能です。

また、少し上級テクニックなインテリアコーディネートとして、アートパネルとインテリアのデザインを揃える方法もあります。

例えば、幾何学模様のアートが描かれたアートパネルと、同じく幾何学模様のファブリック製品を合わせるといった方法です。

色調も揃えると、より統一感が生まれます。

ただし、模様を取り入れすぎるとモダンな空間をお壊してしまうこともあるので、使いすぎには注意しましょう。

ファブリックパネルでモダンなインテリアコーディネート

アートパネルの中にはファブリック製のものもあり、ワンランク上のインテリアコーディネートにぴったりです。

通称「ファブリックパネル」と呼ばれるアイテムで、海外のインテリアコーディネートでよく見かけます。

ファブリックパネルはあたたかみがあり、インテリアとの素材感を合わせやすくおすすめできます。

インテリアコーディネートのポイントとしては、同じファブリック製のインテリアと合わせるとおしゃれです。

例えば、リビングではファブリック製のソファの近くに同じ色合いのファブリックパネルを合わせると素材感と色調が統一でき、モダンな印象になります。

また、寝室ではベッドの頭上にファブリックパネルを設置し、ベッドスローや枕などと色調を合わせるとおしゃれです。

先ほどのアートパネルと同じように、アートとインテリアのデザインを合わせる方法も応用できます。

ストライプがモチーフの抽象画のファブリックパネルと、同じくストライプ柄のクッションなどを合わせることでモダンな印象に仕上げることができます。

インテリアテイストに合ったアートでモダンに仕上げる!

最後にご紹介するのは、お部屋とアートのテイストを揃えるモダンなインテリアコーディネートです。

アートをお部屋に飾る場合には、インテリアテイストとアートのジャンルを合わせることで綺麗に調和を取ることができます。

例えば、レトロポップなインテリアテイストのお部屋には、ポップアートを飾るのがおすすめです。

色をふんだんに使った明るいお部屋に、現代的で色彩豊かなポップアートを取り入れるとおしゃれでしょう。

また、直線的なデザインやシックなカラーのインテリアでまとめたモダンなお部屋には、直線や図形などがモチーフのモダンアートを組み合わせるのがおすすめです。

さらに、アンティーク家具やウィルトン織りのラグなどでまとめたヨーロピアンテイストなお部屋には、西洋美術の絵画をゴージャスな額縁に入れて飾ると雰囲気に合うでしょう。

このように、インテリアとアートのテイストを揃えると世界観が統一でき素敵な空間に仕上がります。

インテリアとアートは統一感を持ってモダンにコーディネート

お部屋に飾るアートはフレームありの場合、かっちりとした雰囲気に仕上げられます。

フレームなしのアートパネルやファブリックパネルは立体的に見え、カジュアルに取り入れることができます。

アートはインテリアとテイストを合わせてモダンに演出してみましょう。