インテリアにグリーンを取り入れて、おしゃれを楽しもう!

最終更新日:2019/07/26

近年、雑誌やメディアで取り上げられることが増えている「ボタニカルライフ」ですが、みなさんはインテリアにグリーンを取り入れていますか?

SNSでおしゃれな写真を見て憧れる一方、「なんだか難しそう…」と、なんとなく手を出せずにいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、インテリアにグリーンを取り入れる際のおすすめやポイントをご紹介します。

グリーンを置く部屋を決めよう

初めに、グリーンを置きたい場所はどんなところでしょうか。

日当たりの良いお部屋や、日の当たらない玄関、湿度の高いバスルームなど、どんな場所でもインテリアをおしゃれにするグリーンは楽しめますが、環境に合ったものを選ぶようにしましょう。

【日当たりの良い部屋】

サボテンや多肉植物、サンスベリアやガジュマルなどや、比較的多くのグリーンを楽しめます。

【日当たりの悪い部屋】

モンステラやテーブルヤシなどの、耐陰性の高いものを選ぶようにしましょう。

蛍光灯の光でも育つグリーンもありますので、そういったものもおすすめです。

【キッチン】

清潔に保てて調理の邪魔にならないように、コンパクトなシルエットで、葉が広がりにくく落ちにくいものを選ぶようにしましょう。

土が舞ったり虫が気になるという方には、土がなくても空気中の水分だけで育つエアプランツや、この後にご紹介する水栽培もおすすめです。

【トイレ】

日が入りにくいことの多いトイレでは、耐陰性の強いセダムなどがおすすめです。

また耐陰性は高くありませんが、空気清浄効果のあるサンスベリアなどもおすすめです。

【バスルーム・洗面所】

湿度の高い場所ですので、アジアンタムやアスプレニウムなど、湿度の高いところが好きなグリーンがおすすめです。

耐陰性の低いグリーンでも、数日おきに日当たりの良い場所と交換するなど工夫をすると、日当たりの悪い場所でも楽しめることもありますので、環境に合わせて確認してみてくださいね。

グリーンのフォルムと大きさを考えてみよう

次は、グリーンのフォルムと大きさについて考えてみましょう。

かわいい形の葉っぱや、花や枝ぶりを楽しみたいなどのイメージはお持ちでしょうか。

また、大きさは棚に置くような小型のものか、床に置くような中型や大型か、ボリュームのあるタイプかすっきりしたタイプかなど様々なものがあるので迷う人もいるでしょう。

葉がスッと伸びたものや縦長のフォルムの場合は、スタイリッシュな印象になりますし、葉が丸く大きいものや、丸みを帯びた葉がたくさんついている場合は、ナチュラルな印象になります。

小型の場合は雑貨の一部として、中型の場合はオブジェとして、大型の場合は家具のイメージで考えてみると、想像がつきやすいかもしれません。

植物は成長しますので、大きくなることを見越して購入するように注意しましょう。

どんなものがインテリアに合うかやおしゃれに見えるものはどんなものかをあまり考え過ぎない方が、決めやすいかもしれません。

まずは好みの大きさやフォルムを考えてみてくださいね。

グリーンをおしゃれに飾る置き方は?

次に、グリーンを置く方法をご紹介します。

大型の場合は、部屋の隅や空間の余白に置くと、インテリアのアクセントになります。

小~中型の場合は、同じ種類・サイズのものを2つ用意してシンメトリーに配置したり、サイズの違うものを複数集めて置くと、おしゃれに飾れます。

ハートカズラ、アイビーなどの「つる性」のグリーンは、棚の上に置いたり鉢を紐で吊るす「ハンギング」などで、つるを垂らして楽しむのもおすすめです。

置き場所がなかなか見当たらないという方は、吊るす場所を探してみるのはいかがでしょうか。

また、お部屋の広さに制限がある場合、小~中型であれば、キャスター付きのおしゃれなワゴンなどに乗せておくと、ディスプレイもしつつその時々で移動させるなど、お部屋を有効に使えるので便利です。

いずれの場合も、空調の直接当たる場所はなるべく避けるように注意してくださいね。

インテリアに合わせた鉢でグリーンをもっとおしゃれに

グリーンの種類と置く場所が決まったら、次はそのグリーンとインテリアが馴染むように、鉢や鉢カバーを選んでいきましょう。

まずは、植え替えを前提に鉢を選ぶか、今植えてあるプランターを利用して鉢カバーを選ぶか決めましょう。

手軽なのは、鉢カバーを利用する方法です。

カフェ風やナチュラルテイストのインテリアに合うブリキ製や木製のものや、北欧風の幾何学模様をあしらったものなど、おしゃれな鉢カバーがたくさん販売されています。

また、布やラタンのバスケットなどの代用品を用いて飾るといったインテリア実例が紹介されていることも多いですが、そういった場合も鉢カバーとして利用することになります。

初めから鉢にもこだわったグリーンも販売されていますので、そういったものを選ぶのもおすすめです。

グリーンは定期的に植え替えが必要になるものも多いので、おしゃれな鉢を探しつつ植え替えの時期を待つのも、楽しみになるのではないでしょうか。

インテリアスタイル別のおすすめグリーン

上記を踏まえ、人気のインテリアスタイル別に、おしゃれなおすすめグリーンと取り入れる際のポイントをご紹介します。

【北欧風インテリア】

ハート型の葉が特徴のウンベラータや、葉に深い切り込みや穴ができるモンステラなど、葉が大きなグリーンがおすすめです。

陶器製の鉢や自然素材のカゴを鉢カバーとして利用すると、インテリアに馴染みやすくなります。

【カフェ風インテリア】

雑貨感覚で小さな多肉植物やサボテンをいくつか集めて置いたり、ハンギングでワイヤープランツなどのつる性のグリーンを取り入れるのがおすすめです。

木製やブリキ製の鉢カバーを利用すると、よりインテリアにも馴染みやすいでしょう。

そして、大きなものを1点飾るよりは、小~中型でも複数飾る方が、雰囲気を出しやすくなります。

【アジアンインテリア】

細長く尖った葉が特徴のシュロチクやアレカヤシ、苔玉などがおすすめです。

濃い色合いのウッドボールやカゴを鉢カバーとして組み合わせると、よりインテリアに馴染みやすくなります。

「水」を使っておしゃれなインテリアアイテムに!

最後に、インテリア性が高く、小さなものでもインテリアをおしゃれに彩ってくれる、水栽培とアクアテラリウムをご紹介します。

【水栽培】

ガラスベースに水を張ったり、カラーサンドやハイドロボールを使って育てる「ハイドロカルチャー」が水(耕)栽培です。

涼し気な見た目で、爽やかな印象のグリーンになります。

そして、土を使わないので、虫がつきにくいというメリットもあります。

ポトスやガジュマルなど、丈夫な品種が向いていると言われています。

【アクアテラリウム】

水槽内に、陸地と水中を再現してグリーンを育てる方法です。

同時に生き物を育てる場合は一定の広さと水量が必要ですが、グリーンだけなら小さなものでも十分楽しめます。

自身で作り上げる部分も多いので、オリジナリティの高いアイテムになります。

管理上の難易度が高いので、水栽培同様になるべく丈夫なグリーンを選び、成長の早い品種は避けた方が良いでしょう。

自分だけのグリーンで、おしゃれを楽しもう

今回は、グリーンを取り入れる際のポイントとおすすめをご紹介しました。

空間の中にひとつでもグリーンを取り入れることで、インテリアがぐっとおしゃれになります。

そこに小物やテクニックを組み合わせることで、オリジナルのインテリアアイテムになっていきます。

癒し効果もあるグリーンを取り入れて、自分だけのおしゃれなインテリアを楽しんでくださいね!