パリジェンヌのお部屋のような、ハイセンスでおしゃれなフレンチモダンインテリアに憧れている方は多いでしょう。
SNSや雑誌で見るような素敵なインテリアにするには、どのようにすれば良いのでしょうか。
そこで、今回はフレンチモダンインテリアの魅力をお伝えするとともに、お部屋作りのポイントをご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
最初に知っておこう!フレンチモダンとはどんなインテリア?
そもそもフレンチモダンとは、どのようなテイストのインテリアなのでしょうか。
まず、一口にフレンチスタイルといっても大きく3つに分けられます。
●エレガント
エレガントは、フレンチスタイルの王道ともいえる、上品で優雅なテイストです。
装飾のされたシャンデリアや、猫脚のディティールが施された家具を取り入れているのも特徴です。
●シャビーシック
シャビーとは、「古ぼけた」という意味です。
ヴィンテージやアンティークの家具を取り入れた、多彩の色は使わずに、白やグレーなどのシックな色合いでまとめているスタイルです。
●カントリー
南仏のプロヴァンス地方を思い起こさせるような、テラコッタや使いこんだ木のぬくもりを取り入れたインテリアがカントリースタイルです。
どこかのんびりした素朴なイメージですが、フランスらしいおしゃれも加えた人気のあるスタイルです。
また、モダンという言葉は、一般的に「現代的な」という意味があります。
フレンチモダンというのは、伝統的なフレンチスタイルに見られる少し装飾的なデザインと、現代的なスタイリッシュなデザインをバランス良くミックスしたインテリアのことです。
フレンチモダンにぴったりのカラーコーディネートは?
カラーコーディネートは、インテリアの印象を大きく左右します。
どのカラーを使うのかという「配色」だけではなく、どのカラーをどれくらい使うのかという「配分」を意識してみましょう。
まず、フレンチモダンの基本となるベースカラーは白です。
日本の住宅は白い壁と天井という場合が多いので、取り入れやすいです。
そして、アソートカラーは、家具やカーテンのように、お部屋の中で大きい面積を占めるカラーで、全体的な割合ですと20~30パーセントにするとバランスが良くなります。
インテリアのイメージを決めるアソートカラーは、グレーやグレージュやベージュのようなカラーや、優しい色合いのペールカラーがフレンチモダンにはぴったりです。
また、インテリアのポイントになるアクセントカラーは特に決まりはありませんが、選ぶカラーによって印象が変わってきます。
アクセントカラーは、全体の5パーセントくらいの割合で、クッションや雑貨などの小物で取り入れてみましょう。
上品でエレガントなフレンチモダンインテリアにするならば、ゴールドをアクセントカラーにするのがオススメです。
その他にも、パープル系カラーは上品な雰囲気を残しつつ、洗練されたフレンチモダンインテリアを演出するのに相性が良いカラーです。
フレンチモダンインテリアに高級感をプラスするモールディングとは?
フレンチモダンインテリアのお部屋の内装を見てみると、とても優雅でエレガントな印象を受けます。
そこで、壁と床の境目や、天井と壁の境目の部分を、凹凸のある板で縁取られているのを見たことはないでしょうか。
この薄い板は、廻縁と呼ばれていて、装飾性が高く凹凸が多いデザインのものは「モールディング」といわれています。
これらを使うことによって、インテリア全体に凹凸が出て豪華な雰囲気になるため、ヨーロッパではよく使われる手法です。
フレンチモダンインテリアにも相性が良いので、ぜひ取り入れてみましょう。
モールディングは、業者に頼んで取り付けてもらうこともできますが、ネットショッピングで購入して自分でDIYするという方法もあります。
そして、軽量タイプのモールディングであれば、強力両面テープでも十分取り付けることが可能です。
強力両面テープであれば、賃貸物件にお住いの方でも安心ですね。
白系の壁と白いモールディングの組み合わせは、シンプルなためどのようなインテリアにもマッチします。
しかし、エレガントでゴージャスなフレンチモダンインテリアにしたい場合には、白系の壁にゴールドのモールディングを組み合わせてみても良いでしょう。
様々なデザインのモールディングがあるので、自分の好みに合わせて選んでください。
おしゃれなフレンチモダンインテリアにみせる照明選びのポイント
照明は、インテリアを演出するために欠かせない重要なアイテムです。
おしゃれでハイセンスなインテリアには、照明選びが大事になってきます。
それでは、フレンチモダンインテリアにはどのような照明が相性が良いのでしょうか。
どのようなテイストのフレンチモダンインテリアにもぴったりなのが、シャンデリアです。
中世ヨーロッパのお城や家にありそうなクラシックなシャンデリアから、現在のインテリアによくマッチするモダンなデザインのシャンデリアまで様々です。
そして、シャンデリアに合わせて取り入れたいアイテムが「メダリオン」です。
メダリオンとは、シャンデリアを取り付ける際の天井用装飾材として使われるもので、ヨーロピアン調の雰囲気も高めてくれますし、更にシャンデリアを豪華にみせてくれる効果があります。
メダリオンもローコストでDIYできるものがありますので、気になる方はネットショッピングやインテリアショップで探してみてください。
また、フレンチモダンインテリアには温かみのある優しい赤みがかったオレンジの明かりが良く合います。
棚やテーブルに置くテーブルライトは、フレンチモダンのアンニュイな雰囲気を醸し出す間接照明としても効果的です。
キラキラ輝くようなガラスシェードのペンダントライトも、よりおしゃれな空間を演出してくれるでしょう。
フレンチモダンなお部屋に置きたい家具は?DIYもオススメ!
フレンチモダンインテリア作りの、家具選びのポイントをご紹介していきます。
基本的に、フランスを連想させる装飾がされた家具を選ぶのが良いでしょう。
例えば、猫脚の椅子やテーブル、アンティーク調のレリーフが施された棚などです。
しかし、豪華な装飾の家具ばかりで揃えてしまうと、モダンな雰囲気が薄れてしまうので要注意です。
フレンチモダンインテリアには、スタイリッシュなフォルムの、つる草のように曲げたアイアムフレームの家具でモダン感を取り入れてみるのも良いですよ。
また、今ある家具をシャビーシック調にDIYする方法もあります。
シャビーシック調にするためにオススメなのが、アニースローンのチョークペイントです。
チョークペイントは、DIY初心者にも簡単に、素材を選ばず面倒な下処理なしでペイントできる水性塗料です。
色を混ぜ合わせたり、色を塗り重ねたりすることで、使い込んだような使用感が表現できて簡単にシャビーシック調にすることが可能です。
まずは、小さめのサイドテーブルなどからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
フレンチモダンインテリアをおしゃれにみせるカーテンのコーディネート術
フレンチモダンインテリアには、ヨーロッパを思わせるようなラグジュアリー感のあるカーテンがオススメです。
そこで、フレンチモダンインテリアに取り入れたいカーテンアレンジをご紹介していきます。
●カーテンの長さ
日本でカーテンの長さというと、床上+1センチとされていますが、ヨーロッパでは逆に引きずるくらいの長さのカーテンが一般的です。
床+15センチくらいの長さにすると、窓回りにボリュームが出てゴージャスな雰囲気に仕上がります。
●フロントレースカーテン
無地のレースカーテンではなく、柄レースカーテンの方がフレンチモダンインテリアにはぴったりです。
通常のカーテンのスタイリングは、ドレープカーテンを部屋側に、レースカーテンを窓側にしますが、チェンジしてみましょう。
レースカーテンの柄が、ドレープカーテンとのコントラストで浮き出て、レースカーテンとドレープカーテン両方とも楽しめますよ。
●タッセル
タッセルはカーテンのアクセサリーですので、カーテンをおしゃれに演出してくれます。
フレンチモダンには、フリンジタイプのタッセルでゆったりと束ねると気品が出て、上品に仕上がります。
また、マグネット式のタッセルを使うと、カーテンの裾を絞るだけで、簡単にエレガントなバルーン調にアレンジすることが可能です。
フレンチモダンインテリアはカラーコーディネートとアイテム選びが重要
フレンチモダンインテリアは、白・グレー・グレージュ・ベージュやペールカラーのような優しい色合いを基本に、アクセントカラーをプラスしましょう。
また、モールディングやメダリオンは一気にフレンチテイストが出るのでオススメです。
そして、シャンデリアや猫脚の家具など、フランスを連想させるようなアイテムを取り入れましょう。
カーテンアレンジをしたり、シャビーシック調に家具をDIYするのもオススメです。