近年では、インバーター蛍光灯が多く普及されているので、使っているという人も多いのではないでしょうか。
今回は、インバーター蛍光灯がつかない時の原因として考えられることや、その時の対処法についてご紹介していきます。
交換したばかりなのに電気がつかない時などは、原因や対処法を知らないと困ってしまうはずです。
しっかりと確認して、冷静に対処できるようになりましょう。
インバーター蛍光灯って何?
まずは、インバーター蛍光灯についてご紹介していきます。
インバーター蛍光灯とは、過去に普及していた「グロースターター蛍光灯」に変わって、新たに導入されている蛍光灯です。
今までの蛍光灯と比べると、同じ消費電力でありながら、さらに明るくなっているという特徴が挙げられます。
また、蛍光灯によく見られるチラツキも、インバーター蛍光灯にはありません。
ところで、東日本と西日本では、異なる周波数の電源を用いていることはご存知ですか?
そのため電化製品は、それぞれの地域に対応した周波数でなければ、一般的には使用できないのです。
しかし、このインバーター蛍光灯は、電気を変圧することができるので、東日本、西日本どちらの電源でも使うことができます。
こうしたメリットに加えて、目に優しい光を発するという点にも注目です。
インバーター蛍光灯にはうれしいポイントがいくつもありますが、使用時に電気がつかないことも考えられます。
次項では、その原因についてご紹介していきましょう。
インバーター蛍光灯がつかない!原因は何?
インバーター蛍光灯も使っていると、つかない時があるかと思います。
その原因として考えられるものは何でしょうか。
●蛍光管の寿命が切れている
長い期間使っていると、蛍光管が寿命を迎えることになります。
寿命を迎えた蛍光管は、もちろん点灯しないので、電気がつかない原因となります。
●蛍光灯器具の各部品に問題がある
インバーター蛍光灯は、取り付けられている各部品に何らかの問題がある場合には点灯しません。
つまり、いずれかの部品に寿命がきている可能性があります。
蛍光灯器具の内部には、安定器と呼ばれる部品や、グロー管といった部品があります。
これらが正しく機能していなかったり、内部の配線にトラブルがある場合には、それがつかない原因になります。
インバーター蛍光灯の蛍光管を交換しよう!
インバーター蛍光灯がつかない場合には、まずは、蛍光管が切れていないかどうか確認してみましょう。
新しいものが家に用意してあるのなら、古い蛍光管と交換してみましょう。
インバーター蛍光灯がつかない原因が蛍光管の寿命によるものだった場合には、古い蛍光管と新しい蛍光管を交換することで解決するでしょう。
もし、ストックや予備の蛍光管がない場合には、それまで使っていた蛍光管を同じ種類のものを購入して交換しましょう。
違う種類の蛍光管を取り付けた場合には、新しい蛍光管に交換しても点灯しないこともあるので、注意が必要になります。
また、同じ種類の新しい蛍光管に交換してもつかない場合には、接触不良になっていることもあります。
しっかりと接続されているのか、もう1度確認してみたり、2~3回ほど捻ったりして蛍光管の位置を変えてみると点灯することがあるので覚えておきましょう。
その他にも、初期不良ということもあります。
割合はそれほど多くはありませんが、そういったこともあるのが事実です。
その場合は購入したお店などに、初期不良だった旨を伝えて別のものと交換してもらうといいでしょう。
蛍光管を交換してもつかない場合!他の部品に問題あり?
インバーター蛍光灯の蛍光管を交換しても、電気がつかない場合には、その他の部品に問題があるかもしれません。
その他の部品としては、上記でも触れたように、安定器やグロー管などの故障、寿命といったことが考えられます。
安定器は、電流を安定させる役割があります。
電流の制御をしている部分になります。
この安定器にも寿命はあり、故障することもあります。
グロー管は、点灯管とも呼び、点灯する時に必要になる電気を放出する役割があります。
この部分が故障してしまったり、寿命を迎えてしまうことでも、つかない状態になります。
インバーター蛍光灯は、これらの部品の内、どれか1つでも正常に作動していないと、点灯しないことが多いのです。
そのため、それぞれの部品が正しく作動しているかを確認しなくてなりません。
しかし、蛍光管とは違って、どの部品に問題があるのかまでは、素人ではなかなか判断するのが難しいかと思います。
そこで、その際の対処法について次項でご紹介していきます。
インバーター蛍光灯がつかない場合の対処法
ここでは、インバーター蛍光灯がつかない時の対処法についてご紹介していきます。
もし、専門的な知識がある人や、仕事で電気関係に携わっている人であれば、自分で原因を突き止め、修理、交換などもできるかもしれません。
しかし、多くの人は、そのような知識を持っていないかと思います。
そのため、どの部品に問題があるのか、わからない場合には、素直に電気屋さんなどの専門業者に相談することが最も正しい対処法であると言えるでしょう。
専門の業者であれば、その蛍光灯器具のどの部分に問題があるのか、調べるのも難しいことではありません。
また、部品の修理、交換には、電気工事士の資格が必要になる場合もあるので、素人が手を出していいものではありません。
法に触れてしまう可能性もあるので、無理に自分で修理しようとせずに、専門の業者に相談してその上で修理、交換依頼をするといいでしょう。
インバーター蛍光灯の部品交換や修理時の注意事項
インバーター蛍光灯がつかない場合には、原因を調べられる範囲で調べてみて、それでもわからないという場合には、専門の業者に相談することが対処法と言えます。
そして、その際に注意しておかなければならないこともあるので、ここでご紹介しておきます。
専門の業者に相談して、蛍光灯器具を見てもらい、安定器の故障ということがわかった場合には、交換には資格が必要になります。
知識があり、自分でも交換できそうだからといっても、資格がない場合には交換作業を行なうことができません。
法律でそのように定められています。
ネットなどでは、不確かな情報が流れていることもありますが、こちらは決して行なわないようにしましょう。
安定器の交換作業には、「電気工事士の資格が必要になる」という注意点をよく覚えておいてください。
もちろん、蛍光灯器具内部の配線工事なども行なうことはできません。
電気は目に見えず、非常に危険なものでもあるので、安易な考えで修理しようとするのはやめましょう。
感電や出火、火災などといった大きな事故に発展してしまう可能性もあるので、よく注意しておくことが重要になります。
原因を探りそれぞれに適した対処法をとろう!
今回は、インバーター蛍光灯がつかない時の原因やその対処法についてご紹介してきました。
蛍光灯がつかない場合には、まずは原因を探り、それぞれの原因に適した対処法をとることが大切です。
そして、蛍光灯器具の部品の修理、交換の際には、専門の業者に依頼して直してもらいましょう。
今回ご紹介した内容を参考にしていただければ幸いです。