おしゃれなキッチンでお料理すると、とても楽しく、色々なお料理にもチャレンジできるでしょう。
おしゃれな風合いのキッチンにする一つの手法として、キッチンの壁面にタイルを貼る方法があります。
そんなキッチンに合うタイルの種類とタイルの貼り方についてご紹介していきます。
今回は、タイルを貼り付ける作業を行うことになるため、戸建てや分譲マンションにお住まいのマイホームを持っている方を対象にお伝えしています。
対象の方は、タイルは自分で購入して施工できるので、ぜひDIYにチャレンジしていきましょう。
清潔感あふれるキッチンはタイルで演出
キッチン回りは油跳ねや食材のこぼれを毎日お掃除しないといけませんし、油汚れのお掃除はとても大変です。
お掃除がしやすい環境にするにはタイルを貼って、清潔感あふれるキッチンにしていきましょう。
タイルにはいろいろ種類がありますが、キッチンなどの水回りで使うのは特殊な釉薬が塗られており、表面がツルツルで水拭きだけでお掃除ができる便利なアイテムです。
また、タイルを貼ると独特な光沢感から、キッチンを美しくスタイリッシュに仕上げることができます。
タイルは油汚れが付きやすいコンロ周りや、キッチン壁面にタイルを貼るだけでもいいですが、色々なスタイルに合わせて貼り方を工夫すれば、とても清潔感あるおしゃれなキッチンになります。
タイルの色合いも様々あり、タイルの形やデザイン豊かな物まで種類は豊富にあるのでコントラストを強調したり、モダンにしたりと演出も自由にできます。
おしゃれで、お掃除をしやすいキッチンにするにはどうすればいいか、これからご紹介していきます。
キッチンに合うおしゃれなタイルの種類をご紹介
タイルには屋外用や屋内用、水回り用と様々あり、キッチン回りでは水回り用を選びましょう。
水回り用のタイルには特殊な釉薬が塗られて、汚れを落としやすくする工夫が施してあります。
タイルには吸水性に優れた物もあり、このタイプは水回りでは使用できませんので注意しましょう。
タイルの大きさや色合いは様々あり、厚みが4mm~8mm、1辺のサイズが100mmや200mm、また、1辺のサイズが50mm以下の、モザイクタイルと呼ばれるタイルがあります。
モザイクタイルには四角や丸形と様々な形状があり、ガラスや大理石を使ったものもあり、小さくて施工がしやすく形も豊富なことから人気のあるタイルです。
白色や黒色、色鮮やかなタイルやデザイン豊かで、おしゃれなタイルがありますので、スタイルに合わせて選びましょう。
サブウェイタイルと呼ばれるタイルもあり、独特な風合いと角が斜めに削られたテーパータイプと言われる形から、近年人気があるタイルです。
サブウェイタイルは、1900年代にニューヨークの地下鉄で使われたことが始まりで、アメリカのキッチンなどの水回りではよく使われているタイルです。
キッチンで使われると、スッキリとした印象から、どこか懐かしさが漂うキッチンインテリアになるでしょう。
おしゃれなモザイクタイルでカフェの雰囲気をプラス
キッチンにカフェのようにショーケースを置いたり、素朴感ある棚をつけたりすると、カフェ風をイメージしますが、完成度を上げるには、モザイクタイルを貼り付けるといいでしょう。
白色を基調にして、光沢感あるモザイクタイルをコンロ周りや水回りの壁面に張り付けたり、ブルーのタイルを散りばめて貼るなど、アクセントで違う色を散りばめてると、とてもおしゃれになります。
また、カウンターにもモザイクタイルを貼れば、清潔感あふれるカフェの雰囲気満載のインテリアになるでしょう。
逆に、黒色を基調としたモザイクタイルをレンジフード下の壁面だけ部分的に貼るのも、とてもいいと思います。
黒色のモザイクタイルと目地のコントラストが協調されて引き締まった空間になります。
また、白と黒、グレーや丸型や四角の、モザイクタイルを組み合わせて張り付ければモノトーンで落ち着いたカフェ風にと変わりますのでご参考にしてください。
フレンチカントリー風でキッチンをおしゃれに演出
フレンチカントリー風の特徴はナチュラルカラーを使ってロマンチックな雰囲気にしていくことです。
アンティーク調のキッチンによく合い、選ぶタイルは白や淡い青色、淡いグレー等のナチュラルカラーを選びましょう。
コンロ周りの壁面には、光沢のある淡い青色のレンガ調のタイルを貼り、アクセントに白いタイルを1列だけあしらうと洗練されたキッチンになるでしょう。
また、調理器具などを掛けるところだけ、色合いや風合いを変えると、おしゃれに演出できるでしょう。
例えば、ブルーカントリー柄タイルと呼ばれる部分的に柄をあしらったタイルや、青く着色されたガラスのタイルはフレンチカントリー風に合うタイルですので、ぜひ取り入れましょう。
フレンチカントリー風を極めるなら、キッチンの床にもタイルを貼ることをおすすめします。
リフォーム時しかできませんが、スペインのキッチンのような雰囲気に変わりますのでご参考にしてください。
サブウェイタイルでアメリカンキッチンに
アメリカンキッチンによく合うタイルと言えばサブウェイタイルと呼ばれるタイルを使うと、懐かしさが漂うおしゃれなキッチンになります。
アメリカンキッチンと言えば、色や柄にこだわった食器類やレトロ感ある家電と白いカップボードでまとめられたキッチンがイメージされます。
このこだわった食器や家電をさらに引き立ててくれるのが、サブウェイタイルです。
独特な光沢感とテーパータイプによる立体感で、一気に空間がアメリカンテイストだけでなく、落ち着いた雰囲気にもなります。
キッチン全体をサブウェイタイルでまとめると、ライトなどの光によって、サブウェイタイルの立体感がより際立ちブルックリンのカフェをイメージできて、とてもおしゃれになります。
家族と会話を楽しんだり、お友達をお家に誘ったり、座ってコーヒーを飲んだりと、とても素敵な空間となるでしょう。
サブウェイタイルを選ばれるときには、ライトの光量と色に注意しましょう。
ライトは暖かみのある色にして、せっかくのアメリカンキッチンのイメージがくずれないようにしましょう。
タイル貼りはDIYしよう
「キッチンにタイルを貼るのは大変じゃないの」と思いでしょうが、とても簡単に貼り付けていくことができます。
しかし、時間がかかる作業ですのでできるだけ1人ではなく、ご家族がいる場合は協力し合いながら作業していきましょう。
DIYは自分の思いのままに施工できてるので、ぜひDIYにチャレンジしておしゃれなキッチンにしましょう。
【準備物】
・タイル
・ゴムベラ
・くし目コテ
・マスキングテープ
・養生ビニール
・水を入れる容器
・スポンジ
・ゴム手袋
・タイル専用の接着剤や目地材
・タイルニッパー
準備物はホームセンターで購入でき、Amazonでも購入できます。
貼る場所を決めたら、接着剤を他の部分にも塗らないように養生ビニールを敷き、マスキングテープで固定します。
ゴム手袋をつけて、接着剤をゴムベラで塗りますが、なるべく均等な厚みになるように塗っていき、くし目コテで接着剤の表面をなぞり凹凸を付けます。
これは、接着面がフラットだと押し付けた時に接着しづらいため、わざと凹凸にして接着しやすくします。
張り付けていく途中に接着材がタイル隙間から出てきますので、濡らしたスポンジで拭き取りましょう。
タイルを貼り付けていくと端の部分は合うものがありませんので、タイルニッパーで合うサイズにカットして貼り付けていきます。
施工方法は動画などでたくさんありますので、ご参考にしてください。
キッチンはとても楽しい空間へ
タイルをキッチンに貼ると光沢感や、タイルの色彩などでとてもおしゃれになりキッチンでお料理することが楽しくなり、お掃除も楽になることでしょう。
タイルの種類や貼り方で色々なスタイルがあり、どれもおしゃれなキッチンインテリアになります。
一人で決めず、ご家族と一緒に決めて、施工もお一人ではなくご家族とされるのも楽しみの一つでしょう。