ナチュラルカントリーは、自然素材のファブリックと木製のインテリアを組み合わせることで、木のぬくもりと温かみを感じられるインテリアスタイルです。
雑貨などを棚にディスプレイしたり、壁面を装飾したりするのも、ナチュラルカントリーの特徴です。
ぬくもりのある部屋作りのポイントをまとめましたので参考にしてみてください。
ナチュラルカントリーとは?ベースカラーを生かした部屋作り
「ナチュラルカントリー」とは、自然素材を生かして、ぬくもりを感じられるインテリアスタイルになります。
そして、その雰囲気を作るのに、ベースカラーが欠かせません。
ベースカラーを生かして、ナチュラルカントリーの部屋を作るポイントをまとめてみましたので、参考にしてみてください。
・ベースカラー
ナチュラルカントリーのベースカラーは、「白色」と「茅色(かやいろ)」とされています。
この2色をベースに、インテリアを揃えると、ぬくもりを感じられるナチュラルカントリーの部屋になります。
・ベースカラーの生かし方
テーブルは、茅色や茶色の木製の天板と、白色の脚の組み合わせが多いようです。
白色の壁面に茅色のインテリアなどの組み合わせでは、部屋全体でベースカラーを生かす方法になります。
・白色の取り入れ方
清潔感があり、部屋の印象を明るくしてくれますが、汚れるのを気にして緊張感を感じる色でもあるので、白色のインテリアを多く使い過ぎないようにします。
オフホワイトやアイボリー、ベージュなどを取り入れると、よりナチュラルな雰囲気の部屋になります。
・茅色の取り入れ方
茅色は、薄い茶色であるため、茶色の安心する色彩心理も感じられます。
そのため、ぬくもりを感じられる要素のひとつとなるでしょう。
茅色の木製インテリアは明るめの色であるため、木目が生かされます。
そのような特徴から、取り入れることでナチュラルカントリーのテイストに仕上げやすくなります。
木材の種類とインテリア!ソファとテーブルの脚の特徴
木製のインテリアと言っても、木材によって色合いが、それぞれあります。
ナチュラルカントリーのインテリアには、どのような木材が合うのでしょうか。
木材の種類と、ぬくもりを感じられるソファのタイプ、テーブルの脚の特徴をまとめました。
・木材の種類
①パイン材
松を加工した、節が多い木材になります。
白っぽい黄色の色合いは、経年変化で艶っぽい色合いに変化していきます。
素朴で柔らかいイメージと、触り心地が良い木材です。
板目があるパイン材を使ったテーブルなどのインテリアは、温かみを感じられて人気があります。
②メープル材
衝撃や摩擦に強く、明るい乳白色の木肌と木目が綺麗な木材です。
椅子には、強度がある「ハードメープル」が使われることが多いようです。
・ソファのタイプ
無垢材の木肘のファブリックソファにすると、インテリアテイストに合います。
さらに、木肘やフレームを床材と同じ木材にすると、スッキリまとまるでしょう。
・テーブルの脚の特徴
「バルボスレッグ」と言う、球根のような丸みを帯びた引き物細工のテーブルの脚があるタイプを選ぶと、ナチュラルカントリーの雰囲気が増すでしょう。
ナチュラルカントリーのキッチン!ディスプレイを楽しむインテリア
モダンやミニマルのようなスッキリしたキッチンではなく、調理器具と食器などを見せるキッチンが特徴です。
収納を兼ね備えた、ディスプレイを楽しむインテリアをまとめてみました。
・ダイニングボード
上下の収納棚と、その間に炊飯器や電子レンジを置くオープンスペースがあるダイニングボードは、パイン材に白の水性塗料を施したタイプなどが人気です。
電化製品を使用していないときは、ギンガムチェック柄などのカバーを掛けます。
そして、その横にブレッドボックスを置いたり、デジタルではないキッチンスケールなどを置いたりすると、ナチュラルカントリーの雰囲気を作れます。
・飾り棚
調理器具や食器は、キッチンの壁面の飾り棚に、ディスプレイして楽しみましょう。
木のスプーンは、ガラスのコップに入れて置くだけでおしゃれに見えます。
ホーローのキャニスターやミルクパンなどを並べるだけでも、ナチュラルカントリーのキッチンになりますよ。
ファブリックの素材!自然素材のぬくもり
カーテンやクッションカバー、テーブルクロスなど、自然素材のファブリックが、ナチュラルカントリーのインテリアに馴染みます。
化学繊維やシルクのような光沢があるものなどは、避けた方が良いでしょう。
カラーは、クリーム色やベージュなどの淡い色が、部屋の雰囲気とインテリアに合います。
・リネン(麻)
リネンの中でも、柔らかくてさらっとした肌触りの素材は、亜麻(フラックス)になります。
亜麻からできたリネンはしなやかでシャリ感がありますが、使うほどに柔らかくなっていくので、そのなめらかさが特徴の素材です。
リネンのカーテンでは、「レースリネン」があり、ガーゼのように繊細で優しく光が差し込むので、ぬくもりのある部屋が作れるでしょう。
・コットン(綿)
微細な繊維で、ふんわりとした質感と優しい雰囲気がナチュラルカントリーによく合うので、クッションカバーで使われることが多いようです。
ただ、シワになりやすく、洗うと縮むことがあるようです。
インテリアに合う!観葉植物の種類やドライフラワーの飾り方
自然素材が特徴のナチュラルカントリーのインテリアと、観葉植物を組み合わせると、グリーンが映えるので、必須アイテムだとも言われています。
葉が小さくて、つる性のものがインテリアによく合います。
観葉植物の種類と、ドライフラワーの飾り方をまとめてみましたので、ナチュラルカントリーの部屋作りの参考にしてみてください。
・観葉植物の種類
①アイビー
一般的なアイビーは、星の形のような葉が特徴の品種「ヘデラ・ヘリックス」になります。
葉の色や形など、アイビーは品種が大変多いです。
②ポトス
ハート型の葉に、斑入り(ふいり)と言って、葉の一部が白色の模様のようになっています。
ハンキングバスケットから、つるを下に垂らすと、下向きにつるが伸びていき、つるを上に向けると、上向きにつるが伸びていきます。
・ドライフラワーの飾り方
①スワッグ
ドイツ語で「壁飾り」という意味で、好みの植物を束ねて吊るしたりします。
麻布などで茎をくるめば、花束のようなスワッグになります。
②ミルク缶
しぼりたての牛乳を運ぶためのホーロー缶なのですが、ドライフラワーとの組み合わせが可愛いと、人気があるようです。
ミルク缶は、ガーデニンググッズとして販売されていたりします。
ナチュラルな雑貨!カントリーの雰囲気を作るアイテム
ナチュラルカントリーの部屋には、木製のインテリアの他に、ナチュラルな雑貨が欠かせません。
置くだけでカントリーの雰囲気を作れるアイテムをまとめてみました。
・バスケット
ナチュラルカントリーのインテリアには、手編みのバスケットがよく合います。
木目のシェルフに、バスケットを収納グッズに活用したりすると、自然素材を生かした、カントリーの収納になります。
・ガーランド
天井や壁に取り付ける紐状の装飾を「ガーランド」と言います。
クリップなどで挟まれた、フラッグや花、木の実などが連なっています。
100均などのガーデニンググッズのシャベルやバケツなどを組み合わせて、手作りをする方も多いようです。
・レンガシート
100均やホームセンターで買うことができる、レンガの壁のような壁紙で、茶色や白色、グレーなどのカラーがあります。
凹凸があるクッションレンガシートは立体感があるので、貼る場所に合わせて選ぶと良いでしょう。
自然素材のインテリアと雑貨によるナチュラルな雰囲気
ナチュラルカントリーのインテリアテイストを見ていると、インテリアやファブリックの素材感が部屋の居心地に大きく影響するのを感じるのではないでしょうか。
無垢材のテーブルやコットンのクッションカバーなど、肌に触れるインテリアから、自然素材のふんわりと優しい雰囲気を感じるのだと思います。
それに合わせて、雑貨をディスプレイとして飾るのも楽しいでしょう。
ぜひ、ぬくもりと温かみのある部屋作りの参考にしてみてください。