フレンチスタイルには、パリの暮らしを思わせるような、インテリアスタイルが、いくつかあります。
上品でエレガントなスタイルや、自然素材を組み合わせたナチュラルなスタイルなどには、共通の要素やアイテムなどがあります。
ポイントを押さえて、パリのお洒落な部屋のように作ってみませんか?
それぞれのスタイルの特徴や、部屋作りのポイントをまとめてみました。
フレンチスタイルの主な種類!それぞれの特徴
大人の女性に人気がある「フレンチスタイル」は、インテリアの要素によって、いくつかのスタイルがあります。
それぞれのスタイルには、どのような特徴があるのかをまとめてみましたので、参考にしてみてください。
・フレンチシックスタイル
白を基調に、ラベンダーグレーやオフホワイトなどの、アンティーク家具が特徴のフレンチスタイルです。
アンティーク家具では、中世ヨーロッパを思わせる猫脚のインテリアがエレガントで、大人の女性に人気があるようです。
・フレンチシャビースタイル
塗料が少し剥がれていたり、アイアンの錆など、使い古されたように色褪せたインテリアが特徴のインテリアスタイルです。
レースのカーテンは、床まで長く垂らすのがポイントです。
・フレンチナチュラルスタイル
エクリュカラー(生成り色)のファブリックなどが、素朴で優しい雰囲気のインテリアスタイルです。
ラタンのカゴは、収納アイテムの他、キッチンカウンターなどの上部からいくつか吊り下げるだけでも、フレンチナチュラルスタイルの雰囲気が作れます。
白色がベースのフレンチスタイル!壁面やインテリアなど
フレンチスタイルは白色がベースですが、全てを同じ白色にするのではなく、オフホワイトやアイボリーなどをミックスして取り入れると良いでしょう。
壁面やインテリアの白色の取り入れ方をまとめてみました。
・白色の板壁風の壁紙シートを活用
木目が見える板壁風の壁紙シートは、100均やホームセンターで販売されていますので、手軽にフレンチスタイルの壁面を作れます。
壁紙シートは、カラーボックスなどの側面に貼って、活用することができます。
・白色の脚のスツール
座面が木製で、白色の脚が、フレンチスタイルによく合います。
スツールの脚は、木製やパイプ製などありますが、どちらも白色が良いでしょう。
・白色のアーティフィシャルフラワー
生花をリアルに再現し、生花よりも更に美しく作られた花を、「アーティフィシャルフラワー」と言います。
ガラス瓶で飾ると「フレンチシックスタイル」に合いますし、ブリキのじょうろは、フレンチシャビースタイルやフレンチナチュラルスタイルと合うでしょう。
飾るインテリア!フレンチスタイルの雰囲気を作る
フレンチスタイルの部屋では、おしゃれな雑貨がスッキリまとまっていますが、飾り方にポイントがあります。
フレンチの雰囲気を作る、飾るインテリアをまとめてみました。
・ショーケース
キッチンカウンターなどに置く、木製ショーケースの斜めになっている全面は、上に引いて開ける「フラップ扉」や、ガラスの引き戸のタイプがあります。
ショーケースの中に、食器や食品、雑貨などを収納するインテリアですが、無造作に入れていても、ディスプレイのようにおしゃれに見えるインテリアです。
・ウォールシェルフ
「ウォールシェルフ」とは、壁に設置をした棚のことを言います。
壁面をディスプレイするように、お洒落な雑貨を飾ったり、実用的に使用したり、様々な用途で活用できるインテリアです。
壁にネジで設置するタイプは、強固に取り付けられるので、耐荷重が優れていますが、壁に穴が空いてしまいます。
ホッチキスやピンタイプの設置方法は、跡が目立ちにくいですし、手軽に設置できます。
ただし、賃貸物件にお住まいの場合は、跡が目立ちにくいものであっても、契約内容によっては退去時に費用を請求されることもありますので、問題がないか契約内容を確認しておくことをおすすめします。
お洒落な飾り窓!フレンチスタイルの部屋作り
「飾り窓」とは、リビングなどの窓の手前に設置した、木製の格子状などの窓枠のことを言います。
飾り窓を白色などにペイントしたり、エイジング加工をして、フレンチスタイルの部屋作りをしてみましょう。
手頃なサイズのイミテーションの飾り窓も、人気アイテムです。
・窓枠のDIY
木製の格子状の飾り窓を作り、両端にアンティーク調の取っ手を取り付けます。
ピッタリはめ込めるように、ヤスリで削って調整して設置をする方法ですと、原状回復が可能になります。
外す時は、取っ手を手前に引っぱれば外せますし、飾り窓をはめ込めば、アルミサッシの枠の部分が隠れるので、フレンチスタイルのインテリアと合います。
・イミテーションの飾り窓
壁面に、イミテーションの飾り窓を設置すると、フレンチな部屋が作れます。
飾り棚の棚板の上に、イミテーションの飾り窓を設置する方法もあります。
飾り窓と棚板が一体化されるので、パリのアパートメントのようになりますし、棚板に小さいサイズの観葉植物や雑貨を並べると、お洒落な飾り窓になります。
フレンチスタイルのインテリア!バイカラーの組み合わせ
「バイカラー」は、一つのアイテムに2カラーが使われている状態を言います。
フレンチスタイルでは、バイカラーのテーブルや収納インテリアなどが、用いられていることが多くあります。
その魅力とバイカラーの組み合わせをまとめてみました。
・バイカラーの魅力
カラーを組み合わせることによって、それぞれのカラーの視覚的効果があります。
外側が淡い色で、内側が濃い色のインテリアの場合、遠近感により家具が締まった印象になります。
その反対に、外側が濃い色で、内側が淡い色の場合、家具内側の面が広く感じられるのです。
・バイカラーの組み合わせ
フレンチスタイルのテーブルでは、パイン材などの木製の天板に、アイボリーなどの脚の組み合わせが人気です。
収納インテリアでは、前面の扉がアイボリーで、上部や側面は木製のバイカラーが使われることが多くあります。
青みがかったグレーと無垢材のバイカラーは、フレンチシャビースタイルに多い組み合わせです。
カーテンのアレンジ!パリのお洒落な部屋のように
フレンチスタイルでは、カーテンをアレンジするとパリのお洒落な部屋のようになりますし、部屋のフォーカルポイントになるほど、とてもおしゃれです。
インテリアスタイルに合わせて、それぞれアレンジして取り入れてみてください。
・スカーフスワッグカーテン
窓の上部に折り畳まれたカーテン生地を、横向きにふんわりとたゆませて、両端を下に垂れ下げるスタイルになります。
レースのスカーフスワッグカーテンは、エレガントですし、ナチュラル感も増します。
・セパレートカーテン
出窓や腰窓ぐらいの窓に吊るされている複数の縦長の生地を、中心より少し下の辺りで、タッセルで結ばれたカーテンになります。
現在、使用しているカーテンや、リネン素材のカーテンを同様にまとめても、フレンチスタイルになりますよ。
部屋の入口など、突っ張り棒で、レースカーテンを飾る方法もあります。
・カフェカーテン
光を取り入れる小窓ですが、視線が気になる場合もあります。
そのような場合は、カフェカーテンを取り付けてみましょう。
遮光やUVカット加工などのタイプもあるカフェカーテンは、クリーム系の色だとフレンチスタイルに合います。
フレンチススタイルはインテリアと雑貨のお洒落な組み合わせ
フレンチスタイルは、レースカーテンのアレンジなど、フレンチスタイルならではの特徴がいくつもあります。
白色のバリエーションを活用したインテリアと雑貨のお洒落な組み合わせは、パリのお洒落な部屋のようです。
ヴィンテージ風の雑貨のカラーでは、ロビンズ・エッグ・ブルーなどを組み合わせると、フレンチスタイルに合うでしょう。
アンティークの古き良き時代と、現代の物をミックスしたりしながら、フレンチスタイルの部屋作りの参考にしてみてください。