お客様を迎える玄関は、家の顔ともいわれています。
シンプルな玄関もスッキリして良いものですが、ほんの少し工夫するだけで、より素敵な玄関にすることもできます。
ここでは、玄関ポーチをおしゃれに見せるインテリアについてご紹介します。
家の前を通る方の目を惹く素敵な玄関を作ってみましょう。
玄関ポーチのインテリアはテーマを決めてから揃えよう
玄関ポーチのインテリアを楽しむ時には、まずどのような空間にしたいのかテーマを決めてから始めるようにしましょう。
近年はどんな情報もインターネットで簡単に検索できるため、他人の家のおしゃれなインテリアを参考にしている方もたくさんいらっしゃるでしょう。
しかし、どんなに素敵なお家でも、自分の家の玄関とは形や雰囲気が違うので、必ずしも同じインテリアが合うわけではありません。
インテリア雑貨を購入する時も、テーマが決まっていないのに好みであれこれと揃えてしまうと、統一感のない玄関になってしまいます。
そのため、玄関のどこにどのようなものを置くのか、全体的にどのようなテイストで揃えたいのか、などのことをしっかりと決めておくようにしましょう。
また、テーマに沿った雑貨を揃えた場合でも、あれこれとたくさん飾ってしまうと玄関がごちゃごちゃと散らかった印象になってしまいます。
玄関の広さや形によっても異なりますが、ポーチに置くものは大きいものならば1~3個、小物でも5個くらいに抑えたほうがスッキリして見えると考えられます。
それでは早速、玄関ポーチのインテリアを見ていきましょう。
玄関ポーチには植物がおすすめ!明るいインテリアにしよう
玄関ポーチを飾るインテリアとしてもっともおすすめなのが、やはり植物です。
植物は、色合いが鮮やかで明るい印象にしてくれるものがありますし、風水でも「運気を呼びよせる力」があるといいます。
また、花の種類によって季節感を感じることもできるので、お客様を迎える場所にふさわしいインテリアだといえるでしょう。
さきほど、「玄関ポーチに置くものは数を抑えたほうが良い」と述べましたが、植物に関してだけはその必要がありません。
植物は統一感を演出しやすく、数が多くてもひとつの世界観としてセンス良く配置することができます。
植物で埋め尽くされていて通れないといった特殊な場合は話が別ですが、基本的には、わざわざ数を考えて飾る必要はないでしょう。
玄関ポーチはタイルやコンクリートでできていることが多いので、飾る花は鉢植えやバスケットに入ったものがおすすめです。
また、玄関扉の前は庇を設けていることが多いので、日陰でも強い植物だとなお良いでしょう。
玄関ポーチの広さに余裕がある場合には、フラワースタンドを使ってたくさんの花を飾ると、非常に華やかな印象を与えてくれます。
数が多いことで外からもよく見え、家の前を通る方の目も楽しませてくれることでしょう。
広さにそれほど余裕がない場合には、シンボルとなりそうな小さめの木を1本だけ立てるのも素敵です。
クリスマスツリーとしても使われることのあるコニファーは、鉢植えでも育てることができて華やかで明るい色味のかわいらしい木なので、育てやすくシンボルツリーとしておすすめです。
刈り込みを楽しむこともできるので、たまには雰囲気を変えたいという場合にも向いています。
玄関の扉を飾って明るい印象に!
玄関ポーチのインテリアというと床を飾るイメージがありますが、玄関ポーチが狭い場合など、「あまりものを置きたくない」と考える方もいらっしゃるでしょう。
そのような時は、玄関扉のインテリアを楽しんでみてはいかがでしょうか。
玄関扉は黒や茶系、ナチュラルカラーに白など、モノトーンやナチュラルカラーであることが多いものです。
そのため、ひとつの飾りを付けるだけでも雰囲気を変えることができます。
扉を飾るというと植物のリースが思い浮かぶかもしれませんが、生花は日持ちがしないので、頻繁に交換する必要があります。
長く飾るには造花を使ったリースのほうが便利で、プリザーブドフラワーのリースも人気が高いものです。
ものによっては手作りのキットも販売していて、葉を使った緑が多めのリースはさわやかな印象になりますし、赤や黄色の花を使えば明るくかわいらしい印象になります。
形も、丸だけではなくハートにするなどのアレンジができます。
リース以外に、ウェルカムボードを付けるという方法もあります。
ウェルカムボードならば100均で手に入るグッズで手作りもできますから、安価でオリジナリティーあふれるボードを飾ることができます。
さらに、カフェの扉のようなドアベルも、軽やかで澄んだ音を聞かせてくれるので、見た目以外にも楽しむことができます。
玄関ポーチをかわいく飾る楽しいインテリア雑貨
さて、ここでは玄関ポーチをかわいらしく飾ってくれるインテリア雑貨やオブジェなどをご紹介します。
玄関扉にウェルカムボードを掛けるとご紹介しましたが、ウェルカムボードは床に立てるタイプだと大きさを選べるので、玄関に余裕がある時は立てるタイプでも良いでしょう。
ウェルカムボードは、素材も形も好きなように選べるのが楽しいものです。
木製フレームや黒板、コルクボードなど好きな素材に、リボンやフェイクグリーンなどを使ってデコレーションすると、オリジナルの素敵なボードができます。
また、玄関ポーチはオブジェを飾るにも最適な場所です。
代表的なものだと動物のオブジェやキャラクターもののオブジェがありますが、和風の玄関ならば陶器のフクロウやカエルなどの縁起物を飾っても良いでしょう。
また、ブリキの三輪車やベンチなど、実用的ではありませんが外に置くインテリアとしてはふさわしくかわいらしい形のものもあります。
実用性も兼ねるのならば、凝った作りの傘立てなどはいかがでしょうか。
さらに、玄関ポーチならばライトのついたオブジェもおすすめです。
ライトの付いたオブジェは、ソーラーライトで防雨性のものもあるので、外でも安心して使うことができます。
夜になると玄関を下からそっと照らしてくれるライトは、玄関をやさしく美しく浮かび上がらせてくれることでしょう。
季節ごとにアレンジして表情を変えるインテリア
さて、ここでは季節に合わせてインテリアをアレンジする方法についてご紹介します。
玄関ポーチは、毎日家族が通る場所であり、外からも見える場所ですので、季節やイベントに合わせてインテリアを変えると気分も変わって楽しめます。
クリスマスにはクリスマスツリーやリース、お正月には門松やしめ飾りを飾る家はたくさんあるかと思いますが、一年を通してみると、もっとたくさんのアイテムを楽しむことができます。
とはいえ、大きく変えると手間もお金も掛かってしまいます。
簡単に変えるだけでも良いでしょう。
例えば、手作りリースにはそれぞれの月に合ったモチーフで作れるものがあります。
2月には節分、3月には雛飾りなど、季節に合ったものを作って扉に掛けてみてはいかがでしょうか。
春には、陶器の壺に桃の枝を無造作に差しておくだけでも素敵です。
夏には木製のウェルカムボードに貝殻や錨のオーナメントなど、海のモチーフで飾ってみてはいかがでしょう。
少しくすんだ色味のベンチに、木の実やリスの置物を置くだけでも秋の雰囲気を出すことができますし、10月にはハロウィンの飾りに変えるとイベントを楽しむことができます。
冬には雪だるまの置物を置いたり、ランタンを飾ってみても素敵でしょう。
季節によって飾りを変えると、なんとなく気持ちもウキウキしてくるかもしれません。
玄関ポーチのインテリアを楽しむ時の注意点
最後に、玄関ポーチのインテリアを楽しむ時のコツや注意点についてご紹介します。
繰り返しになりますが、玄関ポーチは家の顔であり外からも見える場所ですので、インテリアをおしゃれに見せる以前に、美しく清潔にしておく必要があります。
どんなに素敵なインテリアでも、周りが汚れていてはとても残念な印象を与えます。
そのため、毎日の掃除はしっかりと行うようにしましょう。
玄関ポーチは、室内と比べると雨風にさらされてホコリも舞い上がります。
また、クモの巣も、少し目を離した数時間でできているということがあります。
例えば玄関ポーチの隅にオブジェを置いていたら、オブジェの上だけではなく、ずらして裏側もきれいに掃いたりホコリを払ったりしましょう。
鉢植えを置いている時は、落ちた花びらや葉もしっかりと片付けましょう。
また、ポーチの広さに合ったインテリアを選ぶことも大切です。
扉を開ける時にオブジェにぶつかったり、ウェルカムボードを倒してしまうようではストレスが溜まってしまいます。
伸びた草木などで歩きにくい状態も良くありません。
玄関は歩きやすくスッキリとしていることが第一条件となります。
歩行や扉の開け閉めに影響するような飾りは避けるようにしたほうが良いでしょう。
自分に合った楽しみ方を考えよう
玄関ポーチのインテリアは、置くだけの簡単なものから手作りのもの、自然の木や花を使ったものなどたくさんの種類があります。
忙しい時には手間のかからないものを、時間がある時には少し凝ったものを作ってみるなど、自分の生活や時間に合わせて楽しむことができます。
自分に合った素敵な玄関を作ってみましょう。