家族や友人はもちろんのことながら、郵便や荷物の配達員、家の前を行き来する見知らぬ人にも目に留まるのが玄関の外側です。
その家の雰囲気や住んでいる人の様子などの第一印象は、玄関の外側の雰囲気で決まるとも言われています。
玄関扉や玄関ポーチ、門から玄関ポーチへ続くアプローチに着目して、それぞれの場所におすすめのインテリアをご紹介しています。
素敵な家づくりの1歩として、是非参考にしてみて下さい。
玄関の外側は第一印象が大切!
お客様だけでなく、通りすがりの人にもぱっと目に留まるのが玄関の外側です。
例えば、自転車やおもちゃなどが置いてあれば、小さなお子さんがいる家庭なんだなと微笑ましく感じるものですよね。
また、きちんと玄関ガーデニングが施されていれば清潔感を感じ、四季の花々で彩られているのなら華やかで明るいご家庭を想像します。
逆に、玄関周りに雑草が生えっぱなしで掃除が行き届いてない様子を目にすると、日々の忙しさだけでなくずぼらな印象も与えかねません。
このように、その家の中の雰囲気や家族の様子、どんな人物が住んでいるのかということや、その生活スタイルまでを判断する場所といっても過言ではありません。
その家の第一印象を決めてしまう玄関の外側だからこそ、素敵なインテリアにこだわりたいものですよね。
今回は、玄関の外側におすすめのインテリアについて考えてみましょう。
まずは玄関の外側の各名称を知っておこう!
玄関周りの部分にも、1つ1つ名称が付いていることをご存知でしょうか。
まずは意外に知らないその名称について、簡単にご紹介しておきましょう。
玄関の外側のインテリアに特にこだわりたい部分を取り上げてまとめてみます。
●玄関扉・玄関ドア
その名の通り玄関に取り付けられた扉のことを示し、その建物の出入り口になります。
一般的に洋風家屋にみられる開き戸と和風家屋にみられる引き戸の2つに分類され、断熱材を挟んだ多層構造になったものが多いとされています。
●玄関ポーチ
玄関扉のすぐ前にあるスペースのことで、一般的には、玄関先の壁から庇が出ている下の部分を示すと言われています。
雨が降っていても濡れることなく、ベビーカーなどを置くちょっとしたスペースとしても重宝します。
門扉の設けられているマンションでは、その門扉から玄関までのスペースの呼び名としても使われます。
●アプローチ
門から玄関ポーチへとへと続く通路を示します。
面している道路から玄関までの小径のようにくねくねとしたしたデザインのものや、階段状になったものが一般的です。
駐車場スペースと兼用する場合もあります。
玄関扉のインテリア!リースを飾ってみよう
ここからは、前章でその名称をご説明した玄関外側のそれぞれの部分ごとに、おすすめのインテリアについて考えていきましょう。
まずは、玄関扉におすすめのインテリアになります。
その家ごとのこだわりはもちろんありますが、玄関扉はシンプルなデザインのものが多いのではないでしょうか。
長方形でブラックやブラウン、ホワイトなどの単色使いのものが好まれる傾向にあるとされています。
この玄関扉にリースを取り付けることで、一気に華やかでおしゃれな雰囲気にすることができます。
春先には鮮やかな色合いの様々な花をまとめたリース、夏にはグリーンで統一したすがすがしいリース、秋にはススキやどんぐりなどをあしらったリース、冬にはレッドとグリーンを基調にしたクリスマスリースなどと、四季をイメージしたものを取り付けるのも楽しいですね。
また、ピンク基調のものやハート型のものなど、可愛らしリースなどは小さいお子さんがいらっしゃるご家庭などにおすすめです。
ドライフラワーで作った落ち着いた風合いのリースですと、アンティークな雰囲気になりますね。
杉のグリーンに椿の花や松ぼっくりをあしらい、和服に使用されるちりめん素材のリボンでまとめたものなど、和テイストのリースなら和風家屋の玄関扉にもぴったりです。
アートフラワーなど、リース作りから楽しんでみるのもいいですね。
玄関ポーチのインテリアのおすすめは?
玄関の外側のスペースの玄関ポーチは庇があることから、雨で濡れることを気にせずにインテリアを楽しめるという利点があります。
まず、おすすめしたいのがボードです。
ナチュラルな木製のOPENボードを飾れば、インテリアの中でも特に人気があるカフェ風スタイルになりますね。
玄関ポーチの壁沿いに1つ配置するだけで、一見お店かと見間違えるほどおしゃれな雰囲気に早変わりします。
木製のWELCOMEボードはグリーンや可愛い花との相性もぴったりです。
ガーデニングに憧れるけれど広い庭がない場合や、ガーデニング初心者の方でも、玄関ポーチのWELCOMEボードを使って手軽に楽しんでみましょう。
また、小さな置物などもおすすめです。
ブリキバケツや自転車、猫や犬などの動物モチーフのオーナメントを玄関ポーチの隅に置くだけで、雰囲気がぐんとおしゃれになります。
さらに、アイアンや真鍮素材のデザイン性の高い傘立てなどを置くと、実用的なうえにアンティークなイメージを演出できますね。
玄関扉や外壁の色などとのバランスを考えて、個性あふれるインテリアを楽しんでみましょう。
色とりどりの花で迎えるアプローチ!植木鉢にもこだわりを
玄関ポーチにつながるアプローチには、様々な植物や花を飾ってみましょう。
グリーンがあることで心が癒され、美しい花やその香りに包まれれば明るく楽しい気分になるものです。
玄関の外側から植物や花で鮮やかに彩って、訪れる方を気持ちよくお出迎えしましょう。
植物や花をインテリアとして楽しむためにも、植木鉢にはこだわりたいものですね。
玄関ドアや外壁、アプローチのタイルの色などに合わせて、植木鉢を選んでみましょう。
植木鉢には様々な種類のものがあります。
手軽な価格で手に入り、軽くて扱いやすいプラスチック製、重量があり高級感を感じれる素焼き、ナチュラルで可愛らしい木製などがその代表になります。
アプローチの小径に沿って配置したり階段に複数並べるのなら、あまり高さのない植木鉢がおすすめです。
また、人の目に留まりやすい場所には、高さのある植木鉢を使ってしっかりと存在感出せば見栄えがしますね。
高さのない植木鉢もスタンドなどを利用すれば、目線をアップすることができます。
玄関外側のインテリアとして考えるのなら、アイキャッチャーになるような鮮やかな花を選んで植えてみるのもいいですね。
玄関の外側のインテリアの雰囲気は照明できまる!
今や照明器具はインテリアには欠かせないものの1つとして挙げられています。
最後に、玄関の外側のインテリアとして照明について考えてみましょう。
まずは機能面がとても重要になります。
外出先から帰ってきたときなど、玄関ポーチなどが真っ暗で鍵を開けるのも一苦労というような経験をされたことなないでしょうか。
こんな時におすすめなのが、センサー付きのライトです。
また、玄関扉付近に取り付ける壁付けポーチライトは、光が前に広がることから、玄関周囲を広い範囲で照らすことができると言われています。
さらに、虫がよりにくいことや節電などのメリットから、LED付きの照明がおすすめであることも念頭に入れておきましょう。
これらの機能面をしっかり考慮したうえで、玄関扉や外壁、家全体の雰囲気に合わせた照明を選んでみましょう。
防雨形のシンプルなデザインのものから、檜などの木製枠を使用した和風モダンテイスト、レトロな雰囲気の真鍮素材のものなど、和風、洋風家屋のそれぞれにぴったりのものが多数販売されています。
カラーやサイズだけでなく光色などにもこだわった、玄関の外側をおしゃれに照らす照明を見つけてみましょう。
お部屋の中だけじゃない!玄関の外側のインテリアも楽しもう
家の中のリビングや寝室、ご家族の個室などのインテリアのテイストにこだわって、心地よい空間を作りたいものですよね。
玄関の外側のインテリアも、お部屋の中の雰囲気に合わせて選んでみましょう。
玄関扉や外壁の色やデザインだけでなく、その家全体のイメージに合わせた小物、照明、植物などを合わせることがポイントです。
季節ごとの行事などもうまく組み込んで、玄関の外側のインテリアも楽しんでみましょう。