インテリアのメインともいえる家具というと、「ソファ」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
一見難しそうな青い色のソファですが、実はコツさえ掴んでしまえばコーディネートは簡単です。
そこで今回は、青い色のソファを取り入れたインテリアコーディネート術のポイントや、青い色がもたらす様々な効果についてご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
インテリアの主役!理想のソファの選び方とは?
インテリアの主役となるソファは、価格も安いものではありませんし、なかなか簡単に買い替えがきかないものになりますので、慎重に選びたいものです。
「青い色のソファを置きたい」と思っても、理想とは違ったということがないように、ソファ選びのポイントを把握しておきましょう。
まず、大切なソファのサイズ選びです。
小さすぎても不便ですし、大きすぎても動線を妨げたり、イメージしていたインテリアのレイアウトと違うということになってしまうかもしれません。
人が通るのに必要なスペースは60センチメートル以上、テレビとソファの距離は130センチメートル以上が理想とされています。
また、何人でソファを使うのか想定しておくのことも必要です。
1人暮らしならば、コンパクトタイプのソファでも十分ですが、家族が多いのならば大きめサイズのソファを選ぶことになります。
もし、普段は少ない人数でも、よく泊まりにくる家族や友人がいるのならば、普段はソファとして使え、来客時には簡易ベッドに変身するソファベッドが便利です。
それから、濃い青色であれば汚れは目立ちませんが、水色のような淡い色ですと汚れが目立ちやすいです。
例えば、小さな子供がいるなどソファが汚れやすい環境であるならば、洗濯が可能なカバータイプの方が安心してソファを使えるでしょう。
青い色が私たちにもたらす効果を知っておこう!
私たちは、様々な色に囲まれて日常生活を送っています。
「視覚」は、人間の感覚の大部分を占めるため、色のもたらす影響は大きいとされています。
それでは、青い色はどのような影響をもたらすのでしょうか。
青い色は、空や海や水といった自然を連想させる色でもあり、爽やかな印象もあるため、大多数の方が好む色のようです。
また、青い色には以下の心理効果があります。
●集中力を高める
●食欲のコントロール
●睡眠を促進する
●気持ちを落ち着かせる
●時間がたつのが早く感じる
青色は「鎮静と抑制の色」といわれています。
心身の興奮を鎮め、感情を抑えるので、冷静に判断が下せるようになります。
それに伴って、集中力が高まりますので、「気が付いたら思った以上に時間が経っていた」ということもあるかもしれません。
そして、青い色のような寒色系の色を見ると、副交感神経が活発に働き、リラックス効果があるようです。
癒し効果を求める方には、青い色のソファがあるインテリアはぴったりでしょう。
また、青い色は食欲を抑制する効果があるため、いつも食べすぎてしまって困るという方は、ぜひ取り入れてみたい色ともいえますね。
青いソファを置くためのインテリアのカラーコーディネートのポイントは?
青いソファをメインにインテリア作りをする場合は、どのようにカラーコーディネートをしていけば良いのでしょうか。
インテリアのカラーコーディネートは、3種類のカラーで組み合わせると、まとまった印象になります。
まず、インテリアの基本となる「ベースカラー」は、床や天井や壁紙の色、全体の70パーセントくらいの割合です。
次に、インテリアのイメージを決める「アソートカラー」は、家具やカーテンといったお部屋の中で大きい面積を占めるカラーで、全体の20~30パーセントくらいにするのがベストバランスです。
最後に、インテリアのアクセントとなる「アクセントカラー」は、いわゆる差し色で、インテリアに変化を付けたり、空間を引き締めてくれる役割があります。
「アクセントカラー」は、全体の5~10パーセントくらいの割合で取り入れてみましょう。
青いソファを置きたい場合は、アクセントカラーとして「青」を使うのが良いですね。
そして、アートなどの壁面装飾やオブジェや、クッションカバーなどの小物や雑貨で、「青」をバランス良く取り入れてみるのがポイントです。
また、アクセントカラーは全く同じ色でなくても、水色と濃い青など同系色であれば、違和感なく組み合わせることが可能です。
青いソファと組み合わせたいカラーは?
一口に青いソファといっても、様々な青があります。
おしゃれでインテリアのメインとして主張する鮮やかな青から、優しく淡い色合いの青まで幅広いカラーがあります。
そこで、様々な青い色合いのソファと相性が良いカラーをみていきましょう。
ハッキリしたカラーのビビットな青は、白と組み合わせることで爽やかな印象になります。
また、少し緑がかった特徴的なターコイズブルーは、ブラウンとも相性が良く、エキゾチックな雰囲気に仕上がります。
一方、淡い水色のような青色は、主張が少ない分、初心者にも挑戦がしやすいカラーです。
ピンクのような可愛らしいカラーから、ゴールドのような華やかなカラーまで、特別なテクニックがなくても合わせやすいです。
また、最近人気があるのがデニムを思い起こさせるようなネイビーカラーです。
ネイビーは様々なテイストインテリアに取り入れやすく、モノトーンカラーとの相性は抜群です。
シンプルやモダンなテイストなど大人っぽいインテリアの他にも、ブルックリンスタイルや男前インテリアにぴったりです。
また、青色独特の涼しげな印象を緩和させたい場合には、反対色である黄色・赤・オレンジのような暖かみのあるカラーを取り入れると、よりおしゃれな雰囲気になり、インテリア上級者にみえますよ。
青いソファに合うクッションの選び方とは?
青いソファの魅力をより引き立たせる名脇役といえば、クッションです。
どのようなクッションを選ぶかで、インテリアの印象が変わってくるでしょう。
そこで、青いソファに合うクッション選びのポイントをご紹介していきます。
●同系色パターン
定番ですが、青いソファと同系色のクッションを合わせるコーディネートです。
例えば、濃い色の青いソファに水色のような淡い色のクッションを合わせる方法です。
グラデーションカラーは、インテリアコーディネート初心者にも始めやすいのでオススメです。
●類似色パターン
類似色とは、色相が近いカラーのことを指します。
青の類似色ですと、パープルやグリーンが当てはまります。
インテリアの統一感を保ちながら、メリハリのある空間に仕上げることが可能です。
●反対色パターン
空間にメリハリを付けたい場合には、反対色を選ぶと良いでしょう。
イエローやレッドのクッションは、青いソファとのカラーの違いが明確になり、インテリアが明るい雰囲気になります。
また、インテリアコーディネート上級者向けのテクニックですが、クッションを複数置く場合、全て異なるパターンの色合いでコーディネートすることがあります。
このような場合、異なった色合いでも、クッションの柄やテイストが同じものを選ぶとまとまった印象のインテリアになります。
青いソファを風水インテリアに取り入れるときのポイントは?
インテリア風水は、衣・食・住の3大環境のうち「住」にあたり、最も影響力が強いとされています。
そして、家の中で寛げる場所というと、「ソファ」と答える方が多いくらい、ソファはリラックスして過ごせる定番スポットではないでしょうか。
風水では、人が素の状態でリラックスして過ごせる時間は、運気を取り込みやすいとされています。
また、長い時間を過ごす場所からもたらされる運気の影響は大きいため、ソファは運気を取り込む場所としても重要です。
それから、風水の考え方の観点から、カラーはとても大切な意味を持っています。
「青=水」のイメージですが、風水上では「青=木」を表すカラーなのです。
うっそうとした青々しい木が、水を吸収して成長していく元気な光景を「発展していくもの」や「向上していくもの」をイメージしたカラーが、「青」ということです。
このようなことから、「青」は、仕事運や出世運をアップされたい方にはオススメのカラーです。
また、青い色は東の方角のラッキーカラーとされているので、風水を気にする方はお部屋の中心からみて東の方角にソファをレイアウトしてみてはいかがでしょうか。
青い色のソファはインテリアのアクセントになる!
ソファを選びのポイントは、サイズと何人で使用するかです。
色選びも大切で、青色は「鎮静と抑制の色」といわれているのでリラックスした空間に置くと良いでしょう。
また、青はインテリア全体の5~10パーセントほどの割合で、アクセントカラーとして取り入れるのがベストですが、組み合わせるカラーや選ぶクッションによってインテリアの印象が変わりますので、好みに合わせて選びましょう。