ナチュラルな「フレンチカントリーキッチン」のつくり方!

最終更新日:2019/03/05

ナチュラルでガーリーな雰囲気の「フレンチカントリー」スタイルは、幅広い年代の女性から支持を得ています。

おしゃれなのに気取り過ぎない素朴さや、繊細さが魅力ですよね。

今回は、そんなフレンチカントリースタイルを「キッチン」に取り入れる方法をご紹介していきましょう。

いくつかのポイントを押さえ、ご自宅のキッチンをセンスアップさせてください。

そもそも「フレンチカントリー」ってなんだろう?

「フレンチカントリー」というインテリアテイストの発祥は、自然豊かなフランス南部のプロバンス地方だと言われています。

その地方名から「プロバンス風」といった呼び方をされることもあります。

フランス南部は地中海性気候で、とても暖かく過ごしやすい地域です。

ヨーロッパ屈指のリゾート地としても有名なので、美しい景観を望むことができます。

住宅の外観や内装には自然素材が多く使われており、ナチュラルでやさしい雰囲気が魅力となっています。

しかしながら、ただ素朴なだけでなく、ヨーロッパらしいハイセンスな空間へと仕上げるのがポイントです。

照明にシャンデリアをチョイスすることで、少しエレガントなイメージになりますし、レース素材を多用すれば甘めな印象にアレンジできます。

キッチンにおいても、温かみを残しながら上品にコーディネートしていきましょう。

次からは、そのポイントについてお伝えしていきます。

ナチュラルなフレンチカントリー調に仕上げるポイント!

ここでは、インテリアをフレンチカントリー調に仕上げるためのポイントを見ていきましょう。

ナチュラルで心癒される空間を演出するのが目標です。

【ポイント①ベースカラーはホワイトで】

全体的に、ホワイトを基調としたコーディネートを心掛けてください。

真っ白というよりも、「生成色」のような少しくすみがかった白のほうが好ましいようです。

【ポイント②アクセントカラーにはペールカラーを】

ペールカラーなどの、ソフトで爽やかなカラーリングをチョイスします。

ブルーやグリーンをアクセントにすれば、大人っぽい雰囲気に仕上がりますね。

【ポイント③丸みのある家具で統一】

木製ベースで角の丸い家具を選ぶようにしてみましょう。

角張っているデザインは避け、カーブが強調されたものを取り入れます。

【ポイント④アンティーク調のインテリアアイテムを投入】

シャビーシックな風合いのアイテムは、フレンチカントリースタイルとの相性が良いです。

塗装が剥がれかけたものや少しサビているものなど、年季を感じさせるおしゃれなアイテムを集めてみてください。

【ポイント⑤アイアン素材で本格的に】

アイアン製の装飾をアクセントにすれば、フレンチカントリーのテイスト感が増していくでしょう。

甘くなり過ぎないようにするため、ぜひとも取り入れていきたい素材です。

次項からは、キッチンのインテリアコーディネートについて見ていきます。

キッチンをナチュラルに!大きな家具から変えていこう

ここから、キッチンのインテリアコーディネートについてお話ししていきましょう。

キッチンの中でも一際目を引く存在が、「食器棚」です。

背が高く幅を取ってしまう食器棚ですが、これをフレンチカントリー調のものにすると空間全体の雰囲気が変わります。

ベースカラーはホワイトで、木製のものだとナチュラルな印象になります。

さらに、扉の部分がモザイクガラスになっていれば、ヨーロッパらしい洗練された雰囲気になりますね。

細かいところまでこだわるなら、取っ手にも注目してみましょう。

シャビーシックなアンティーク加工のアイアン素材だと、フレンチカントリースタイルにぴったりです。

また、「ダイニングテーブル」がキッチンスペース内にあるご家庭も多いと思います。

そんなときは、食器棚とダイニングテーブルのベースカラーを揃えておきたいですね。

どちらもホワイトカラーで統一すれば、一気にテイスト感が高まります。

曲線や装飾が印象的なイスを合わせて、プロバンス風にコーディネートしてみましょう。

このように、大きな家具から変えていくとキッチンインテリアが成功しやすくなります。

キッチンの床はどうする?フレンチカントリー風にアレンジ

続いては、キッチンの「床」を取り上げます。

本場フランス南部のカントリー調キッチンを見てみると、床面がタイル張りになっていることがあります。

日本のキッチンではあまり見かけませんが、デザイン性があって魅力的な印象です。

フローリングの床もナチュラルな雰囲気があって素敵ですが、ダークブラウンなどの暗めな色味だとフレンチカントリースタイルにマッチしにくくなります。

そこで、床にタイル風の「クッションフロア」を敷いてみるのはいかがでしょうか。

クッションフロアとは、やわらかいビニール素材のシート状床材です。

キッチンに取り入れてみると、ただ見た目が変わるだけでなく優れた機能性を発揮します。

●クッション性がある

●歩く音が気になりにくい

●食べこぼしなどの汚れが拭き取りやすい

クッションフロアには、このようなメリットがあります。

施工の手順も簡単なので、気軽に床をアレンジすることができるでしょう。

フレンチカントリー調を目指すのであれば、おしゃれなハニカムモザイク柄や目地のあるホワイトマーブル柄などがおすすめです。

キッチン家電はレトロデザインにするのがおすすめ!

次は、「キッチン家電」について考えてみましょう。

温かみのあるナチュラルなフレンチカントリースタイルを実現するにあたり、キッチン家電の存在感が強くなり過ぎないように注意しましょう。

現代的な雰囲気が増してしまえば、キッチンインテリアのテイスト感が弱まってしまうからです。

そこで、隠せる大きさの家電であれば、ふんわりとしたレース素材の布をかぶせてしまいましょう。

ガーリーな印象が増しつつ、フレンチカントリーインテリアと調和します。

また、家電の買い替えを検討しているようでしたら、レトロで可愛らしいデザインのものを選んでみてください。

冷蔵庫やオーブントースター、ケトルなどはレトロデザインが豊富に揃っています。

やさしい色合いで丸みのあるフォルムだと、レトロ感が増します。

アンティーク調の家具と馴染みますから、ぜひ探してみてくださいね。

ナチュラルなフレンチカントリーキッチンにぴったりのアイテムとは?

全体的なコーディネートが完成したら、小物や雑貨にも目を向けたいですね。

フレンチカントリー調のアイテムで、細かいところまでこだわっていきましょう。

<バスケット>

ナチュラル素材のバスケットに、調味料や食材を収納してみましょう。

ホワイトカラーをチョイスすれば、すっきりとした印象になります。

<ガラス保存瓶>

おしゃれなガラス保存瓶は、キッチンインテリアのアクセントになります。

蓋にエレガントな装飾が施されていると、フレンチカントリースタイルにぴったりです。

<木製オープンキャビネット>

ガラス扉の木製オープンキャビネットには、お気に入りの食器や雑貨を並べてみましょう。

見せる収納で、あなたのセンスをアピールしてください。

<ドライフラワー>

ちょっとした壁のスペースに、ドライフラワーの束を吊るしてみてください。

シャビ―な雰囲気が増して、魅力的なキッチンに仕上がります。

キッチンを憧れのスタイルにチェンジ!

今回は、キッチンに「フレンチカントリー」スタイルを取り入れる方法についてご紹介してきました。

すぐに大きな家具や家電を交換するのが難しい場合、小物使いでテイスト感を出してみましょう。

ホワイトカラーをベースとして、温もりのあるナチュラルな雰囲気を演出すれば、フレンチカントリースタイルに近づきます。

この記事を参考に、ぜひともトライしてみてください。