初めての子供部屋!?クローゼットや押し入れを扉なしに!

最終更新日:2019/04/19

狭いところが好きな子供は多いですよね。

ボールハウスや段ボールに入っている我が子を見つけると、つい写真を撮りたくなる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな子供が笑顔になるために、お家の中のある場所を改造するアイディアがあります。

それはクローゼットや押し入れです。

クローゼット・押し入れを扉なしにして、まるで小さな子供部屋や秘密基地のようにする方法について考えてみましょう。

クローゼット・押し入れを扉なしの子供部屋にしてみよう

クローゼットもしくは押し入れは、幼稚園くらいの子供にとっては魅力的な場所のようです。

もちろん狭いところを怖がる子供もいますが、自分の居場所にしようとする子供もいます。

何かを隠したり、自分が隠れたり、お気に入りのぬいぐるみの小屋にしたり、「きょうからここで寝る!」と宣言したりするかもしれません。

もし収納場所に余裕があるなら、子供のためにクローゼットや押し入れを改造して、小さな子供部屋を作ってあげるのはいかがでしょうか。

扉を取り外して扉なしにすることで、親が子供の様子を確認しやすくなります。

「そんな使い方をして、変だと思われないだろうか」と心配に思うかもしれませんが、クローゼットなどを改造している方は意外と多いのです。

子供部屋だけでなく、ワークスペースにしたりテレビを置いたり、ディスプレイコーナーにしたりする場合があります。

狭い空間であれば、こだわりの世界観を表現しやすいため、アートスペースとして使っていることもあるようです。

クローゼット・押し入れを安全で快適な子供部屋に!

クローゼットや押し入れを扉なしにして子供部屋にするなら、子供にとって安全な場所にすることを、第一に考えなければいけませんよね。

幼稚園にあがる前の赤ちゃんは特に、何も無いところでも転びます。

転んでケガをしないように下にマットを敷いたり、柱の角にはコーナークッションを貼ったりして、できるだけ安全な場所にしましょう。

また、押し入れは布団を置く時に便利なように、真ん中に段があることが多いです。

子供の身長や、その場所の使い方によっては、頭をぶつけてしまうおそれがあります。

上の段から転落してしまう危険性もあるでしょう。

ですから、目がはなせない年齢の頃は押し入れの上段には登れないように、足場になるものを片付けたり、頭をぶつけないか確認しておきましょう。

その中で絵本を読んだり勉強したり、ゲームをしたりするのであれば、ライトを設置して明るくすることも必要です。

秘密基地風の子供部屋にするアイディア

クローゼットや押し入れを扉なしのオープンスペースにして、楽しい子供部屋を作るアイディアをご紹介します。

●秘密基地のようなワクワクする空間に!

例えば、レンガ風のリメイクシートを壁に貼って、子供の好きなおもちゃを持っていき、おしゃれなプレイスペースにすることができます。

カラーボックスを横倒しにして絵本やおもちゃを収納したり、小さな机と椅子を置いて、お絵描きスペースにしたり、アイディア次第でさまざまな使い方があります。

「森の中の秘密基地」「洞窟」「船」「宇宙船」などコンセプトを決めてアレンジしていくこともできますね。

また、秘密基地を作るうえで、「登れる」「お昼寝できる」「親から隠れられる」などのことも、子供にとっては魅力的なキーワードです。

押し入れの上段に登れるように丈夫なハシゴを取り付けたり、クッションをいくつか置いたり厚地マットを敷いて、リラックスできるスペースにしてみませんか。

基本的にはオープンスペースにしたとしても、のれんやカーテンを取り付けたり、手前に小さなカウンターを置いて、親から隠れられるスペースを作ることもできるでしょう。

カウンターを置くことで、キッチンやお店屋さんのようにすることもできます。

クローゼット・押し入れを扉なしにしてベッドルームにするアイディア

●ベッドルームにもできる!

布団や枕を入れてベッドルームとして使うこともできますね。

真ん中で区切られている押し入れなら、ロフトベッド、もしくは2段ベッドのように使えるでしょう。

その際に注意しなければいけないことは、やはり安全な空間にすることです。

子供が頭をぶつけたり、高い場所から落ちたりしないように配慮されたスペースを作りましょう。

押し入れの上段をベッドのようにするなら、転落防止のベッドガードは必須です。

また、清潔さを保つ努力も必要です。

布団やマットレスは敷きっぱなしにはせず、できれば毎日畳んで寄せておき、こまめに天日干ししましょう。

シーツや枕カバー、布団カバーの洗濯も忘れないようにしてください。

クローゼットや押し入れの奥には窓がなく、いくら扉なしにしても通気性がよい場所とは言えません。

隅にはホコリが溜まりやすくなります。

寝室として使うなら特に、湿気がこもらない清潔な子供部屋にすることが大切です。

クローゼットや押し入れを子供部屋にするのは変?

「クローゼットや押し入れを扉なしにして子供部屋にしたい」とご家族やお友達に相談し、「大切な子供を押し入れに入れるなんて」「なんだかみっともない」と、反対されるケースもあるようです。

このことからか、押し入れを子供部屋にしている方達は、生活感や安っぽさを感じないように、徹底的にアレンジしている様子がうかがえます。

リメイクシート、ガーランド、雑貨やポスターを取り入れて、明るくて楽しそうなスペースにしています。

ただ押し入れにおもちゃを運び込んだだけでは、場合によっては「こんなところで遊ばせるなんてかわいそう」、と思われてしまうかもしれません。

ですから、とことんアレンジ・DIYし、おしゃれで素敵なスペースにする工夫が必要でしょう。

次項では、クローゼットの扉を取り外すことについてお伝えします。

扉なしにするにはどうすればいいの?クローゼットより押し入れの子供部屋が多い

クローゼットの扉のタイプは、引き戸や吊り戸、折れ戸など色々とあります。

それぞれのタイプ別に取り外す方法が同じならいいのですが、製品ごとにちがうケースも珍しくありません。

また、吊り戸や折れ戸はドライバーを使ったりして、ネジなどの部品を取り外す手間がかかるでしょう。

うっかり壊してしまったり、取り付けに必要な部品を失くしてしまったり、怪我をしてしまう可能性もあります。

外れた扉が壁や床を傷つけてしまうこともあるようです。

そのため、子供部屋として使うのは、クローゼットよりは押し入れのほうが多いです。

一般的な住宅の押し入れであれば、ふすまを上下に動かすようにして、外すことができる場合が多いでしょう。

「戻しにくい」というデメリットがあるようですが、身長が高くて力のある方にとっては、それほど難しい作業ではありません。

とはいえ、クローゼットを扉なしにすることが不可能だと決めつけずに調べてみると、意外と簡単だということもあります。

例えば、ダイケンのホームページの「お客様サポート」を見てみると、収納扉の外し方が説明されています。

「脱着レバーになっている吊車をつまんで引き上げて、扉を吊車から外す」など、非常にシンプルな方法が書かれていて、簡単に外すことができそうです。

クローゼットや押し入れの扉を外す際には、下記の点に注意して行いましょう。

・作業は、できるだけ2人以上で行う

・マットを敷いてから行う

・指をはさまないように注意する

・子供がどこにいるか確認し、近づかないように言い聞かせる

小さな子供部屋を作ってみよう

新築のウォークインクローゼットならともかく、古い住宅の押し入れを子供部屋にして、かつおしゃれに見せるのは、まさに腕の見せどころです。

ブログやSNSで「クローゼットの子供部屋」を公開している写真を参考にするのもいいですし、一からデザインしていくのもおすすめです。

子供にとって安全で快適なお気に入りのスペースになるように配慮して、思わず自慢したくなる、とっておきの場所を作れたら楽しいですね。