初心者さんも安心!カーテンが長いときの簡単なアレンジ方法

最終更新日:2019/07/01

インテリアの大切な要素ともなる「カーテン」ですが、丈が長いと少々不格好な印象になってしまいがちです。

しかし、お直しはしたいけど、「家にミシンがない」「手芸は苦手」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、手芸初心者さんでも簡単にできる、丈の長いカーテンのアレンジ方法をご紹介していきます。

カーテンが長いときのアレンジ

長すぎるカーテンの丈は気になるけど、「手芸は苦手・・・」「忙しくて短くする時間なんてない・・・」このように思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このように長いカーテンを手芸をせずに、アレンジして使うことも可能です。

方法としては、カーテンレールを天井付近に取り付けるというものです。

しかし、カーテンレールの取り付け位置を変えるとなると、賃貸物件にお住まいの方は対応ができず、戸建ての場合も対応として難しいこともあります。

その場合は、突っ張り棒を活用してみては、いかがでしょうか。

突っ張り棒をカーテンレールよりも高い位置に取り付け、突っ張り棒用のカーテンリングを用意し、リングにフックを取り付ければ、完了です。

このように、ちょっとしたアレンジで長いカーテンをそのまま活用することができます。

また、長いカーテンをきれいに見せるアレンジもあります。

日中に、長いカーテンを半開きの状態でカーテンの下側を端に寄せて、ゆったりとタッセルで留めておくとカーテンの上部側が丸く曲線を描き、雰囲気がグッと良くなります。

このようなアレンジもありますので、長いからと言って買い替えるのではなく、うまく活用してみてはいかがでしょうか。

カーテンが長い!長さをアレンジする前に注意すること

まずは、長いカーテンをそのまま活かすアレンジ方法をご紹介しました。

しかし、「丈の長さは、やはりどうにかしたい」という方のために、ここからは「長さを調整する前に注意したいこと」をお伝えします。

①カーテンの丈を測る

カーテン丈の長さを測る場合、カーテンレールの「ランナー」から測っていきます。

間違えてレールから直接測ってしまうと、今度は寸足らずな状態になってしまいますので注意しましょう。

②仕上がりの長さを決める

「カーテンが床上なのは分かるけど、きちんとした図り方は分からない」という方も多いのではないでしょうか。

ドレープカーテン丈の基本となる長さは、

・通常の掃き出し窓で「ランナーの下から床までのマイナス1cm」
・腰高窓で「ランナーの下から窓枠の下プラス15cm」
・レースカーテンは「厚地カーテン丈からマイナス2cm」

とされています。

この長ささえ押さえておけば、見た目にもスッキリしたカーテンアレンジを楽しむことができます。

カーテンが長いならアジャスターフックで簡単アレンジ

長さが決まったところで、さっそくカーテン丈が長い場合のアレンジ方法をご紹介していきます。

まずは、カーテンを吊るすための「アジャスターフック」を使った簡単な方法です。

もし、お手元のカーテンが数cm(10cm以下)長い程度でしたら、このアジャスターフックの、フック部分をカチカチと、ずらしていくだけであっという間に長さ調整をすることができます。

アジャスターフックは、長いもので13段階などの微調整ができますので、ちょっとした長さであるならばジャストな丈におさめることができるかと思います。

ただし、現状がAフック(カーテンレールより下にカーテンがくるフック)を使っている方が対象となります。

Bフック(カーテンレールより上にカーテンがくるフック)を使っている方は、それ以上上にはいきません。

もし調整のできないAフックをお使いの場合は、ホームセンターや、Amazonなどのネットショップでも、アジャスターフックは安く販売されていますので、ぜひチェックしてみてください。

次項では、「安全ピン」を使ったアレンジ方法をご紹介します。

カーテンが長いときは安全ピンでアレンジ

続いて、カーテンの長い部分を「安全ピン」でアレンジする方法をご紹介します。

安全ピンは、比較的小さなものを使用すると見た目にも目立たずアレンジすることができます。

【安全ピンを使った裾上げ方法】

①必要な長さに折る

長さを決めたら、仕上がりの長さに合わせて折ります。

この時、余裕があれば折り目にアイロンをかけ、マチ針で留めておくと、より綺麗に仕上がります。

②安全ピンで留める

ドレープに合わせ、カーテンの両端とプリーツの折り目部分を安全ピンで、裏側から「縦」に留めていけば完成です。

縦に留めることでドレープが寄らず、自然な仕上がりになりますよ。

この方法は、お裁縫もなくとても簡単なのですが、どうしても安全ピンの針が見えてしまいます。

試しに1本留めてみて、「簡単に仕上げられるけど、針の部分が見えることが気になるな・・・」と感じられた場合には、針の部分にビーズなど装飾をアクセントとして通しておくのもおすすめです。

または、次でご紹介する「裾直しテープ」のアレンジ方法を参考にしてください。

カーテンが長い!アレンジは裾直しテープでもできる

続いて、裁縫道具も使用しない「裾直しテープ」を使った長いカーテンのアレンジ方法をご紹介します。

手芸店などで販売されている、裾直しテープはアイロンで固定するだけの簡単なものです。

【裾直しテープを使った裾上げ方法】

①安全ピンで行った方法と同様に、長さにあわせて折り曲げたら、カーテンの端に布用テープを貼っていきます。

②裾直しテープがよれてしまわないように、アイロンを少しずつ当てて固定していけば完成です。

ここで雑にしてしまうと、せっかくのカーテンの見た目が悪くなるので、アイロン掛けは少しずつ丁寧に行いましょう。

また、裾直しテープは、カーテンの幅分必要となります。

その際、ドレープ部分を真っ直ぐにして正確に測っておくのもポイントです。

カーテンを短くしすぎてしまった場合のアレンジは?

最後に、「カーテンが長いから・・・」と、短く切りすぎてしまった場合、短く曲げすぎてしまった時のアレンジ方法もご紹介しておきます。

先程ご紹介しました方法をやり直すのも手間がかかりますし、切りすぎてしまった場合にはどうしようもないですよね。

アジャスターフックで調整できる範囲なら大丈夫なのですが、無理なときは、その「短さ」を活用しておしゃれにアレンジする方法もあります。

①レースを縫い付ける

レースをカーテンの裾にプラスするだけで、失敗したとは思えないような、ふんわりと、優しい印象のカーテンに大変身します。

注意点は横幅です。

ドレープ(プリーツ)のある場合は、まっすぐにのばしたときの幅を測ります。

その幅が必要なレースの幅となってきます。

また、「丈に合った長さのレース」をチョイスすると1枚でちょうど良い長さになります。

②ビーズトリムをつける

キラキラのビーズトリムは、風でカーテンが動くたびにゆらゆら揺れてとても綺麗です。

上部は紐状になっているものがほとんどですので、「裾上げテープ」で取り付けるのも良いでしょう。

③生地を足す

難易度が上がりますが、カーテンのデザインに合わせて生地を継ぎ足すという方法もあります。

同系色も素敵ですし、反対色にしたり、無地×柄物で組み合わせてアクセントにしてみるのもおすすめです。

このように、短くしすぎてしまったカーテンでもアレンジ次第で素敵に魅せることができるので、困ったときにはぜひお試しください。

カーテンの長さ調整にチャレンジしよう!

カーテンの北欧風のアレンジはもちろん、アジャスターフック、安全ピン、裾直しテープとどれも簡単にできるものばかりですので、ぜひ、長い・短いと丈にお困りの方は、アレンジにトライしてみてください。

万が一失敗しても、短いなりにアレンジが楽しめるので安心です。

はじめから短めに、裾上げして装飾するのもおすすめです。