テイスト別!オールドアメリカンなインテリアコーディネート

最終更新日:2019/09/08

古き良き時代のアメリカのイメージは、人によっても異なるかと思います。

実際に、一言でオールドアメリカンと言ってもさまざまテイストに細分化されます。

今回は、テイストごとのインテリアコーディネートのポイントについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

そもそもオールドアメリカンとは?

そもそも「オールドアメリカン」とは、どんなインテリアスタイルを指すのでしょうか。

オールドアメリカンとはその言葉通り、古き良きアメリカの生活様式やインテリアスタイルを取り入れるスタイルを指します。

オールドアメリカンの中にも時代によって、そのインテリアスタイルは細分化されます。

例えば「アーリーアメリカン」と呼ばれるインテリアスタイルは、アメリカの西部開拓時代の生活様式を彷彿とさせるスタイルです。

アメリカ東部の広大な大地の土っぽさや、片田舎の素朴さ、植民地時代の人々のたくましさなどを感じさせるような雰囲気が特徴と言えるでしょう。

具体的には、自然を生かしたカントリー調のインテリアスタイルやコロニアル様式、プロヴァンス様式などの家具を使ったインテリアスタイルなどが挙げられます。

また、ほころびのある木製インテリアや、ペンキがかすれたようなデザインのシャビ―シックなインテリアでアーリーアメリカンを表現することもあります。

次の章では、お部屋をそんなアーリーアメリカンなインテリアスタイルに仕上げるためのポイントについて解説します。

アーリーアメリカンに仕上げるインテリアコーディネート

はじめにご紹介するオールドアメリカンなインテリアコーディネートのポイントは、先ほどご紹介したアーリーアメリカンなスタイルに仕上げる方法です。

アーリーアメリカンな雰囲気に仕上げるには、西部開拓時代のアメリカを彷彿とさせるようなナチュラルカントリーなログハウスをイメージしてみましょう。

テーブルや椅子、チェストなどのメインのインテリアには、パイン材などのぬくもりのある木製のものを選ぶのがおすすめです。

木本来の色合いに近いようなナチュラルカラーの木製家具を選ぶのもポイントで、木目がわかるようなデザインが尚良いでしょう。

また、壁は下側が木目調になっている腰壁を選んだり、フローリングも木目がはっきりしたナチュラルな素材を取り入れると本格的なカントリー調に仕上がります。

さらに、ファブリックには、パッチワークのマルチカバーやチェック柄のテーブルクロスといった木製家具に合う柄やデザインを合わせるとおしゃれです。

ヴィンテージなアーリーアメリカンのコーディネート

オールドアメリカンの中でもアーリーアメリカンなインテリアスタイルは、もっとテイストが細分化されます。

先ほどの西部開拓時代の片田舎のログハウスのようなイメージのほかには、ヴィンテージなローカルスタイルもあります。

ヴィンテージなアーリーアメリカンスタイルに仕上げるには、デニムカラーを取り入れるのがおすすめでしょう。

アーリーアメリカンなスタイルには、インダストリアルなイメージのデニムを使って仕上げる場合もあるため、デニムカラーがよく合います。

インディゴブルーやライトブルーなどのデニムカラーのインテリアを使いましょう。

例えば、インディゴブルーのラグに、少し色あせたようなヴィンテージ感のあるライトブルーのレザーソファを組み合わせます。

足元からグラデーションを意識してカラーコーディネートするとおしゃれです。

また、ヴィンテージ感を出すにはアイアン素材のインテリアをプラスするのもおすすめできます。

脚が少し錆びついたようなアイアン製で、天板はダークブランの木製のものなどを選ぶと渋みが出ておしゃれです。

正統派なヴィンテージのオールドアメリカン!

オールドアメリカンなインテリアスタイルでは、渋みを全面に出した正統派のヴィンテージスタイルもおすすめです。

先ほどは、デニムカラーという比較的ポップな色合いで仕上げましたが、正統派なオールドアメリカンスタイルでは、ダークブラウンやブラックなどのシックなカラーを使用しましょう。

例えば、ブラックのヴィンテージなレザーソファに、ダークブラウンのシンプルな木製テーブルを合わせます。

チェストやテレビ台などにはウォールナット材が使用されたものを選ぶと重厚感のある雰囲気になります。

そして、ラグには少し色あせたようなデザインのダークグレーを取り入れてみましょう。

全体をシックなダークカラーで仕上げることで、本格的なヴィンテージ感のある趣を演出できます。

また、大きめの観葉植物を合わせるのもおすすめです。

重厚感のある中に明るい観葉植物を取り入れることで爽やかなメリハリがつきます。

西海岸風!オールドアメリカンなインテリアコーディネート

オールドアメリカンなインテリアスタイルでは、西海岸テイストに仕上げるのもおすすめです。

アメリカの西海岸の綺麗な海を彷彿とさせる西海岸テイストは、オールドアメリカンの中でも爽やかなイメージが強く人気です。

そんな西海岸テイストのオールドアメリカンスタイルに仕上げるには、ブルーや白といった爽やかなカラーを積極的に取り入れましょう。

壁や床には、潮風で少し錆びついたようなシャビーシックな白い木目調を選ぶのがおすすめです。

ソファには爽やかなブルーを取り入れ、クッションにはスター柄やストライプ柄を取り入れてみましょう。

西海岸テイストなインテリアスタイルでは、カリフォルニアの海沿いカフェのようなスター柄やストライプ柄の小物を選ぶのも大きなポイントです。

また、テーブルやテレビ台などのメインのインテリアには、シャビーシックなイメージの白い木製のものを合わせるとおしゃれです。

さらに、このスタイルにも観葉植物がよく合うためポイントとして押さえておきましょう。

ダイナー風のオールドアメリカンなインテリアコーディネート

最後にご紹介するのは、1950年代のアメリカのレトロなダイナーを彷彿とさせるオールドアメリカンなインテリアコーディネートです。

赤や黒を基調とした活気のあるアメリカのダイナーをイメージして仕上げてみましょう。

例えば、天板が赤くて丸く、脚がスチール製のアメリカンダイナーテーブルと、背もたれと座面が赤く、脚や縁がスチール製のアメリカンダイナーチェアを組み合わせます。

壁には、ネオンサインやカラフルなブリキ看板を飾ると、よりレトロなダイナーの雰囲気を演出することができます。

また、床は黒と白で構成された市松文様のようなデザインにすると、よくマッチするでしょう。

さらに、より本格的なアメリカのダイナー風に仕上げるには、オールディーズのレコードやジュークボックスのレプリカといった雑貨を飾るのもおしゃれです。

また、キッチンにカウンターがある場合には、脚がスチール製のカウンターチェアを置き、カウンターの上にはおしゃれなリキュールの空瓶などを無造作に置いてみます。

レトロなダイナー風のオールドアメリカンなインテリアコーディネートでは、このように雑貨もふんだんに使って仕上げてみましょう。

インテリアのテイストを統一してオールドアメリカンに仕上げよう!

オールドアメリカンなインテリアスタイルの中にも「アーリーアメリカン」や「西海岸」「ダイナー風」など、さまざまなテイストに細分化されます。

インテリアコーディネートする際には、テーマに合ったテイストで統一するとまとまりのある世界観になります。

ご紹介してきたポイントを参考に、お部屋をおしゃれなオールドアメリカンスタイルに仕上げてみてください。