間接照明で快適な寝室を目指そう!選び方と置き方をご紹介

最終更新日:2019/11/26

家の中でも、寝室は心と体を癒すための重要なスペースです。

深く安定した睡眠へいざなうためにも、間接照明で穏やかな光に包まれた寝室を目指しましょう。

また、実用性だけでなく、寝室をおしゃれに見せてくれるのにも間接照明が役立ちますよ。

これから、間接照明の基本的な知識についてお話ししていきます。

間接照明の選び方や置き方も詳しくお伝えしますので、ぜひ参考になさってください。

選び方や置き方を知る前に!間接照明とは?

間接照明と聞いて「部屋がおしゃれになる」ということは漠然と思い浮かぶでしょう。

しかし、その機能を詳しく説明するとなると、いまいち言葉にすることは難しいのではないでしょうか。

寝室に取り付ける間接照明の選び方や置き方についてお伝えする前に、まず間接照明がどういったものなのかを改めてお話ししておきます。

間接照明とは、光を天井や壁にあて、その反射光によって部屋を明るくする照明です。

直接部屋全体を光で照らすわけではなく、穏やかで優しい光がそっと包み込むイメージです。

あるいは、強調したい部分やアイテムを、象徴的にアピールしたいときにも使われるでしょう。

どちらにしても、間接照明は部屋の一部分だけを明るくしてくれるので、寝室に置くのはピッタリの照明だと言えます。

リラックスする場所として使われる寝室は、心穏やかな時間を過ごしたいものです。

そのためには、照明にも気を配らなければなりません。

とくに、明るすぎる照明は睡眠を邪魔することがありますので、薄暗い明るさの間接照明が寝室に適しているでしょう。

おしゃれに見えない間接照明もある!

おしゃれで過ごしやすい寝室にするための助けになってくれる間接照明ですが、置き方によっては残念なケースになってしまうこともあるようです。

【ケース1:光源があらわになっている】

間接照明には、光源を隠すことを前提としてつくられたものもあります。

その場合、光源が見えるような置き方にしてしまうと、見た目もおしゃれではなくなってしまうでしょう。

また、光源を隠して覆うことで光が分散されず、間接照明としてより効果的な光の使い方ができるはずです。

【ケース2:光源が反射して映りこむ】

直接は見えなくても、鏡やガラスに映りこむことで光源が見えてしまうことがあります。

どこから見ても光源が映らないように、部屋のいろいろな場所や角度から見え方を確認しておくといいでしょう。

【ケース3:光が当たっている部分が少なすぎる】

いくら間接照明が優しい光を目指していると言っても、暗すぎる部屋は過ごしにくいだけでなく、おしゃれからかけ離れてしまうこともあります。

間接照明を設置するときは、基本的にいくつか配置するようにしてください。

そうすることで、光による陰影を楽しめ、雰囲気ある寝室にすることができるでしょう。

寝室に設置する間接照明の選び方は?

間接照明についての知識やNGの置き方について理解を深めたところで、次は選び方についてです。

寝室に適した間接照明を見つけるための、選び方をご紹介します。

◯光の色

照明から発せられる光は、色の違いによって大きく「電球色」「昼白色」「昼光色」の三つに分けられます。

暖色の電球色から寒色の昼光色に向かって、オレンジから青白く変化していきます。

寝室に設置する間接照明の光の色を決めるなら、リラックス効果のある電球色がおすすめです。

反対に、青白い昼光色は脳を活発にさせる色とされているので、避けた方がいいでしょう。

◯種類

間接照明には、使用用途によっていくつかの種類があります。

代表的なものをいくつかご紹介しましょう。

●スタンドライト

床から延びる土台がついた棒にシェードと呼ばれる覆いが組み合わされたものが定番で、インテリアとしても使えるおしゃれな間接照明です。

●スポットライト

絵やポスター、置物など強調したい部分に光を当てるライトです。

●ブラケットライト

壁などに設置する間接照明で、落ち着いた雰囲気の寝室空間を演出してくれるでしょう。

このほかにも、たくさんの種類がありますので、場所によって間接照明を使い分けて楽しんでみてください。

次項でも、選び方についてお話しします。

ここもポイント!寝室の間接照明の選び方

引き続き、寝室に設置するための間接照明の選び方をご紹介していきます。

◯電力供給源

間接照明を使うためには、電気が欠かせません。

その電気も、電池やコンセント経由で補えるだけでなく、配線工事が必要になるケースもあるでしょう。

そのため、目的の間接照明がどのような電力供給の形式になっているのかを、事前に確認しておく必要があります。

電池形式の間接照明であれば置き場所を選びませんが、コードを繋ぐ間接照明ならコンセントの近くでなくては使うことは難しいでしょう。

延長コードを使う方法もあるかもしれませんが、その場合コードが邪魔になったり、寝室という空間にマッチしなかったりすることもありますので、注意してください。

◯機能

間接照明の中には、さまざまな機能がプラスされたものもあります。

寝室に置く間接照明を選ぶのであれば、光の強さを調節できるものやリモコンがついているもの、タイマー機能がついているものを選ぶと使い勝手がいいでしょう。

間接照明の選び方について詳しくお伝えしてきました。

それでは、いよいよ実際に寝室用に選んだ間接照明を置いていきましょう。

次項からは、間接照明の置き方についてお話ししていきます。

間接照明には基本的な置き方がある!

まずは、間接照明の基本的な置き方についてご紹介します。

間接照明には、「コーブ照明」「コーニス照明」「バランス照明」の三つの置き方があります。

◇コーブ照明

コーブ照明は、天井を明るくする間接照明の置き方です。

高い部分が明るく見えることで、空間を広く感じられます。

天井から柔らかな光が優しく降り注ぐので、くつろぎスペースである寝室に向いている間接照明の置き方です。

◇コーニス照明

コーニス照明は、壁面を明るくする間接照明の置き方です。

壁だけでなく、カーテンや窓に向けて光を当てることもあります。

テレビの裏にコーニス照明で光を当てれば、テレビと部屋との明暗の差が緩和され、寝室でもリラックスして視聴ができるでしょう。

◇バランス照明

バランス照明は、天井と壁の両方を明るくする間接照明の置き方です。

コーブ照明とコーニス照明を合わせた間接照明と言えるでしょう。

寝室におすすめの間接照明の置き方

間接照明の基本的な置き方をご紹介しましたので、次は寝室を想定して具体的な置き方を2つご提案していきます。

【提案1:床を照らす間接照明を置く】

寝室では照明が暗いこともあり、足元がおぼつきません。

そこで、提案したいのが床を照らしてくれる間接照明を置くことです。

コードなどで足を引っ掛けないように、電池式で小型の間接照明を置いてみてはいかがでしょうか。

【提案2:ベッド脇に間接照明を置く】

寝室にあるベッドでは、寝る寸前まで何かしらの作業を行っていることもあるでしょう。

「眠くなるまで本を読んで過ごす」という方もいるかもしれません。

そのようなときに便利なのがベッド脇の間接照明です。

部屋全体は暗くしながらも、手元だけ明るくすることで、睡眠導入への邪魔をすることなく、リラックスした時間を過ごせます。

角度を調節して明るくする部分を変更できるスタンドランプに、熱を発しにくいLEDを取り付けて設置しましょう。

寝室にぴったりの間接照明を設置しよう!

寝室に設置するための間接照明の選び方と置き方を具体的にご紹介しました。

これらの情報を参考にして、寝室を快適空間に変身させてみましょう。

ただ、選ぶ間接照明によっては、NGになってしまう置き方もあります。

適した場所に適した置き方で間接照明を設置して、寝室全体がバランスよく光が当たるように調節してください。