家に生息するダニは、カーペットや寝具に潜んでいるケースが多いとされ、その退治方法が話題になっています。
そのため、最近ではカーペットや防ダニグッズでさまざまな防ダニ効果がある製品があり、売れ行きがよく人気があります。
そこで、カーペットで防ダニに効果があるものや、ダニの対処法、ダニ退治に効果があるグッズなどをくわしくご紹介します。
カーペットを購入するときに防ダニ効果も考える
オーダーメイドのカーペットや、ホームセンターや家具屋さんで売られている市販のカーペットを自宅のお部屋にセッティングするのを考えるのは、とても楽しいことです。
敷きつめる床に対して大きさや形状、色あいやコントラストを選ぶ楽しみがあります。
また、カーペットを一枚だけ使うのではなく重ねて用いる方法で敷くと、お部屋がすてきに見えます。
しかし、カーペットを購入するときには、防ダニ効果があるものを選ぶことも忘れてはなりません。
カーペットは、使用する場所によっては毎日肌に触れる機会が多い製品です。
そのため、お肌が敏感な小さな子供やアレルギーを持っている方、喘息の疾患がある方などは、徹底した防ダニ対策をする必要があります。
もともとカーペット自体に防ダニ対策が施されている製品や、カーペットが防ダニ仕様でなくても、ダニ対策ができるグッズが今ではたくさんあり、簡単に手に入ります。
また、日々の掃除の仕方やダニの性質も考えると適切な対策ができますので、覚えておきましょう。
それでは、カーペットの防ダニの効果について次項で考えましょう。
カーペットの防ダニ効果はどのくらい続く?
きれいな柄がプリントされたものや、風合い豊かな色使いのカーペットがたくさんある中で防ダニの効果がある製品を選ぶとしたら、気になるのが効果の程度や持続性です。
カーペットの防ダニ加工は、ダニが嫌がる要素として薬剤で加工されているものがあります。
薬剤としているため心配になる方もいるかと思いますが、人体への安全基準を満たしたもののようです。
そして、この防ダニ加工をしているものには、ダニが寄りつきにくくなっています。
しかし、ダニを死滅させる効果は期待できません。
よく防ダニ加工と書いてあるだけで、ダニが死ぬものだと思いがちですが、そういうわけではありません。
また、防ダニした場所にはダニが寄り付かなくとも、そのカーペット以外のところには生息しています。
このように、防ダニ加工されているものがあることでダニがいなくなる、というわけではないということです。
そして持続性ですが、製品によっては、2年から5年間は防ダニの効果が持続するものがあります。
しかし、効果の保証は現時点でも100パーセントとは言えず、使用状況によって持続年数や効果の度合いも変化します。
カーペットなどに生息するダニの性質を知ろう
前述では、カーペットの防ダニ加工の効果や持続時間についてお伝えしました。
その中で、ダニがいなくなるわけではない、ということもご理解していただけたかと思います。
それでは、ダニにはどのような性質があるのかをお伝えしましょう。
ダニの種類には、人を刺すツメダ二がいます。
このダニは人を刺す習性があるものの、実は刺す行為をすることはほとんどありません。
一般的に人体に影響を及ぼすのは、生息するダニのフンや死骸などでアレルギーを起こすダニアレルギーが大半を占めます。
ダニアレルギーを引き起こす有害物質は、カーペットや寝具、クッションやぬいぐるみなど、生活圏の中でいたるところに潜み、適切な対処をしておかないと厄介なことになります。
そこで、特にダニが好むカーペットやラグで防ダニ対策をしておけば、ダニアレルギーの被害を軽減できるでしょう。
ダニが好むのは湿気が多いところや、食べかすや、人間から出るごみ、つまり垢やフケといった代謝物質があるところです。
とりわけカーペットと床の間や、ラグとカーペットの間など、湿気がこもりやすい隙間がある場所も格好の住み家です。
そこに、カーペットやラグ自体に防ダニの効果がある製品を選べば、ダニを忌避する成分が織り込まれているため、ダニは寄りつきにくく、別の場所に潜みます。
防ダニカーペットと併せた対策!ふたつの死滅方法
次は、ダニ退治を後押しするふたつのダニの死滅方法についてお話しします。
防ダニ加工されたカーペットはダニを寄せ付けなくとも、死滅までには至りません。
そこでダニを退治する方法の候補に挙がるのが、洗濯乾燥機と薬剤を用いる掃除です。
このふたつの方法で、ダニの繁殖を防いで退治し、ダニアレルギーから家族を守ります。
サイズがそれほど大きくなく、洗濯槽に入れられる程度のラグカーペットなら、定期的に洗えて清潔に保てます。
特にコインランドリーの乾燥機を用いれば、生きているダニも死滅させることができます。
しかし、全体的に敷く大判のカーペットとなると、そうそう洗濯できないのが実情です。
大型家具があるお部屋に全体敷きのカーペットを敷いている場合には、頻繁に敷き替えることが難しいものです。
また、施工業者にずれ防止の目的でしっかり施工して敷いている場合には、簡単にはがして洗えません。
このようなときには、ダニを死滅する薬剤をまいたあとに掃除機を使用します。
このように薬剤をまいてから掃除機をかけることで、ダニアレルギーのもとになる食べかすや死骸、垢やフケなどのアレルギー物質を排除するのと併せて、死んだダニもまとめて吸い込みましょう。
防ダニの効果も考えつつも、ダニを駆除することも念頭に置きましょう。
防ダニ効果で考えるカーペットの選び方
防ダニ効果のあるカーペットを選ぶ際のポイントについてお伝えしていきます。
ここで注目するところは、カーペットの肌触りです。
毛足が長くフサフサしているものは、柔らかくて肌触りもよく人気がありますが、防ダニの効果を焦点に置いて選ぶなら、あまりおすすめできません。
なぜなら、毛足が長い分だけ湿気が逃げにくく、食べかすやフケや垢などの物質が長く留まりやすいため、ダニが好んで生息しやすい環境を作ってしまうからです。
逆に毛足が短いカーペットやラグであれば、掃除機をかける際に根元の塵まで吸い込みやすいため、エサが溜まりづらくできるでしょう。
さらに、洗っても乾きやすくて毛足が短い分、通気性がよく湿気から遠ざけます。
別で防ダニができるグッズ
これまでは、カーペットやラグそのものに防ダニの効果が付いている製品を購入することをおすすめしました。
製品自体にダニを寄せ付けない特殊加工がなされているものは、ダニを忌避するうえでとても効果的です。
しかし、世の中のカーペットやラグすべてに防ダニの効果はありません。
もともと防ダニ加工が施されていない製品を使っていたり、購入する製品に防ダニ効果が付いていない場合には、グッズを利用して防ダニしてみることをおすすめします。
手軽に使用できるのは、スプレータイプの製品です。
【UYEKI(ウエキ):ダニクリン Wケア 本体】
メーカー小売価格:1,944円
内容量 : 250mL
全成分 : 脂肪族系カルボン酸エステル、サトウキビ抽出エキス、イソプロピルメチルフェノール(除菌剤)
商品サイズ : 90x50x205mm(幅x奥行x高さ)
こちらの製品は、あらかじめ掃除機でカーペットやラグの表面をよく掃除しておき、その上にスプレーします。
スプレー後は自然に乾燥させるだけでダニを忌避できる効果がある優れものです。
また、含まれる成分は人体に影響がないものでできているので、小さな子供がいるご家庭でも安心して使用できるのもメリットです。
効果はひと月ほど持続しますが、こまめな掃除を心がけてダニを寄せ付けないようにしましょう。
カーペットは防ダニ効果があるものを選択!防ダニ対策も施すようにしよう
素敵なカーペットであっても、防ダニ対策を考えていないと、ダニに刺されたりダニアレルギーで悩んだりすることがあります。
カーペットに防ダニの効果があるものを購入して、ダニ対策をしましょう。
もし防ダニ用の製品でない場合には、防ダニ対策用のグッズを使用しましょう。
また、洗濯や掃除をまめに行ってダニを退治し、寄せ付けない生活を心がけましょう。