ワンルームなどで1人暮らしをしていると、お風呂や洗面、トイレが一緒になっている3点ユニットバスを採用している住宅も多いですよね。
しかし、3点ユニットバスは入浴後などに、トイレットペーパーが湿ることで悩む方もたくさんいらっしゃいます。
今回は、3点ユニットバスでもトイレットペーパーを快適に使う方法についてまとめてみました。
湿るのを防ぐにはトイレットペーパーを持ち込まない!
3点ユニットバスは、省スペースを目的としているため基本的に広いということがありません。
また、入り口に近い場所へ配置されていることも多いため、窓がないことも多いでしょう。
つまり、どのような方法をとっても湿気はトイレ側にまで行き渡ってしまうこととなります。
そのため、トイレットペーパーが湿るのを完全に防ぐには、3点ユニットバスの中にトイレットペーパーを持ち込まないことが挙げられます。
しかし、お部屋の中からトイレットペーパーをその都度持っていくのは大変ですし、誤って持たずに入ってしまう可能性もありますよね。
それを防ぐためにも、3点ユニットバスの扉のすぐ外にトイレットペーパーを置くと良いでしょう。
もちろん、むき出しのままでは衛生的に良くありませんし、何より見映えも良くありません。
しかし、棚などを置いてしまうと邪魔になることも多いので、小型のワゴンなど簡単に動かせるものを扉の横に置いておくと良いですね。
廊下が狭くてスペースが取れない時などは、3点ユニットバスの扉のノブに可愛いビニール袋や紙袋を使用して掛けておいても良いでしょう。
あとは、使う時に持って入って、ホルダーにセットするだけなので簡単ですよ。
3点ユニットバス専用のペーパーホルダーを使って湿るのを防ぐ
3点ユニットバスにトイレットペーパーを置かないのは、確かに湿ることのないアイデアですが、毎回トイレットペーパーを持ち込むのは面倒だと感じる方もいらっしゃいますよね。
そのような場合には、3点ユニットバス専用の防水ペーパーホルダーを使うことでトイレットペーパーを保護することができます。
防水のペーパーホルダーはステンレス製、プラスチック製、樹脂製など様々な種類のものがあります。
ステンレス製は湿気の多い場所でも錆びにくく、耐久性があるのでおすすめですが、重量の関係で壁に取り付けるネジ式のものが多くなっています。
そのため、賃貸住宅で使用するのは難しいかもしれませんね。
プラスチック製や樹脂製のものは、吸盤式で壁の好きな場所に付けられるものや、そもそも壁に付けずに床や棚へ置くタイプのものもあります。
置くタイプのものは湿気からはトイレットペーパーを守ることができますが、3点ユニットバスだと床が濡れてしまう可能性があるので使用する時には注意が必要です。
吸盤式のものは、比較的どのようなトイレでも使用できますので、おすすめです。
中には、吸盤を隠してくれるシンプルなデザインのものもありますから、ご自宅の雰囲気に合わせたものを選んでみてはいかがでしょうか。
シャワーキャップを使ってトイレットペーパーが湿るのを保護してみよう!
3点ユニットバス専用の防水ペーパーホルダーはとても便利なものですが、できるだけお金をかけずにトイレットペーパーを保護したいと考える方ももちろんいらっしゃいますよね。
もし、見映えよりもコストを抑えたいという場合には、シャワーキャップを使ってホルダーのトイレットペーパーを保護してみましょう。
この方法の場合、常にシャワーキャップを掛けておくのではなく、入浴中と入浴後の時間だけ掛けておき、通常時はトイレットペーパーだけをそのままホルダーにセットしておくようにします。
シャワーキャップにはゴムが付いているので、そのままスッとかぶせることができて非常に簡単で効率的な方法です。
シャワーキャップを安く手に入れるなら100均でも販売されていますが、ホテルのアメニティなどでもらえる場合もありますから、旅行の時には持ち帰るようにしてみましょう。
シャワーキャップには可愛い柄や模様が入ったものも販売されていますから、見て楽しい柄を選ぶのも良いでしょう。
また、シャワーキャップというとビニール製のものが多いイメージですが、中にはタオルキャップやガーゼキャップというものもあります。
完全な防水ではありませんが、湿気だけならばタオルキャップなどでも十分にトイレットペーパーが湿るのを防ぐことができるでしょう。
毎日洗って繰り返し使用できますから、衛生的なのが嬉しいですね。
缶を使ってトイレットペーパーを3点ユニットバスのインテリアに
3点ユニットバスは、狭いスペースだからこそおしゃれにしたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
トイレットペーパーにシャワーキャップでは、可愛い柄を使ってもおしゃれとまではいえないですよね。
そんな時は、トイレのタンクの上に可愛い缶を使ってトイレットペーパーを置いてみてはいかがでしょうか。
3点ユニットバスの場合は洗面が別にありますから、トイレタンクに手洗いが設けられていないことがほとんどです。
そのため、タンクの上を棚の代わりに使用している方もたくさんいらっしゃいます。
例えば、お菓子などが入っている円柱のアルミ缶やブリキ缶の中にトイレットペーパーを入れておくだけでも、可愛らしい雰囲気は作ることができます。
アルミ缶は無地のものも販売されていますから、自分でステッカーなどを使って好きな柄にするのも楽しいものです。
ただし、アルミは錆びるので直接水を掛けたりせずに、敷きものを敷いてからタンクの上に載せた方が安心です。
缶は蓋さえしっかりと閉めれば防水できますから、入れるだけでトイレットペーパーが湿る心配がありません。
また、食品ストック用のガラス瓶も清潔感があってお風呂には向いているのですが、タンクが陶器だと割れやすくなる可能性がありますから、使用する場合には注意するようにしましょう。
予備のトイレットペーパーを3点ユニットバスへ置くには?
ここまでは、3点ユニットバスで使用するトイレットペーパーを置く方法をご紹介してきました。
しかし、トイレットペーパーはできるだけストックも同じ場所に置いておきたいものですよね。
トイレタンクの上を使ってビニールに入れたトイレットペーパーを置いておくのも良いのですが、あまり数は置けませんし見た目にも雑多な感じがしてしまいます。
そこで、トイレットペーパーを積んで収納でき、防水も可能な商品をご紹介します。
・リビングプラス:トイレットペーパー収納ケース kaku’s 1個売り
参考価格:980円(税込)
こちらは床でも棚でも使用可能な、トイレットペーパーのストックをおしゃれに隠してくれる収納ケースです。
ブロックのように重ねて積み上げることができるので、省スペースでトイレットペーパーを置くことができます。
トイレットペーパーが個別に覆われているので、湿る心配はありません。
また、カラーバリエーションが豊富なので自分好みの色が見付けやすく、全ての色を組み合わせて購入しても明るく可愛らしいバスルームとなるでしょう。
香り吸着スポンジが付いているので、好きなアロマや香水でトイレットペーパーに香りを付けられるのも素敵です。
ただし、3点ユニットバスの床をそのまま水で流したりする掃除方法は向いていませんので、床からの水濡れだけは注意するようにしましょう。
3点ユニットバスのメリットとは?
さて、冒頭から「3点ユニットバスはトイレットペーパーが湿る」というデメリットについて対策をご紹介してきましたが、3点ユニットバスは決してデメリットばかりが多いわけではありません。
もちろん、スペースが狭いことや洗い場がないなど他のデメリットもありますが、使い方によってはお風呂とトイレが別の場合より良いこともあります。
ここでは、3点ユニットバスのメリットをご紹介しましょう。
●家賃が安い
3点ユニットバスの住宅は敷地が狭いため、同じ居室の住宅よりも家賃が安いことがほとんどです。
場合によっては1万円以上変わることもありますから、家賃を安くしたい方には大きなメリットでしょう。
●水回りのお掃除を一度にできる
お風呂に洗面にトイレ、全てがまとまっているとお掃除がしやすいですね。
また、スペースが狭いので掃除時間も短く済ませられそうです。
●トイレ掃除にもお湯が使える
前述したメリットと重なるお掃除の部分になりますが、冬のトイレ掃除がつらくなくなりそうですよね。
3点ユニットバスでも、トイレットペーパーだけでなく使用するもの全ての置き方を工夫するだけでとても使いやすくなりますよ。
毎日使うものこそ快適にしよう
トイレットペーパーは毎日何度も使用するものですから、できるだけストレスは抱えたくないものです。
湿ったトイレットペーパーは触るだけでも残念な気持ちになりますが、トイレットペーパーを気に掛けて入浴に制限が出るのも大きなストレスとなりますよね。
お風呂もトイレも快適に使用できるように、トイレットペーパーの位置を見直してみてはいかがでしょうか。