気になるカーペットのカット後のほつれ!上手な処理方法は?

最終更新日:2019/04/11

カーペットをカットした際にほつれやすいとされているのは、織りカーペットとオーバーロック加工部分です。

これらの特徴をまとめ、カット後の切り口からのほつれ処理についてお伝えします。

プロが利用する接着剤の代わりに木工用ボンドで処理する方法や、ライターで炙って固める方法がありますので、これらについて詳しく解説していきます。

自分の手でカーペットのカットから、切り口のほつれ防止までを行おうとお考えの方は必見です。

一般的なカーペットはカットしてもほつれない!?

大きいカーペットをお部屋に敷きこむ場合、サイズ調整のためにカットすることがあります。

カーペットの素材や織り方にもよりますが、基本的にカーペットは、ハサミやカッターを使って自分でカットすることが可能だと言われています。

お部屋に敷き込むカーペットは、タフテッドと呼ばれるものがほとんどです。

一般的によく見かける、いわゆる無地のカーペットのことですね。

このタフテッドは大量生産が可能なカーペットで、織り上げるのではなく基布にミシン針でパイルを植え付けていく方法で加工されています。

基布の裏に出た縫い目を、ラテックスというゴム素材の接着剤でコーティングして固定し、さらに、裏布を貼っているのでしっかりとした構造になっています。

カットした際のほつれが気になりますが、実は、織りカーペットでない限り、端からほつれてくることは少ないとされています。

基本的には、このタフテッドをはじめとするカーペットにハサミやカッターを入れた後は、切り口の処理は必要ないことを念頭に入れておきましょう。

ほつれやすい織りカーペットに注意!

カットした際にほつれやすい織りカーペットとは、どのようなものなのでしょうか。

カーペットの裏面に白い糸が運針のように走っているのが、織りカーペットの特徴です。

機械織りと手織りのカーペットがあり、機械織りのカーペットの代表とも言えるのが、ウィルトン織りです。

表面のパイル糸以外に地経糸(じだていと)、覆経糸(おおいだていと)、緯糸(よこいと)の4種の糸を使用したしっかりとした織り方です。

また、手織りカーペットには厚みのある中国緞通やペルシャ絨毯、薄手のパキスタン絨毯などが挙げられます。

これらは、人の手で1本1本丁寧に織り上げられ、強度と柔軟性に優れたカーペットの代表とも言われています。

これら機械織り、手織りのカーペットは高級品であるうえほつれやすく、基本的にご家庭のハサミやカッターではカットできないとされています。

このことから、ご自分でカーペットのカットをする際には、裏面をしっかり確認してから、作業に入ることをおすすめします。

また、カーペット専門店などにカットを依頼した場合でも、切り口から糸を引っ張るとほつれてくる可能性があるため、ほつれ処理をしっかりしておく必要があることを理解しておきましょう。

カーペットのオーバーロック加工部分のほつれに注意!

前章で、基本的に織りカーペット以外はカットした後の処理が必要ないと記述しましたが、1つだけ気を付けなければならないことがあります。

それは、カーペットのオーバーロック加工部分です。

オーバーロックは、オーダーカーペットや小さいサイズのラグなどに多く使用され、カーペットの縁がほつれないように専用のオーバーロックミシンを使って、しっかりと2重に縁を縫い上げる加工法です。

このオーバーロック加工をすることで、繊維の色に違いが出ることがなく、カーペットがすっきりと美しく見える効果があると言われています。

しかし、このオーバーロック加工部分をカットした場合、切り口の断面から長い糸が出てきやすいとされています。

また、この加工部分を何かに引っ掛けてしまったり、小さなお子さんやペットなどが糸を引っ張ってしまうとほつれの原因にもなります。

このように飛び出してしまった長い糸やほつれた部分をそのまま放置しておくと、どんどん糸がほどけてくる可能性があるため、カット後の処理が必要になってくるのです。

ここからは、実際にカーペットをカットした後の、切り口の具体的な処理方法について考えていきましょう。

カット後のカーペットのほつれ処理!プロ御用達のプラゾールラテックス!

まずは、プロが使用しているカーペットのほつれ防止用の接着剤をご紹介しましょう。

一般的に、プロがお部屋全体にカーペットを敷きこむ際に、床面とカーペットを接着させる用途で使われるのが、プラゾールラテックスと呼ばれるゴム系ラテックス形接着剤です。

このプラゾールラテックスは、フローリングはもちろん、クッションフロアやコンポジションビニル床タイルなど広い範囲での利用が可能です。

また、お部屋全体にカーペットを敷き込む場合は、部屋の形状によってサイズ調整のためのカットが必要になってきます。

この時に、切り口からのほつれを防止するためにも、このプラゾールラテックスが使用されています。

さらに、ご自分でカーペットをカットした場合の切り口のほつれ処理はもちろん、カーペットやラグのオーバーロック加工部分のほつれ防止にも利用できます。

柔らかいテクスチャーで扱いやすく、カーペットの素材の風合いを損ねることなくほつれを防ぐことが可能です。

しかし、このプラゾールラテックスは大容量での販売がほとんどです。

ご自宅でカーペットのカット後の処理だけに購入するのは、少しもったいないと感じる方もいらっしゃるでしょう。

このことを踏まえて、次章からはプラゾールラテックスの代用品や、接着剤を使用する以外の処理方法を考えてみましょう。

カットしたカーペットのほつれを簡単に処理!木工用ボンドがおすすめ!

プロが使用するプラゾールラテックスの代用として、木工用ボンドをおすすめします。

ホームセンターはもちろんスーパーや文具店、100均ショップで手軽に購入でき、小さいサイズのものもありますので非常に便利です。

基本的に、「カーペットをカットした後の断面に塗布するだけ」という非常にシンプルな処理方法ですので、一般的な瞬間接着剤を利用しても、もちろん構いません。

しかし、木工用ボンドには乾くと透明になるという利点がありますので、失敗することが少なく、綺麗に仕上がります。

手順としては、まず、カーペットのカットした部分やほつれが気になる部分の毛足を、その周辺と同じ高さにハサミで切り揃えます。

毛足を綺麗に切りそろえた部分に、木工用ボンドを塗り込みます。

しっかり乾くまで、処理した箇所には触れないようにしましょう。

木工用ボンドが乾いて透明になれば完了です。

カーペットは1度ほつれるとどんどん糸がほどけて、無残な見た目になってしまいます。

切り口のほつれ処理をする場合は、カーペットをカットした後、できるだけ時間をおかずに作業を進めましょう。

カーペットのほつれ処理にライターで炙る方法は危険!

カットしたカーペットの切り口からのほつれ処理として、接着剤で固めてしまう以外の方法はないのでしょうか。

基本的に、織りカーペットでない限り、切り口から派手にほつれが生じることがないというのはご理解いただけていると思います。

また、オーバーロック部分のほつれも、早めに対処すれば接着剤で十分修復が可能です。

素材に化学繊維が含まれるカーペットに限り、ほつれ処理として、バーナータイプのライターでカーペットの切り口を炙るという荒技があります。

方法は、カーペットのカットした切り口を、バーナータイプのライターで軽く炙り、毛足が柔らかくなったところでゆっくりと押さえて固定していくというものです。

しかし、火気を使用するということで、やはり危険を伴う方法と言えます。

炙った直後はカーペットの毛足がとても熱くなり、火傷をしてしまう可能性があります。

さらに、ほつれ部分が焦げて大切なカーペットを傷める場合もありますし、仕上がり自体にもムラがあると言われています。

このような荒技を無理に行わず、まずは木工用ボンドなどを使用するほつれ処理を試してみましょう。

ご自分でうまく対処できないようでしたら、カーペット専門店などで相談してみるのもいいですね。

カットしたカーペットのほつれ!綺麗に仕上げたいならプロへの依頼がおすすめ

一般的に、カーペットをカットした後は、切りっぱなしのままでもほつれてくる心配はないと言われています。

しかし、例外として織りカーペットやオーバーロック部分はほつれやすく、きちんとした処理が必要です。

どうしてもご自分でほつれ処理をしてしまいたいのなら、木工用ボンドなどを使いましょう。

また、カーペット専門店や内装屋、カーペットの取り扱いのある布団屋などのプロの手に委ねることも1つの方法です。