カーペットを敷くのとフローリングのまま!どっちがおすすめ?

最終更新日:2019/03/21

フローリングのままにするのと、カーペットを敷くのでは、どっちが良いのでしょうか。

お部屋の床材はお手入れのしやすさや快適性、防音性、デザイン性など、さまざまな要素を考える必要があります。

そこで今回は、カーペットを敷くことと、フローリングのままの状態を比較した際にどっちおすすめと言えるのか、さまざまな項目で比較していきます。

カーペットを敷くのとフローリングのままで衛生的なのはどっち?

カーペットを敷くのとフローリングのままの状態を比較した際に、衛生的なのはどっちでしょうか。

まず、カーペットは材質上ハウスダストや髪の毛、ダニなどが絡まりやすく溜まりやすいというデメリットがあります。

特に、毛足の長いカーペットはゴミが絡まりやすいです。

一方、フローリングは材質上ハウスダストやダニといったアレルゲンが入り込みにくいです。

一見衛生的なイメージのあるフローリングですが、ハウスダストなどの微細なゴミが床に溜まらない反面、空気中に舞い上がってしまうというデメリットがあります。

その点、カーペットはハウスダストなどが溜まりやすいですが、繊維に吸着することで空気中に舞い上がらせない効果があるとも言えるのです。

したがって、ハウスダストなどの微細なゴミに関しては、カーペットを敷くのとフローリングのままのどっちが衛生的とは一概に言えません。

どちらも日常的な掃除やお手入れが重要です。

では、日常的なお手入れがしやすいのは、カーペットとフローリングのどっちなのでしょうか。

次の章では、カーペットとフローリングをお手入れのしやすさで比較します。

カーペットとフローリングでお手入れがしやすいのはどっち?

カーペットを敷くのとフローリングのままの状態を比較したとき、日常的なお手入れがしやすいのはどっちでしょうか。

まず、カーペットは毛足が長ければ長いほど、掃除機をかけた際に吸い込みにくく、掃除に時間がかかるというデメリットがあります。

また、コーヒーやワイン、しょうゆといった液体をこぼしてしまうとしみが残りやすいです。

ウォッシャブルタイプのカーペットであったとしても自宅で洗って取れないしみは、業者にクリーニングを依頼する必要性も出てきます。

加えて、しみが残るカーペットはにおいが気になることも多いでしょう。

一方、フローリングはそういったしみになりやすい液体類をこぼした際には、拭き取ることで簡単に汚れを取り除くことが可能です。

また、日常的な掃除は、フローリングワイパーを使用することで簡単にできます。

掃除機を使用しなくても綺麗になるという点では、フローリングの方がお手入れはしやすいと言えるのではないでしょうか。

ただ、前述したように、フローリングはハウスダストが空気中を舞いやすいため、こまめな掃除と空気清浄機を設置するなどの対策もしておくと良いでしょう。

カーペットとフローリングで快適なのはどっち?

カーペットとフローリングを比較したとき、生活をする上での快適性はどっちが優れているでしょうか。

まず、カーペットは保温性があるため、寒い冬には暖かく使用することができます。

一方、フローリングは底冷えがしやすく、暖まりにくいというデメリットがあります。

また、夏場の快適性で比較すると、カーペットは湿気を含みやすいため蒸し暑い感覚になりやすいです。

しかし、ウール100%のカーペットは吸湿性と放湿性に優れています。

また、ナイロンやポリエステル素材のカーペットは湿気を含みにくいという特徴もあるため、夏場のカーペットの快適性は素材によって大きな差が出ます。

一方、フローリングは冷房を使用した際に温度が下がりやすいため、ひんやりとしてベタベタとした不快感などは少ないです。

したがって、夏場にはフローリングのまま過ごし、冬場は置き敷きのカーペットを取り入れるといった使い分けも検討してみると良いでしょう。

カーペットとフローリングで安全性が高いのはどっち?

子供や年配の方がいるご家庭では、床の安全性も重要になります。

では、カーペットとフローリングを比較したとき、安全性はどっちが高いでしょうか。

まず、カーペットは材質上滑りにくいというメリットがあります。

ただし、フローリングの上にカーペットを敷く場合は、カーペット自体が滑ることもあるため、しっかりと固定されていることが条件です。

このように材質上滑りにくい点では、子供が走り回ったり年配の方が歩いたりしても比較的安全と言えるでしょう。

また、最近のカーペットにはクッション性のあるものが出てきました。

クッション性のあるカーペットを使うことで、転倒した際の衝撃を吸収できます。

一方でフローリングは、材質上滑りやすいため子供が走り回ったときなどに滑って転倒する可能性があります。

ペットを飼っているご家庭も注意が必要で、滑りやすいフローリングの上をペットが日常的に走り回っていると、体に負担がかかり関節を痛めやすくなる恐れもあるのです。

また、クッション性があまりないため、転倒した際の衝撃を吸収できず怪我をしやすいというデメリットもあります。

したがって、安全性で比較した場合には、フローリングよりもカーペットの方が優れていると言えるでしょう。

防音性はどっちが優れている?カーペットは吸音性がある

アパートやマンションの2階以上にお住まいの方は、足音や生活音が下の階へ響いていないか気になることがあるかもしれません。

特に、小さい子供がいるご家庭では走り回ったり遊んだりしている音を気にされている方も多いのではないでしょうか。

そこで、防音性で比べた際にはカーペットとフローリングのどっちが優れているでしょうか。

まず、カーペットは前述のようにクッション性のあるものもあり、このタイプのものは衝撃や音を吸収します。

また、一枚間に敷くため、何かものを落としたり、子供が走ったりした際の衝撃や音を吸収するため、下の階へダイレクトに音が伝わるのを防ぐ効果が期待できます。

また、機能性カーペットの中には防音性や吸音性に優れているのタイプも豊富です。

一方、フローリングは、音が下の階へダイレクトに伝わりやすいと言えます。

材質上、衝撃や音を吸収することが難しいため、カーペットと比較すると防音性や吸音性は劣るでしょう。

子供が遊ぶ部屋や、テレビがあり音が気になる部屋には、カーペットを敷いておくことをおすすめします。

カーペットとフローリングでデザイン性はどっちが良い?

カーペットとフローリングを比べたとき、デザイン性ではどっちが優れているでしょうか。

床は、お部屋全体の中で大きな面積を占めています。

したがって、カーペットとフローリングのどちらを選ぶかでお部屋全体の印象が大きく変わります。

まず、カーペットは圧倒的にカラーやデザインの種類が豊富です。

インテリアに合わせてさまざまなデザインから選ぶことができるため、取り入れることでお部屋の雰囲気を大きく変えることができます。

一方、フローリングはウォールナットやブラックチェリー、メイプルといった木材の種類によって風合いが変わります。

また、ダークブラウンやミディアム、ホワイトといったカラーによる違いもあります。

さらに、ウォールナット柄やチェリー柄といった柄による違いもあります。

しかし、基本的に木材の風合いを生かしたカラーやデザインになります。

したがって、デザインやカラーの多様性で比較するとカーペットの方が圧倒的に多いと言えます。

デザイン性に関しては、どちらも良い点がありますので好みで選ぶと良いですね。

カーペットとフローリングは比較項目でどっちが良いか変わる

カーペットとフローリングでは、どっちが優れているかさまざまな項目で比較してきました。

お手入れのしやすさでは、掃除機を使用しなくてもハンディワイパーで掃除することができるフローリングの方が優れているのではないでしょうか。

また、防音性やデザインの豊富さではカーペットの方が優れているとも言えます。

カーペットとフローリングは、比較する項目によってどちらを採用するかが変わります。

どれを重視したいのかを考え、それぞれのお部屋に合ったものを選択してみてください。