畳のある部屋は、インテリアコーディネートが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
近年では、畳の良さが見直され和室の人気が高まっていると言われています。
そこで今回は、畳の部屋をおしゃれにインテリアコーディネートするポイントを解説します。
取り入れやすいアイデアを豊富に揃えましたので、ぜひ参考にしてください。
畳の趣を生かした和風部屋のコーディネート!
まずは、畳の趣を存分に生かして、部屋を純和風に仕上げるインテリアコーディネートのポイントを解説します。
部屋を純和風に仕上げるには、家具選びが重要になります。
まず、部屋の中心に設置するテーブルは、ちゃぶ台を彷彿とさせるような丸いシルエットのものを選ぶのがおすすめです。
丸いシルエットのテーブルは、お部屋を純和風に仕上げられるだけでなく、丸みがあることで優しい雰囲気やあたたかみを演出することができます。
素材は木製で、カラーは赤茶色やダークブラウンを選ぶと良いでしょう。
また、合わせる家具には和箪笥や木製の座椅子などを選んでみると純和風に仕上がります。
和箪笥は高価なイメージがありますが、ネットオークションやリサイクル店などを利用することで比較的安価に手に入れることも可能です。
部屋の中に、ひとつ本格的な和風家具があるとグッと趣が出ます。
さらに、取り入れる小物としては一輪挿しが合います。
和箪笥の上や窓際に一輪挿しを飾ると、外の光が差し込んだとき綺麗でしょう。
畳の部屋に背の低い家具を取り入れた純和風コーディネート
畳の部屋を純和風にコーディネートしたい場合には、背の低い家具を積極的に取り入れると良いでしょう。
前述した丸いシルエットのテーブルや座椅子、和箪笥といった家具に加えて、テレビ台や電話台なども低い高さのもので統一することで、より純和風な雰囲気になります。
また、背の低い家具で統一すると、純和風な趣が演出できるだけでなく、部屋が視覚的に広く感じます。
天井が高く感じるため、省スペースな和室のコーディネートにおすすめです。
また、賃貸の畳の部屋には、本格的な和室にある書院棚をイメージして、窓際に背の低い横長の棚を置くと純和風なイメージになります。
その上には、細長い布などを敷いて和風の置物やフォトフレームといった小物類を飾ると良いでしょう。
さらに、本がたくさんある方は、横長の棚を本棚として利用するのもおすすめです。
古書などを混ぜて飾ると、また趣が生まれるでしょう。
畳の部屋を和モダンな雰囲気に仕上げるコーディネート
畳の部屋は、純和風の他にも近年人気の和モダンテイストにコーディネートするのもおすすめです。
和モダンテイストとは、日本の古き良き伝統的な生活様式の中に、欧米のインテリアなどを取り入れ、和と洋を融合させたインテリアスタイルのことを指します。
和モダンテイストにコーディネートするには、ソファやラグといった洋風のインテリアを取り入れることで和モダンスタイルに仕上げることができます。
一見、コーディネートの難易度が高そうなテイストですが、ポイントを押さえれば簡単です。
まず、畳の部屋にソファを取り入れて和モダンスタイルに仕上げる場合には、背が低いソファやひじ掛けや脚が木製のソファを取り入れるのがおすすめです。
背に低いソファは、部屋に圧迫感を与えず、畳に馴染みます。
また、ひじ掛けや脚が木製のソファはあたたかみがあり、ぬくもりのある畳との相性が良く、違和感なく溶け込ませることができます。
カラーは、畳に馴染みやすいグリーンやブラウンなどを選ぶと失敗が少ないでしょう。
少し冒険してアクセントを加えたい場合には、ワインレッドやレザーのブラックなどを選ぶのもおすすめです。
畳の部屋に合う照明やカーテンは?
畳の部屋をコーディネートする際には、照明やカーテン選びも重要になります。
まず、純和風なインテリアコーディネートにする場合には、素材が麻のカーテンが良く合います。
ぬくもりのある畳に自然素材の麻の風合いが良く馴染むでしょう。
自然光を程良く通すような麻のカーテンを選ぶと、外の光が柔らかく室内に入ってきて、よりあたたかみのある空間になります。
カラーは、グリーンや赤茶色などがおすすめで、無地のカーテンを選ぶと失敗が少ないです。
また、和モダンスタイルにする場合には、ブラインドカーテンもおすすめです。
あたたかみのある畳の部屋にクールなイメージのブラインドを取り入れることで、メリハリが生まれ和モダンなイメージを演出できます。
さらに、畳の部屋には暖色系の明かりが灯る照明が合います。
シェードは木製や和紙など、自然素材が使用されている物を選ぶとおしゃれで良く馴染むでしょう。
置き型の間接照明は、純和風な部屋にも和モダンテイストな部屋にも合うのでおすすめです。
畳の寝室はどうコーディネートする?
これまで、メインの部屋のコーディネートのポイントについて解説してきましたが、賃貸物件で一部屋だけが畳の場合、寝室として使用している方も多いのではないでしょうか。
そこで、畳の部屋を寝室として使用する場合のインテリアコーディネートのポイントを解説します。
畳の部屋は、フローリングに比べてクッション性があり底冷えがしにくいので、お布団を敷いて寝室として使用している方も多いと思います。
日本は昔から、畳にはお布団を敷いて眠るという風習があります。
そのため、畳の部屋にベッドは合わないイメージがある方も多いかもしれません。
しかし、畳でもベッドを取り入れておしゃれに仕上げることは可能です。
畳の部屋にベッドを置く際のポイントとしては、ヘッドボードや脚が木製のベッドを選ぶことがポイントです。
前述のように、木製素材が入ったインテリアはぬくもりのある畳に良くマッチします。
コーディネートのポイントとしては、白い寝具カバーにグリーンやブラウンのフットスローをかけてアクセントにするとおしゃれです。
また、畳の部屋にはシルバーやゴールドといったカラーも合うため、フットスローやクッションなどで加えることでゴージャスなアクセントになります。
畳の部屋は押し入れを改造して空間を有効活用してみよう!
最後にご紹介するのは、押し入れのある畳の部屋のインテリアコーディネートです。
押し入れは、襖を外すことでさまざまなアレンジをすることができます。
例えば、襖を外して押し入れの中に突っ張り棒を張ると、たくさんの洋服をかけることができます。
押し入れはクローゼットに比べて奥行があるため、突っ張り棒を2つ張って奥にはオフシーズンの洋服を、手前にはシーズン物の洋服をかけるといった使い方ができます。
襖を外すことで取り出しがスムーズになりますが、ほこりの付着などが気になる方は、襖を外したところに突っ張り棒やカーテンレールを取り付け、布でカモフラージュすると良いですね。
布を選ぶときは、畳に合わせてグリーンやブラウンなどが入ったモダンな柄の布を取り入れるとおしゃれです。
また、押し入れは襖を外して椅子と組み合わせることで机として使用することも可能です。
畳と合う木製の椅子を取り入れ、お子さんの勉強机として使用したり、ビジネスチェアを取り入れてパソコンデスクとして使用し、和モダンな雰囲気に仕上げるのも良いでしょう。
机として使用する場合には、置き型の照明を取り入れることで快適に使用することができます。
畳の部屋はカラーや素材にこだわってコーディネート!
畳の部屋は、純和風に仕上げる以外にも近年人気がある和モダンテイストに仕上げるのもおすすめです。
畳の部屋には、一部が木製のインテリアが良くマッチします。
また、カラーはグリーンやブラウンが合います。
アクセントを加えたい場合には、ワインレッドやゴールドといったインパクトのあるカラーも合うので取り入れてみましょう。