現在では、ウォシュレットが付いているトイレを多く見かけますね。
自宅にウォシュレットが無い場合、「取り付けたい」と思っている人も多くいるのではないでしょうか。
しかし、トイレにコンセントが無いということもありますよね。
今回は、そんな時の対処法や、自分で取り付けできるのか、などについてもご紹介していきます。
工事が必要になるとしたら、費用的にも大きな問題の1つですよね。
しっかりと確認しておきましょう。
知ってる?ウォシュレットの正式名称!
私たちが、普段何気なく言っている「ウォシュレット」は「TOTO」の製品名称になり、「LIXIL」のものだと、「シャワートイレ」と呼ばれています。
つまり、TOTOの製品以外では、正式な呼び方としては、「温水洗浄便座」が正しい名称になります。
今回ご紹介していく「ウォシュレット」は、TOTOの商品に限らず、取り上げてご紹介していきます。
現在では、ウォシュレットは非常に多くの家庭や施設で取り入れられていますよね。
2015年には、一般家庭への普及率が発表されていて、その時点で、77.5%の普及率を示しています。
こうしたことから、ウォシュレットの無いトイレの方が少なくなっていると言えるかもしれませんね。
今回は、そんなウォシュレットの取り付け方法や、トイレにコンセントが無い場合の対処法についてご紹介していきます。
また、取り付けには工事が必要になるのか、賃貸住宅では取り付けることはできるのか、詳しくお伝えしていきます。
賃貸住宅でウォシュレットを取り付けても問題ない?
賃貸物件に住んでいる場合には、ウォシュレットを取り付けることができるのか、気になる人も多くいるかと思います。
トイレのコンセントが有る無い以前に、そういった場合には、取り付けることができるかどうかを確認する必要がありますよね。
賃貸物件の場合は、大家さんや管理会社の許可を得ることができなければ、原則として難しいでしょう。
しかし実際は、ウォシュレットの取り付け許可が得られる場合も多くあるので、ウォシュレットを取り付けたい場合には、1度確認してみましょう。
確認せずに取り付けた場合には、何かしらのトラブルになる可能性もあるので注意が必要になります。
また、引越しなどで、新たに入居するタイミングでウォシュレットを取り付けたい場合には、予め大家さんや管理会社に伝えておくことで、話がスムーズに進むこともあるので、覚えておきましょう。
ウォシュレットの取り付けは自分でもできる?
上記では、賃貸物件の場合にウォシュレットが取り付け可能かどうかについてご紹介しました。
しかし、持ち家などの場合には、特に許可は必要ありませんよね。
それでも、取り付け自体が自分でできるものなのか、業者による取り付けが必要なものなのか、わからない人もいるかと思います。
実は、ウォシュレットの取り付け自体は比較的簡単で、自分で行なうことができます。
さらには、使う工具も専門的なものは必要なく、ホームセンターで購入できる工具があれば、取り付けることができます。
ただし、例外となるトイレもあるので、注意が必要です。
詳細については、下記に記載していきます。
●使う工具
・モンキーレンチ
・マイナスドライバー
・ボックスレンチ
●ウォシュレットの取り付け方
・手順①
まずは、既存の便座を取り外します。
便座の付け根部分の下を見ると、ボルトで固定されているので、モンキーレンチを使って外しましょう。
・手順②
次に、給水用の配管を取り外します。
最初に止水栓をマイナスドライバーで回して、水を止めます。
タイプによっては、ハンドルになっている場合もあるので、その場合には、ハンドルを回して水を止めましょう。
そして、トイレのタンク内の水を流して空にしておきます。
空にしたら、タンクの内側の給水管を押さえながら、モンキーレンチでタンクの外側のボルトを回して取り外します。
・手順③
分岐金具を取り付けましょう。
止水栓側とタンク側の給水管の間に分岐金具を取り付けていきます。
これでトイレのタンクと、ウォシュレットに水が供給されるようにします。
ウォシュレットに付属されているパッキンを分岐金具と止水栓の間に挟み込み繋いでいきましょう。
・手順④
古いタイプのトイレで、柔らかい給水管ではない場合には、「フレキシブル管」が必要になります。
最新のトイレで使われている柔らかい給水管の場合には、フレキシブル管は必要ありません。
フレキシブル管の取り付け方は、先ほど取り付けた分岐金具とトイレのタンクとの間に接続します。
スパナで、分岐金具に下部分を取り付け、次にトイレのタンク側に取り付けていきます。
この際、フレキシブル管の上部をトイレのタンク側に接続できるように、曲げていきます。
何度も折り曲げると、ナットが通らなくなることがあるので、注意しましょう。
分岐金具とフレキシブル管を取り付けたら、水漏れがないか、しっかりとチェックしておきます。
・手順⑤
ウォシュレット本体を取り付けていきます。
製品に付属している、「本体固定プレート」と「取り付けボルト」を説明書に従って取り付けましょう。
その後、本体取り付けプレートにウォシュレット本体を取り付けます。
ボルトで固定すれば、本体の取り付けができます。
・手順⑥
本体を取り付けた後に、付属の給水ホースを接続していきましょう。
このホースは、ウォシュレット本体と分岐金具との間に接続します。
カチッと音がするまでしっかりと差し込んでください。
そして再度、水漏れがないかチェックします。
その後、コンセントにプラグを差込み、通電したら取り付け完了になります。
コンセントが無い場合の対処法は、後程記載していきます。
また、ここで注意すべき点としては、自宅のトイレが「隅付タンク式腰掛便器」の場合です。
この場合は、止水栓とタンクまでの距離が短いことがあり、付属のものが対応できないこともありますので、その場合はオプションの止水栓分岐金具が必要になります。
隅付タンク式腰掛便器を使っている人は、止水栓とタンクまでの距離が短すぎないか確認してみましょう。
工事は必ず必要ではない!それでも心配な人は業者に依頼しよう!
上記でご紹介したように、ウォシュレットの取り付け自体は自分でもできます。
しかし、取り付けが不安な人も少なからずいるかと思います。
このような人は、専門の業者が取り付けを依頼することが可能です。
業者に依頼する場合には、同時に、トイレのコンセントも増設することができるので、併せて依頼するのもいいでしょう。
ウォシュレットの取り付けには、給水管の取替え作業があるので、その部分は専門の業者に依頼した方が安心かもしれませんね。
次は、トイレにコンセントが無い場合の対処法についてご紹介していきます。
今回ご紹介する方法なら、コンセントが無くても焦ることはありません。
自宅のトイレにコンセントが無い場合もあるかと思うので、ご紹介する対処法で解決しましょう。
コンセントが無い場合は?トイレにコンセントが無い時の対処法!
自宅のトイレにコンセントが無い場合は、ウォシュレットの電源をどうするのか、困ってしまいますよね。
しかし、今回ご紹介する方法なら、ほとんどのトイレで対処できるかと思います。
今回ご紹介するのは、電球ソケットとコンセントソケットが一緒になったタイプのものを使う方法です。
トイレには、どのご家庭でも照明がありますよね。
主に天井や、天井近くの壁になるかと思います。
そこにある電球の部分に、このコンセント増設ソケットを使いましょう。
そのままでは、配線が上から垂れた状態になるので、壁伝いに配線モールなどで這わせるとスッキリしますよ。
もし、トイレにコンセントが無い場合でも、このような方法で簡単にコンセントを増設することができます。
ただし、トイレの電気を点けておかないと、ウォシュレットの電源も入らないので、注意が必要です。
「点けっぱなしは、ちょっと」という人は、センサー付きのLED電球の導入をおすすめします。
トイレにコンセントが無い!アースはどうする?
トイレのコンセントが無い場合には、「ウォシュレットのアースはどうしよう?」と困る人もいますよね。
その対処法についてもご紹介していきます。
まず、1番確実な方法は、やはり業者に依頼して、アース線の取り付け工事をしてもらうことになります。
安全面を考えて確実な方法をとりたい人は、専門の業者に依頼するのがいいでしょう。
しかし、「工事になるのは面倒、できるだけ自分でやりたい」という人には、プラグ型漏電遮断器をおすすめします。
これを取り付けておくと、万が一漏電した場合に自動的にウォシュレットの電源が遮断されます。
漏電、感電の対策がほしいという人には、こちらの商品がおすすめです。
取り付けもコンセントに差し込むだけなので、簡単ですよ。
コンセントが無い場合でも電源はとれる!
今回は、トイレにコンセントが無い場合でも、ウォシュレットの電源をとる方法についてご紹介してきました。
トイレの照明なら、どのご家庭でもあるはずです。
その照明を利用して、手軽に電源をとることができます。
「ウォッシュレットを取り付けたいけど、コンセントが無い」と困っていた人は、是非今回の記事を参考にしてみてください。
増設ソケットなどは、比較的安価なので手に入れやすいですよ。