ウォシュレットのコンセント!節電タップにして電気代節約

最終更新日:2019/05/12

ウォシュレットは、トイレにあると嬉しい大変便利な温水洗浄便座のことです。

日本滞在中にウォシュレットを使用し、感激して購入して帰る外国人の方も多いそうです。

その人気の秘密は、多機能な温水洗浄機能にあるのではないでしょうか。

しかし、消費電力もかかります。

そこで、少しでも消費電力を抑えることが可能になる、節電器具の節電タップコンセントに注目してみました。

ウォシュレットは多機能温水洗浄便座

ウォシュレットと聞いて、多くの人が「全ての温水洗浄便座の呼び方」と思うのではないでしょうか。

ところが、ウォシュレットというのは、TOTOが発売した温水洗浄便座の商品名なのです。

他社の温水洗浄便座は、〈シャワートイレ〉と称する商品名で販売されています。

このようにウォシュレットは正確には商品名なのです。

この近年、ウォシュレットやシャワートイレの機能は、多機能化されてきています。

便座を温めたり、お尻を洗うだけでなく、センサーにより人の動きを感知して、ふたの自動開閉、使用前のクリーン洗浄を行うことができる商品もあります。

また、使用後、自動便器除菌洗浄や脱臭などを行う機能が開発されています。

お尻などを洗うノズル部分も収納時に抗菌洗浄されたり、最近では音楽機能や節電機能まである製品が発売されています。

しかし、このように多機能化できるのは「日本ならでは」であって、海外では水の問題やコンセントの設置の問題などがあり、一般家庭への普及が難しいとされています。

二種類あるウォシュレット!どちらがお得?それぞれの電気代比較

ウォシュレットの種類は、貯湯式と瞬間式の二種類に分かれます。

それぞれの特徴や電気代価格などについてまとめてみました。

〈貯湯式ウォシュレット〉

本体に洗浄温水タンクが内蔵されており、タンクに洗浄温水を溜めておいて、ヒーターによってタンク内の水の保温や便座暖房を保つシステムになるので、常に電力を必要とします。

ウォシュレットの本体価格は低価格であり購入しやすく、洗浄水の量も多く水圧がよいものとされていますが、タンクの温水がなくなると水になってしまうのがつらいところです。

また、タンクに水を溜めておく仕組みなので、衛生面としては、雑菌が繁殖しやすいという面もあるとも話もあります。

そして、常に便座とタンクの水を温めておく必要があるため、購入する時は低価格で購入できますが、毎月の電気代としては、400円~600円程かかります。

〈瞬間式ウォシュレット〉

温水を保温しておかなくても洗浄する時に瞬間的に水を温めて使用する方法になるので、湯切れもすることなく、保温する必要がない分、電力を抑えられます。

タンクがないのでコンパクトになり、便座暖房もセンサーにより人を感知して瞬間的に温める形になりますので、便座暖房と温水にする時のみに電力がかかります。

また、タンクに水を溜めておく形でないので、衛生面としては心配することが少ないです。

購入する時には高価格になりますが、瞬時に便座暖房と洗浄水をお湯にするため、その時にのみ電力を必要とするので、月の電気代は、300円~500円になります。

以上の二種類になりますが、それぞれを比較した結果、月々の電気代を比較してみると、瞬間式ウォシュレットの方がお得になると言えます。

更に、もっとお得にするために節電タップコンセントを使用することで、より節電をすることができるでしょう。

節電タップコンセントはスイッチひとつで電気代節約

ウォシュレットを使用するにあたり、少しでも節電するために、コンセントを抜いたり差したりすることで節電することもできます。

しかし、少々面倒な作業でしょう。

そこで、節電タップコンセントを使用すると楽に節電ができます。

その理由は、スイッチ一つで「使用する」「使用しない」の選択ができるからです。

節電タップコンセントとは、コンセントを差し込むタップ部分にスイッチがついており、スイッチの操作一つで電力を節電できる節電器具になります。

通常、コンセントを差し込んだままで便座の電源を切っておいても、待機電力はかかってしまいます。

しかし、節電タップコンセントであれば、スイッチひとつで待機電力を節電できます。

節電タップコンセントを使用することで、コンセントの抜き差しによる劣化も防ぎ、電気代も節約することができるでしょう。

それでは、貯湯式ウォシュレットと瞬間式ウォシュレット、それぞれに節電タップコンセントを使用することができるのでしょうか。

貯湯式ウォシュレットは、洗浄水や便座をヒーターで常に温める方式ですので、「洗浄水が水になってしまう」、「便座が冷たい」などの問題がでてきます。

便座は、便座クッションカバーなどで冷たさを回避できますが、洗浄水だけが水になってしまうという点だけを我慢すれば、節電タップコンセントの使用はできます。

洗浄水が水になるのを我慢できれば、節電タップコンセントを使用することで、かなりの節電が期待できるでしょう。

一方、瞬間式ウォシュレットは、瞬時に洗浄水や便座を温める機能ですので、節電タップコンセントを使用するのに適していると考えられます。

使用するときのみ、節電タップコンセントのスイッチを入れるだけで、機能としては何も問題なく使用できるので、待機電力のカットに期待できます。

それぞれの機能によりますが、使い方次第では、節電タップコンセントは使用可能なので、使用することでより一層電気代の節約をすることができるでしょう。

種類も色々!ウォシュレットに節電タップコンセント

ウォシュレットに節電タップコンセントを使用することで、月々の電気代のコストを下げることが可能であることがわかりました。

ここでは、節電タップコンセントを使用するにあたって、どのような種類の物があるのかをまとめてみました。

節電タップコンセントの種類としては、差し込み口が1個口の物から、3個口~9個口になる物もあり、ケーブルの長さもさまざまな物があります。

節電タップコンセントのスイッチにおいても、一括集中スイッチ、個別スイッチ、電力モニター付き、ACアダプターやUSB対応などの四種類があります。

〈一括集中スイッチ〉

一括集中スイッチの節電タップコンセントは、差し込み口が数個あり、全ての電力のスイッチを一つで操作します。

スイッチは一つだけしかなく、スイッチを切ることで、数個の差し込み口に差してある電力が全てストップされることになります。

一括集中スイッチの節電タップを使用する場合は、パソコン機器など一括して使用する電源の物など、使用する、しないなどの選択が一緒になる物に適しているでしょう。

〈個別スイッチ〉

個別スイッチの節電タップコンセントは、差し込み口に個別にスイッチがついている物になります。

差し込み口が1個口から数個口の物があり、それぞれの差し込み口に一つづつスイッチがついていて、個別に「使用する」「使用しない」の選択ができる物になります。

スイッチがそれぞれの個口についているため、別々に使用する家電などに適している物と言えるでしょう。

〈電力モニター付き〉

節電タップコンセントに電力モニターとスイッチが一緒についており、一目で現在の電力の使用量がわかるようになっています。

消費電力が、1500Wを超えると発火するおそれもあるので、節電タップコンセントで使用できる最大電力を超えると、ブザー音で警告をしてくれます。

個口も数個ついており、節電する上でも、とてもありがたい機能がついた節電タップコンセントなのです。

〈ACアダプターやUSB対応〉

ACアダプターやUSB対応の物は、ACアダプターを使用することを考え、ひとつひとつのコンセントの差し込み口の間隔にゆとりがあり、USB対応の特殊な差し込み口がある節電タップコンセントになります。

両方の差し込み口があるので、複数のコンセントの差し込み口を必要とするパソコン、ゲーム機、通信機器などに適している節電タップコンセントです。

節電タップコンセントも以上のようにさまざまな種類があります。

使用する家電製品を使い分けることによって、より一層節電することができると言えるでしょう。

気を付けよう!節電タップコンセントも消費電力がかかる?

ウォシュレットの月々の電気代を節約するために、節電タップコンセントを使用することで、待機電力の消費を抑えることができるので、その分の電気代も安くなります。

このように節電タップコンセントは非常に優れた節電器具ですが、一つ間違えると電力がかかる節電器具になります。

節電タップコンセントは、ONのスイッチを入れることでスイッチ部分が光り、この部分にも電力を必要とします。

そのため、スイッチの切り忘れは、かなりの電力を消費することになりますので、くれぐれもスイッチの切り忘れには注意したいものです。

最近では、家電を使用するときに、スイッチが光らない節電タップコンセントも販売されています。

スイッチが光らず、その分の電力もかからないので、より節電に期待できるでしょう。

節電タップコンセントは、節電する上で大変便利な節電器具です。

スイッチの切り忘れをくれぐれも注意して使用するのであれば、とても便利な物なのです。

節電するならウォシュレットのコンセントを抜く?節電タップを使う?

節電タップコンセントを購入する金額も節電できるとして、ウォシュレットのコンセントを抜いてしまう方が良いと考える方もいることでしょう。

しかし、ウォシュレットのコンセントを使用する度に抜き差しすることで、コンセントの差し込み口が劣化してしまう恐れもあります。

コンセントを抜く時に強く引っ張ることで、配線が悪くなってしまったり、プラグの部分が曲がってしまったりすることもあります。

このようになってしまうと使用することが不可能になってしまいます。

そこで、節電タップコンセントを使用すれば、このような心配がなく、スイッチで一つで待機電力をカットできます。

節電タップコンセントを購入する時に金額はかかりますが、長い目でみて月々の電気代を考えると、楽に購入金額分の元が取れるのではないでしょうか。

節電タップコンセントは便利な節電器具!切り忘れに注意

節電タップコンセントは、切り忘れをすると待機電力をカットすることができません。

購入する時にかかった金額のことも考えると、より多くの電気代を節約したいですよね。

こまめにスイッチの電源を入れること、切ることを忘れなければ、ウォシュレットにかかる電気代を節約できる優れた節電器具と言えるでしょう。