カーテン選びのポイントは?部屋別におすすめの色をご紹介!

最終更新日:2019/05/23

お部屋のカーテンを新調するとなると、次は何色にすべきか悩みますよね。

今回は、カーテン選びのポイントをおさえながら、色の選び方についても学んでいきましょう。

部屋別におすすめの色をご提案しますので、インテリアコーディネートの参考にしてみてください。

それではまず、カーテンを選ぶときに意識したいポイントから、お話ししていきます。

カーテンを選ぶときのポイントとは?

はじめに、基本的なチェックポイントから学んでいきましょう。

カーテンを選ぶ際は、以下の点に着目してみてください。

●カーテンは窓の大きさに合わせる

カーテンのサイズ選択に失敗してしまうと、インテリアコーディネートの仕上がりが悪くなります。

例えば、丈が長すぎるとどこかルーズな印象になりますし、反対に短すぎても不格好です。

また、十分な機能性が発揮できなくなってしまうこともありますから、事前の採寸は慎重に行ないたいですね。

●カーテンの生地、仕様を決める

一般的に、カーテン生地には「厚地カーテン」と「レースカーテン」があります。

厚地カーテンには、遮光性や断熱性だけでなく、外からの視線を遮る効果も期待できます。

一方のレースカーテンは生地が薄いので、程良く自然光や風を取り込むことができます。

リビングスペースに設置する場合は、厚地カーテンだけでなくレースカーテンも併用するのがおすすめです。

生地の仕様においては、「タック仕様」と「フラット仕様」に分けられます。

タック仕様にはヒダがあり、フラット仕様にはヒダがありません。

●カーテンにどの機能性を求めるのか考える

設置する場所によって、求める機能は変わってきます。

〈日差しが強い場合…遮光機能、UVカット機能〉

〈結露が多い場合…断熱機能〉

〈外からの視線が気になる場合…遮像機能〉

〈高層階に住んでいる場合…防炎機能〉

上記を参考にしながら、デザインや色だけでなくさまざまなポイントを考慮していきましょう。

リビングダイニングにおすすめのカーテン色

それではここから、部屋別におすすめのカーテン色をご紹介していきます。

まずは、家族の集まる「リビングダイニング」です。

リビングダイニングには、さまざまな人が訪れます。

家族だけでなく、友人などの来客をお招きすることもあるでしょう。

そのためカーテンも、万人受けするカラーリングをチョイスすべきです。

誰もが落ち着ける、居心地の良さを演出してください。

そういった観点からおすすめするのは、「ベージュ系」のカーテンです。

ぬくもりがありながら、どこかホッとするような安定感が魅力のベージュ色。

インテリア空間がナチュラルテイストなら、より雰囲気にマッチするはずです。

その他におすすめするのは、「ライトブラウン系」や「グリーン系」です。

ライトブラウン系の場合、なるべく濃い色は避けましょう。

グリーン系においては、鮮やかすぎる蛍光色ではなく、少しくすみがかったような色合いがおすすめです。

眠りの質が改善される!?寝室におすすめのカーテン色

次に取り上げるお部屋は、一日の疲れを癒す「寝室」です。

睡眠の質をより良くしていきたい場合、何色のカーテンがおすすめなのでしょうか。

寝室には、神経を興奮させる効果のある色は不向きとされています。

例えば、「レッド系」や「オレンジ系」、彩度の高い「イエロー系」が該当します。

これらの色は「興奮色」なので、目に入るとなかなか眠りにつけなくなる恐れがあります。

その一方、興奮色とは反対の「沈静色」に分類されるのが、「ブルー系」です。

ブルー系の色には、神経を鎮静化させる効果があると言われており、実際に不眠治療などで用いられています。

そういったことから、寝室のカーテンにはブルー系がおすすめです。

「なかなか疲れが取れにくい」「どれだけ寝ても寝足りない」というようなお悩みをお持ちの方は、寝室のカーテンを交換していかがでしょうか。

和室のカーテンにおすすめなのは自然色!

続いて取り上げるのは、畳が使用されている「和室」です。

近年は、和室にもカーテンレールが取りつけられていることが多いようです。

和の雰囲気を損ねないカーテン色としては、やはり「アースカラー」がおすすめです。

アースカラーに含まれる色は、「グリーン系」や「ブラウン系」です。

和室はナチュラル素材のインテリアパーツが多く使用されていることから、カーテンも自然を感じさせるアースカラーが適しています。

畳のフチやふすまの色と合うようコーディネートすれば、空間に一体感が生まれやすくなるでしょう。

また、リビング続きの和室の場合には、少し派手な色のカーテンにするスタイリングテクニックもあります。

「オレンジ系」や「エンジ系」なら和室に馴染みやすく、同時に賑やかな雰囲気も演出できます。

基本的には、あたたかみのあるイメージを意識していくことがポイントですね。

子供部屋には明るいトーンのカーテンを!

引き続き、部屋別におすすめのカーテン色をご紹介していきます。

ここからは、「子供部屋」を取り上げてみましょう。

一口に「子供部屋」と言っても、お子さんの性別や年齢によって、おすすめするカーテンの色は異なります。

また、それぞれのお子さんによって好みの色もあるとは思いますが、基本的には明るいトーンのカーテンを選ぶようにしましょう。

ここでの「トーン」とは、色の明度や彩度をあらわします。

トーンが低くなるほど暗くて重い雰囲気になり、高くなるほど軽やかで若々しい雰囲気になるのです。

したがって、まだ幼いお子さんのお部屋には「ライトピンク」や「ライトイエロー」のカーテンがおすすめです。

男の子の場合なら、「ライトブルー」や「ライトグリーン」でも良いでしょう。

お子さんが楽しく活動できる空間づくりには、カーテンの色選びも重要なのです。

ダークカラーや派手すぎるカラーは避けましょう。

心理状態への影響も考えながら、カーテンを選んでみてください。

子供が成長したらカーテンの色はどうすべき?

前項では、子供部屋に明るいトーンのカーテンをおすすめしましたが、お子さんが成長するにつれて「遊ぶ部屋」から「勉強する部屋」へとシフトしていくはずです。

そうなると、カーテンの色はどのように変えるべきなのでしょう。

色の持つ心理的効果から見てみると、集中力を上げるためには「寒色系」がおすすめです。

単なるブルーだけでなく、寒色には「青っぽいグリーン」や「青っぽいパープル」も含まれます。

青を基調としたお部屋にコーディネートすることで、血圧や呼吸数が下がりやすくなり、だんだんと気持ちも落ち着きます。

勉強には集中力の継続が欠かせませんから、なるべくカーテンは寒色にしておくと良いでしょう。

また、パープル系の色には程良いリラックス効果も見込めます。

さらに、想像力を豊かにするとも言われているので、お子さんのお部屋に投入するとプラスに働くのではないでしょうか。

的確なカーテン選びで生活を快適に!

カーテンは頻繁につけかえるものではありませんよね。

洋服のように気分でコロコロとかえられないため、選び方のポイントを学んでおくことが大切です。

また、お部屋の役割によって色の選び方も異なりますので、購入前によくシミュレーションしてみてください。

ここでご紹介した情報が、カーテン選びの参考となれば幸いです。