冷蔵庫にマットを敷いて床を守ろう!どんなマットが最適?

最終更新日:2019/05/04

ご自宅の冷蔵庫にマットを敷いている方は、どれくらいいらっしゃるでしょうか。

もしかしたら、「冷蔵庫の下にマットなんて考えたこともない」という方も、たくさんいらっしゃるかもしれません。

しかし、冷蔵庫の下にマットを敷くことは、様々な危険から床を守ることにも繋がります。

ここでは、冷蔵庫の下に敷くマットの種類やマットを敷く方法などをご紹介します。

冷蔵庫の下に敷くマットにはどんな種類がある?

冷蔵庫の下に敷くマットには、たくさんの種類があります。

例えば、冷蔵庫全体の下に敷くタイプのものがあれば、冷蔵庫の脚の部分4ヶ所だけに敷くタイプのもの、ロール状で切り売り販売しているものもあります。

また、素材もフローリング風のものや透明のビニールのもの、ゴム製のものや樹脂製のものなど様々です。

これだけたくさんの種類があると迷ってしまいますが、それぞれに特徴が異なりますので、自分の家にはどんなマットが必要なのかを考えるようにしましょう。

例えば、新築や賃貸住宅など特に床に傷を付けたくないと考えているのなら、しっかりと冷蔵庫の重みを吸収してくれる厚みのあるものを選ぶといいです。

マットの見た目が気になるということなら透明の目立たないものを、冷蔵庫が古いので水漏れが心配なら防水のものを、というように選びます。

近年発売されているマットは、傷だけではなく水や熱にも強いなど様々な要望に応えてくれるオールマイティな商品もあります。

もちろん、要望に応えてくれる分価格帯が上がることもありますが、冷蔵庫は頻繁に買い替えるものでもありませんので、少々高値でも安心感を持てるマットを購入した方が良いでしょう。

次の項でおすすめのマットをご紹介します。

冷蔵庫の水漏れや傷から床を守るおすすめマット!

冷蔵庫の下に敷くマットについて考えた時、まず床の傷対策を考える方は多いでしょう。

また、冷蔵庫は水漏れをすることがあったり、冷蔵庫の中身がこぼれて汚れてしまう可能性も考えると、傷対策だけではなく防水機能も備えていると安心です。

そこで、おすすめしたいのがこちらのマットです。

●日晴金属:冷蔵庫 傷防止マット Sサイズ KM-S

参考価格:3,245円(税込)

こちらのマットは、プラスチック素材の中でも衝撃性への耐性については最高ランクであるポリカーボネートという素材でできています。

熱や水にも強く、長期間の使用にも耐えることができるので、冷蔵庫のように長く使うものの下に敷くマットとしては特におすすめできる素材といえます。

また、色が美しい透明なので、どのようなキッチンの床でも合わせやすいのが嬉しいポイントです。

さらに、サイズはS~LLまであり、最大のLLサイズならば700Lクラスまでの冷蔵庫に耐用できます。

透明でシンプルな形ではありますが、冷蔵庫の下へ敷くのならば華美なものである必要はありません。

むしろ、主張しすぎない形である方が望ましいと考えられますので、見た目にも性能的にも非常におすすめできる商品です。

地震の多い日本だからこそ!耐震性に優れたマットの検討も

冷蔵庫の下の傷は絶対に避けたいものですが、日本に住んでいるのなら、傷と同じくらい耐震性に気を使う方も多いのではないでしょうか。

冷蔵庫は重量があるので、簡単なことで倒れるものではありません。

しかし、キャスターが付いていれば揺れで移動する可能性はあり、その重さからぶつかるだけでも大怪我に繋がることがあるでしょう。

だからこそ重量のある冷蔵庫や家具は、動かないような工夫をする必要があります。

そこで、おすすめするのがこちらのマットです。

●株式会社タツフト:あしあげ隊 冷蔵庫等傷凹み防止ゴムマット hmd-7015シリーズ

参考価格:2,039円(税込)

こちらのマットは冷蔵庫全体ではなく脚のキャスター部分に使用するタイプのもので、ゴム製なので滑りにくく耐震効果に優れています。

「あしあげ隊」の名の通り、冷蔵庫の脚に敷くことで1cmほど嵩上げされるため、冷蔵庫の下にわずかなスペースができて放熱してくれるので、余計な電気を使用することがなくなります。

また、キャスターで載せやすいように片側が坂になっているので、持ち上げずに転がして載せることができるのも便利な特徴です。

カラーは白と茶の2色展開となっているので、明るい床にもシックな床にも合わせやすいでしょう。

床の保護!ダンボールや板で代用はできない?

さて、ここまで冷蔵庫の下に敷くマットについてご紹介していますが、マット以外で冷蔵庫の下敷きとして使用できるものはないのでしょうか。

冷蔵庫専用のマットは決して高いものではありませんが、今までマットを使用していない方からすると、必要のない出費と感じるかもしれません。

そこで、見た目を気にしないということであれば、それこそ「ダンボールや廃材の板を使用しても良いのでは」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、結論から申し上げると、やはり冷蔵庫には専用のマットを使用したほうが安心できます。

例えばダンボールは、出費を抑えるどころか無料で手に入れることも可能なのですが、紙製品のため水濡れにとても弱い素材です。

汚れるたびに交換するのも手間がかかりますし、何よりダンボールには害虫が卵を産みつけやすいという問題もあるので、キッチンで使用するには不向きな素材なのです。

また、木製の板は一見頑丈で冷蔵庫も安定するので向いているように思えますが、やはり水濡れは放置することができません。

床にまで浸透してしまっては意味を為しませんし、キッチンがやわらかいクッションフロアの場合には固い板がそのまま跡になってしまう可能性もあります。

繰り返しになりますが、冷蔵庫は重量があるものなので自分の判断で下に敷くものを決めることは、思わぬ事故に繋がる可能性もあります。

冷蔵庫専用、あるいは冷蔵庫にも使える大型家具専用のマットを使用するようにしましょう。

今ある冷蔵庫の下に自分でマットを敷くことはできる?

新築や引越しで新たな住まいに冷蔵庫を置く時は、何もない床にマットを敷いてから冷蔵庫を設置できるので難しいことはありません。

しかし、「現在使っている冷蔵庫にマットを敷きたい」となった時、どのようにすれば良いのか迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

冷蔵庫は運搬の際に注意が必要な製品で、設置後に電源を入れるまでの時間なども決まっていることから、自分で動かしてはいけないイメージがありますよね。

しかし、完全に横に倒したり、ガタガタと大きく動かすことさえなければ自分で動かしても問題はないのです。

基本的な動かし方は、以下の通りです。

1.冷蔵庫の足元にあるカバーを引いて外す

2.キャスターについているアジャスターを回して冷蔵庫が持ち上がったら、手前に引き出す

多くの冷蔵庫はこの方法となりますが、細かいことは取扱説明書に記載されていますので必ず確認してから取り掛かるようにしてください。

この時に、厚手の布などをかませて床をしっかりと保護するようにしましょう。

保護マットを敷くために動かしているのに、そこで傷を付けてしまっては大変なことになるので必ず傷や汚れが付かないような工夫が必要となります。

また、万が一にも事故が起きないように、2人以上で動かした方がより安心です。

賃貸住宅で床に冷蔵庫の跡が付いたら修理代は掛かる?

新築で床に傷を付けたくないのは当然のことですが、「自分の家ではない賃貸住宅だからこそ絶対に傷を付けたくない」という理由から、マットの設置を考える方はたくさんいらっしゃるでしょう。

しかし、実際に賃貸住宅で冷蔵庫の重みで床に跡をつけてしまった場合、修理代を払う必要はあるのでしょうか。

実は、ほとんどの場合において修理代は必要ではありません。

なぜならば、冷蔵庫の使用は通常の生活に必要なものですから、その過程で付いた跡や傷は「借主の過失」ではないと考えられるからです。

では、例外はどのようなものなのでしょうか。

・入居して間もなく自己都合で退去した場合
・最初から契約書に床の傷などについて明記されている場合
・普通に使っていて起こるとはいえない著しい汚れや傷の場合

この3点だと考えて良いでしょう。

ただし入居後すぐの退去の際には、お部屋の傷などの経年劣化が認められない可能性が高いものです。

また、床の跡や傷について契約書に原状回復などの義務が生じることが明記されている場合にも、契約書に従うことになります。

さらに、冷蔵庫の水漏れや食べ物をこぼしたことで床にカビが発生した場合、借主の過失ととられることもあります。

つまり、逆にいえばごく普通の生活をしてきちんと掃除をしていれば、冷蔵庫の設置跡は大きな問題となることは少ないのです。

それでも賃貸住宅はあくまでも借りものですから、できるだけ美しいまま退去するのが理想であり礼儀でもあります。

冷蔵庫の下にマットを敷くことで、清潔感があり床もきれいなままならば、自分自身も気持ち良く去ることができるものです。

キッチンの床がやわらかい素材だと分かっている時には、冷蔵庫のマットを敷くことを検討しても良いかもしれません。

マット1枚で安心して使える冷蔵庫に

冷蔵庫のマットは、キッチンの床を汚れや傷など様々なトラブルから守ってくれる優れたアイテムです。

一番汚れやすいキッチンの中でも食べ物をしまう大切な場所だからこそ、清潔に安心して使いたいものです。

ご自宅の冷蔵庫に合ったマットを、探してみてはいかがでしょうか。