2LDKは、二人暮らしに人気の間取りです。
2LDKが人気の理由は、リビングダイニングキッチンと別に2部屋の間取りなので、お互いが個々の部屋を持ち、プライバシーを守って生活することができるからでしょう。
では、二人の共有スペースであるリビングは、どのようにインテリアコーディネートすればよいのでしょうか。
今回は、二人暮らしのリビングコーディネートをご紹介していきますので、参考にしてみてください。
夫婦で2LDKに住む場合のインテリアコーディネート
夫婦で2LDKの部屋に住む場合は、お互いの好みをうまく取り入れたインテリアコーディネートをしましょう。
リビングは、夫婦が一緒に過ごすことが多い場所なので、自分たちらしさに生活のしやすさをプラスしたコーディネートにすることがおすすめです。
このリビングコーディネートでもっとも注目すべきインテリアは、ソファでしょう。
テレビ台やテーブルなどのインテリアとは異なり、ソファはデザインや張地の選択肢が多く、座り心地も一つ一つ異なります。
そのため、夫婦二人で生活する際にお互いがリラックスできるようなソファを選ぶ必要があります。
そこでここからは、夫婦二人暮らしのソファの選び方についてご説明していきます。
①デザイン
二人で座ってもゆったりと座れる二人掛けソファを選ぶことがおすすめです。
肘掛けの有無、床からの高さ、背もたれの角度などソファによってデザインがさまざまなので、理想のデザインを選び、座り心地を確かめてみることが大切です。
②張地
ソファの張地は、ポリエステル、リンネル、革素材などがあります。
リビングの雰囲気に合わせたり、ほかのインテリアとのバランスを考えるなど、お互いが満足できる素材を選びましょう。
ソファの素材が違うだけで、二人で座ったときの心地よさも変わってきます。
そのため、張地選びはソファ選びの重要ポイントと言えます。
同棲やカップルで二人暮らしをする場合のリビングのコーディネート
結婚を視野に入れた同棲や、少しでも一緒にいたいという理由で二人暮らしをするカップルは、最近では珍しくありません。
では、まだ恋人同士の段階で二人暮らしをする場合は、どのようなインテリアコーディネートをすればよいのでしょうか。
2LDKのリビングは比較的面積が広くとられていることも多く、二人暮らしにとっては生活しやすい場所です。
そのため、生活に必要なテレビ台やテーブル、ソファなどを置き、快適な空間をつくるとよいでしょう。
しかし、2LDKによってはLDKの面積が狭い部屋もあります。
その場合には、二人の毎日の生活動線を考慮し、必要最小限のインテリアを選ぶことがおすすめです。
テレビ台とソファだけでもリビングをシンプルにまとめることができ、狭い面積のリビングだと空間が広く感じられます。
インテリアのカラーに関しては、恋人同士で好みのカラーが違う場合は黒や茶色、白を選ぶと無難でしょう。
黒は男性にも人気のカラーですし、部屋のコーディネートをする際に黒が少しあれば部屋をおしゃれに見せることができます。
茶色は、ナチュラルな雰囲気を出すことができ、リビングに温かさを与えることができます。
そして、白は部屋を広く見せる効果があるので、リビング全体を白を基調としたインテリアにしてみると狭さが気にならなくなるでしょう。
2LDKに友人とルームシェアする場合におすすめのインテリア
「2LDKの広い物件に住みたいけれど、一人で住むには大きすぎるし、家賃が高い」
という人は、友人と二人暮らしをしてみるという方法もあります。
二人暮らしをすることで、家賃負担が半分で済みますし、リビングなどの共有スペースに加えて、それぞれの部屋を持つことができます。
しかし、二人暮らしをする際には共有スペースであるリビングのインテリア選びや配置に注意しましょう。
親しい友人であっても、やはり他人になりますので、好みやライフスタイルが異なることは少なくありません。
そこで、二人にとって快適な空間になるようなインテリア選びについてご説明していきますので、ぜひ二人暮らしを検討している人は参考にしてみてください。
まず、「リビングに必要最小限のインテリアは何か」をお互いに相談しましょう。
テーブル、ソファ、テレビ台、収納棚など、二人がリビングに置きたいと感じているものについて相談していきます。
そして、必要なインテリアが何か決まれば、次はそのカラーやデザインを決めます。
その際に、お互いの好みがまったく合わない場合は、シンプルなナチュラルカラーを選択しておくと安心です。
ほかにも、ソファや収納棚は二人で一緒に使うのではなく、個々で小さめのものを一つずつ用意してみてもよいでしょう。
それぞれの所有物が明確になるだけでなく、多種多様なインテリアを置くことで部屋にアクセントをプラスすることができますよ。
兄弟や姉妹などで二人暮らしをする場合のリビングコーディネート
兄弟や姉妹で2LDKに二人暮らしをする場合のリビングは、実家の雰囲気があるコーディネートがおすすめです。
幼い頃から一緒に生活をしてきているため、お互いの好みのインテリアを取り入れるよりも落ち着く場所である実家のような空間をつくることで、自然と帰りたくなる場所をつくることができます。
実家と自分たちが生活するリビングの広さや雰囲気などがまったく異なる場合には、インテリア一つ一つをコンパクトにしてみると、くつろげる雰囲気の部屋になるでしょう。
さらに収納棚の選び方にもポイントがあります。
兄弟や姉妹間はあまり気遣いをしないでいい仲なので、リビングに物が散らかってしまう傾向があります。
そのため、片づけや所有者に関して些細なことで喧嘩になってしまうことも少なくありません。
そうならないためにも、リビングでは収納棚を置くことがおすすめです。
収納棚をカゴやボックスを使って分けたり、仕切りをしてスペースをあらかじめ決めておくとリビングの散らかりを防止することができます。
また、収納インテリアとしてフレームタイプのものを選ぶと、より部屋の空間が広く感じられ、おしゃれな雰囲気を出すこともできるでしょう。
親しい仲だからこそ、お互い気持ちよく暮らせるように、リビングに収納棚を取り入れてみてください。
親子で二人暮らしをする際のリビングは生活のしやすさを重視
親子で2LDKに住む場合は、広めのリビングを有効活用し、生活のしやすさを重視したリビングづくりをしてみましょう。
しかし、親子と一言で言っても関係性はさまざまです。
親と一緒に住むのが未成年の子供であったり、高齢の親と二人で住むなど、一緒に住む人の性別や年齢もバラバラです。
そのため、住む人それぞれが自分に合う快適な暮らしができるよう、リビングのコーディネートを考えるようにしましょう。
ここからは二人の関係性に合わせたリビングコーディネートのポイントをご説明していきます。
・親と子供(未成年)で住む場合
子供の年齢に合わせてテーブルやチェアを用意するようにしましょう。
勉強や雑談、お茶をしたくなるような雰囲気の場所にすることがポイントです。
丸みを帯びたデザインや木の素材などの優しい雰囲気のインテリアは、リビングに温かい雰囲気を与えることができるので上手に取り入れてください。
・高齢の親と子供で住む場合
高齢の親との同居で二人暮らしをする場合には、高齢の親が快適に過ごせるかを優先的に考える必要があります。
まだまだ元気でも、歳を重ねるにつれ介護が必要になってくる場合も考えられます。
そのため、低めのテーブルや座椅子、ソファなどを配置しておくとよいでしょう。
さらにリビングに観葉植物や小物インテリアをプラスし、華やかな雰囲気を出してみると部屋全体が明るくなるのでおすすめです。
2LDKに親戚と二人暮らしをする場合に使いやすいインテリア
親戚にあたる叔父や叔母、従兄弟、従姉妹などの身内と二人暮らしをする人もいるのではないでしょうか。
大学進学と同時に実家を離れ、大学周辺に住む親戚の家でお世話になることもあるかと思います。
親戚との二人暮らしというのは、もともと親戚が住んでいるところに一緒に住まわせてもらうという形が多いのですが、年齢の近い従兄弟や従姉妹と一緒に2LDKの部屋を借りて住むというケースもあります。
そこで、親戚が住んでいる2LDKの部屋に住まわせてもらう場合と、あらたに2LDKを借りて従兄弟従姉妹と二人暮らしを始める場合の両方について考えていきます。
まず、叔父叔母などの親戚の家に住まわせてもらうことになった場合は、できるだけリビングの雰囲気を乱さないことを心がけましょう。
新しいインテリアをプラスすることは避けることが無難です。
どうしても必要なインテリアがあるのであれば、相談した上で小ぶりのものを置かせてもらいましょう。
そして従兄弟従姉妹と二人暮らしをスタートさせる場合は、リビングにインテリアを置きすぎないことがポイントです。
ラグなどを上手にリビングに取り入れれば、インテリアは少なくてもおしゃれな空間にすることができます。
お互いがいくら親しくても、一人になりたい時間もあるので、できるだけ自分の個性は各々の部屋の中でコーディネートするようにしましょう。
お互いにとって快適な空間づくりが大切
2LDKで二人暮らしを考えている人は、一緒に住む人との関係性などを考慮してリビングコーディネートを行うようにしましょう。
二人の生活の動線、空間の雰囲気などを考慮してリビングのインテリアを選ぶことで、自然と座っていたくなる部屋をつくることができます。
2LDKの間取りで二人暮らしを考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。