和室にベッドを取り入れるインテリアのポイントやコツを紹介

最終更新日:2019/07/13

和室にベッドをインテリアとして取り入れる際には、工夫が必要です。

むしろ工夫をしなければ、違和感のある和室になってしまう可能性があります。

なるべく居心地の良い和室を作り上げるためにも、和室に合うベッドや家具の配置方法、選ぶポイントについて解説します。

これから和室にインテリアを取り入れたい人に必見の情報です。

和室にベッドはインテリア的にあり?メリットとは?

和室にベッドを取り入れることはインテリア的にありなのでしょうか?

和室にベッドをインテリアとして取り入れるメリットはいくつかあります。

・洋と和の両方を楽しめる
・床に寝なくて良い
・わざわざ布団を敷く手間が省ける

和の雰囲気を楽しむことができる和室に、洋の雰囲気を取り入れられるベッドをインテリアとして取り入れれば、洋と和の両方の雰囲気を楽しむことができます。

また、和室にベッドを取り入れれば、床に寝なくて済みます。

床から立ち上がることが辛いと感じる人には、ベッドのほうが中腰から立ち上がることになりますので、少しは楽に感じることでしょう。

さらに、和室にベッドが取り入れられていれば、布団をわざわざ床に敷く手間も省けます。

そのため、疲れて家に帰り眠りにつくとき、すぐにベッドの中に入ることができるでしょう。

また、朝起きて布団を片付けることをしなくて済むのも、メリットの一つとして挙げられます。

和室にベッドをインテリアとして取り入れるデメリット

一方、和室にベッドをインテリアとして取り入れるデメリットはどのようなことが挙げられるでしょうか。

・違和感がある
・畳がへこんでしまう
・湿気でダニやカビが生えやすい

これらのデメリットについて考えると、和室にベッドをインテリアとして取り入れることに躊躇してしまう人もいらっしゃるかもしれません。

また、和と洋の両方の要素が組み合わされることに魅力を感じる人もいれば、違和感を感じてしまう人もいるかもしれません。

どうしても和室にインテリアとしてベッドを取り入れることに違和感があって、落ち着くことができないのであれば、ベッドを取り入れない方が良いかもしれません。

また、畳がある部屋にベッドや机といったインテリア要素である家具を置いてしまうと、インテリアの脚の部分と同じ形のへこみができてしまうこともあります。

一度できてしまったへこみは、なかなか元に戻りませんのでベッドや机といったインテリア要素である家具を置く際には注意しなければなりません。

さらに、ベッドの下はただでさえ湿気がこもりがちです。

上手に換気をしたりこまめに掃除をしないと、畳の部分にダニが発生したり、カビが生えてしまう可能性もあります。

ダニやカビは体調を崩してしまう原因になりかねません。

そのため、和室のお掃除や湿度管理をしっかり行うことが大切と言えるでしょう。

ベッドのある和室に低めの家具が合う

ベッドのある和室には、低めの家具をインテリアとして取り入れると良いです。

例えば、和室にあるベッドの隣に机や照明などをインテリアとして取り入れようとしているとします。

椅子と机がセットになっているインテリアを取り入れることもできますが、和室の特徴を生かすためには低めの机を購入すると良いでしょう。

そうすれば、必然的に机を使う際には座布団を畳の上に敷くことになります。

そして、机と座布団のセットが和室に置かれていれば違和感がありませんし、上手に和の要素とベッドの洋の要素を組み合わせることができています。

さらに、取り入れる照明のサイズも小さいものだと良いでしょう。

丈が長い照明をインテリアとして好んで取り入れる人も多いですが、和室との相性が良いのは丈の低い照明になります。

机の上に簡単に置くことができますし、和室インテリアの雰囲気を壊すこともありません。

押入れのある和室にベッドを上手に配置

和室にベッドをインテリアとして取り入れる際には、和室のメリットを最大限に活かせるよう、和室ならではの工夫をすることが大切です。

例えば、和室の押入れの近くにベッドを配置しているとします。

その押入れの扉を外せば、机や物を置く台として使用できるようになります。

ベッドの高さが丁度良ければ、ベッドを椅子替わりとして使用することもできるでしょう。

そうすれば、和室に別に机を取り入れる必要がなくなります。

さらに、押入れから少し離れたところにベッドを配置している場合には、扉を外した押入れの前に椅子を置くことでも、押し入れを机として使えます。

また、工夫次第では、押入れをパソコンデスクにしたり、テレビ台として代用することもできます。

そして、空いたスペースを利用して小さな照明を取り入れると、押入れをインテリアとして魅力的に魅せることができます。

このように、ベッドと押し入れを組み合わせるなどして上手に活用すれば、素敵な和室空間へと早変わりします。

和室にインテリアを取り入れるためにふすまを取り外す

ここでは、二つの和室が横に繋がった間取りである場合のインテリア術をご紹介します。

多くの場合、和室と和室のあいだにはふすまがあって、一枚の壁のように二つの和室を区切る役割を果たしていることでしょう。

しかし、ふすまで二つの和室が区切られている状態よりも、ふすまを取り外してひとつの空間とした方が、広いスペースを確保することができます。

そうすることで、広々とした空間に机やベッドなどを配置しやすくなります。

ふすまを取り除いて部屋の大きさを広げることができれば、以前では取り入れることができなかった大きさのベッドや机などのインテリアも余裕を持っておくことができます。

非常に大胆な方法ですが、インテリアを和室に取り入れるための一つの選択肢としてふすまを取り除くことも検討できます。

ベッドのある和室のインテリアの色に注意しよう!

ベッドのある和室のインテリアづくりには、配色にも気を配ると良いでしょう。

そもそも和室は自然素材である畳や木材使われ、緑や茶などの色が主となっています。

和室が本来持っている色に合うインテリアの色を選ばなければ、どんなに質の良い家具を選んだとしても、違和感を感じてしまいます。

そのため、木材と同じ茶色や、引き締め効果のある黒が使われている家具を取り入れれば、違和感がなくインテリアに馴染むことができるでしょう。

逆に協調性の強い色を和室に取り入れると、その色ばかりが目立ってしまって和室のメリットを最大限に引き出せない可能性があります。

もちろん、自分が好きな色があるのであれば、その色を和室に取り入れたとしても違和感を感じることはないでしょう。

しかし、家族や親しい友人が和室を訪問した時に、かなり強い色のインテリアが使われているのを見ると、違和感を覚えてしまう可能性もあります。

さらに、ベッドの色自体にも気を使わなければなりません。

激しい色のフレームが使用されているベッド和室に取り入れてしまうと、和室の色とのバランスが悪くなってしまいます。

インテリアとベッドの色をよく吟味した上で、和室に取り入れるようにしましょう。

和室にベッドやインテリアを取り入れるのには工夫が必要

何も考えずに和室にベッドやインテリアを取り入れることはできます。

しかし、違和感のある部屋になってしまったり、いざ生活してみると落ち着くことのできない環境になってしまう可能性もあります。

そんな失敗を避けるためにも、和室にベッドやインテリアを取り入れる際には工夫をすることが求められてきます。

和室に取り入れるベットやインテリアの位置を工夫しても良いですし、相性の良い色を選ぶのも良い方法です。