鍵を部屋に取り付けるためには、ドアの形状や鍵の種類など、必要最低限知っておかなければならないことがあります。
また、鍵の種類によって価格が大幅に異なるため、部屋に鍵を取り付ける際には、費用についてもよく計算する必要があります。
知識不足が原因となってドアを壊してしまったり、ドアに取り付けられない鍵を購入しないためにも、この記事を参考にしてください。
鍵を部屋に取り付けると良いのはなぜ?
鍵を部屋に取り付けると良いケースは、生活スタイルによって異なります。
例えば、小さな子供やペットがいる場合には、ドアが開いてしまって怪我をしてしまうのを防ぐためにも、鍵を部屋に取り付けると良いでしょう。
また、防犯対策やプライバシーを保つために鍵の取り付けを検討している人もいます。
子供の時にはプライバシーについて深く考えていなくても、大人になるにつれて個人の空間を得たいと感じて、部屋に鍵を取り付けることもあります。
玄関の入り口には丈夫な鍵が付いているものの、寝室やリビングの部屋には鍵が付いていない家にお住まいの人もいるでしょう。
大切なものを保管している部屋には丈夫な鍵が付いていると安心できるため、防犯対策として部屋に鍵を取り付けると良いです。
部屋に鍵を取り付ける前に確認すべきこと
部屋の鍵の取り付けを失敗しないためにも、鍵を取り付ける前に確認しておくべき点がいくつかあります。
・ドアの形状
・取り付け可能な鍵の種類
・取り付けたい鍵の種類
・鍵の防犯効果について
以上の4つの点について、鍵を部屋に取り付ける前に確認しておけば、多くの場合には失敗を避けることができます。
例えば、部屋のドアの種類によっては鍵の取り付けのために穴を開けることができません。
そのような形状のドアに対して、穴を開けることが求められる鍵を買ってきてしまうと、無駄な出費に繋がってしまいます。
さらに、取り付けたい鍵の種類をはっきりさせておくことにより、取り付け可能かどうかを見極めることができます。
また、防犯効果のことも考えましょう。
取り付ける場所に大切なものを置いている、もしくはこれから置くことを考えている場合は、あとでもっとしっかりとした防犯効果のある鍵にすれば良かった、と後悔のないものをチョイスすることをおすすめします。
ホームセンターでなんとなく鍵を買って、家に帰ってからドアの種類を確認する、という順番は避けるようにしましょう。
ドアに鍵を取り付けることができなければ、その努力が無駄になってしまいかねません。
部屋に鍵を取り付ける方法は3つある!1つ目はドアノブの交換
部屋に鍵を取り付ける方法は、大きく分けて3つあります。
1つ目の方法は、「ドアノブを交換する」ことです。
新居に住み始めた時には気づかなかったものの、生活しているうちに部屋のドアノブに鍵が付いていないという不便さに気づくこともあるでしょう。
そのような時にはドアノブを交換して、鍵が付いているドアノブを取り付ければ部屋の安全を確保できます。
そして、交換する際には、購入するドアノブのサイズが同じものかを調べておく必要があります。
交換したい鍵付きのドアノブに「刻印されている文字」や「メーカーの型番」を調べましょう。
もし不安であれば、ドアノブメーカーに直接問い合わせをして、正確なサイズについて確認する方法もあります。
大体のドアノブのサイズはインターネットでサイズ検索することができるため、ネット上の情報収集で十分な場合もあります。
ちなみに、ドアノブのサイズが適切であれば簡単に取り付けることができますが、サイズが異なっている時には、無理に取り付けることのないように気をつけましょう。
それが原因となり、ドアを傷めてしまうことがあります。
ドアノブの取り付けが複雑になってしまう時には、業者を選んで取り付けてもらうのも選択肢の1つです。
簡易的な補助鍵を付ける!取り付け・取り外しが簡単
鍵を部屋に取り付ける2つ目の方法は、「補助鍵」です。
「補助鍵」とは、部屋のドアに取り付けることができる、取り外し可能な簡易的な鍵のことを意味しています。
比較的安価に手に入れることができるため、自分の部屋にお金をかけることができない人でも、約1,000円前後で補助鍵を取り付けることができるでしょう。
「補助鍵」と言っても、ドアの側面にあるへこんでいる部分に引っ掛けるタイプや、ドアの枠の部分に取り付けてネジを締めて固定する種類があります。
自分の部屋の外観や利便性を考慮に入れて、取り付けやすい補助鍵を選ぶと良いでしょう。
さらに、ドアのタイプが内開きなのか外開きなのかによって、ドアに取り付けることができる補助鍵も変わってきます。
カギを取り付けたいドアのタイプをしっかりと見極めてから、補助鍵を購入することをおすすめします。
補助鍵の大きなメリットは、取り付けやすさにあります。
そのため、ドアノブを変えたりして大きな出費をするのではなく、「簡単的な鍵があればいい」と感じている方は、補助鍵だけで十分でしょう。
さらに、部屋のドアのタイプによってはドアノブを交換できないことがあります。
そのような時には、補助鍵を取り付けてください。
ドアごと全部交換するなら業者に依頼
鍵を部屋に取り付ける3つ目の方法は、「ドアごと全部交換する」ことです。
「部屋のドアに鍵がついていないのだから、鍵がついているドアに交換してしまおう」と考えるわけです。
確かにドアごと交換すれば、「自分では、部屋のドアに鍵を取り付けることができない」と心配する必要はありません。
しかし、部屋のドアを取り付けているのは業者の場合が多いので、ドアを交換する時にも業者にお願いしなければなりません。
お金に余裕がある人にとっては、「ドアごと全部交換する」という選択肢がおすすめです。
しかし、金銭面で余裕がないのであれば、鍵を部屋に取り付けるためだけにドアを交換するのは、あまりおすすめできません。
むしろ、「補助鍵」や「ドアノブを交換する」方法について検討してみて、どうしても鍵を設置することが難しい場合に限り、ドアごと全部交換するという選択肢を選ぶと良いでしょう。
鍵を部屋に取り付ける時の注意点
鍵を部屋に取り付ける際には、鍵を取り付けることがデメリットとなってしまう場合もあることを覚えておきましょう。
例えば、防犯のために厳重な鍵を付けているとします。
確かに外部からの侵入を防ぐことができ、安心と感じられるかもしれません。
しかし、厳重な鍵が取り付けられた部屋の中で、子供が一人で鍵を閉めてしまった時には、外から子供のいる部屋に入ることは非常に難しいです。
何かのアクシデントが起きて子供が部屋の中で病気していたり事故があった時に、取り付けた鍵が原因となり、部屋の中にすぐに駆けつけることができないということもありえます。
また、内側から鍵を閉めるボタンタイプのドアもあります。
内側から部屋の鍵をかけた状態でドアを閉めてしまうと、外側から鍵を開けることができません。
しっかりと鍵を保管していれば、取り付けたドアの鍵を開けて、簡単に中に入ることができます。
しかし、取り付けたドアの鍵をなくしてしまった場合には、部屋の中に入ることができなくなってしまいます。
その場合には、窓から部屋の中に入ったり、最悪の場合には取り付けた鍵を壊して部屋に入らなければなりません。
鍵の紛失には十分注意しなければならないことがわかります。
よく計画してから部屋に鍵を取り付けよう!
鍵を部屋のドアに取り付けることには、多くのメリットがあるものの、注意していないと外側から部屋に入れなくなってしまう可能性もあります。
そのため、鍵の種類やドアのタイプをよく知った上で、鍵を部屋に取り付けるようにしましょう。
そうすれば、計画した通りに部屋に鍵を取り付けることができて、無駄な出費を防ぐことができます。
さらに、自分の部屋の防犯性やプライバシーを確保するための上手な鍵選びをすることができるでしょう。