長年同じ机を使っていれば、塗装が剥がれてきてしまうことがあります。
そのような時に「自分で塗装することができたら…」と思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、手順や必要となる道具がわからなければ、作業に取りかかれませんよね。
そこで今回は、DIYで机を塗装する際の手順や注意点など、失敗しにくいコツをご紹介していきます。
しっかりと確認して、机の塗装にチャレンジしてみましょう。
机をDIYで塗装してみよう!塗装する効果について
まずは、机を塗装する意味についてご紹介していきます。
なお、机といっても様々な材質のものがありますが、今回は木製の机を例にして、塗装の方法などをお伝えしていきます。
机を塗装する意味や効果についてですが、塗装することによって傷が付きにくくなり、変色や劣化を防ぐ効果まで期待できます。
また、木材の場合は、特有のささくれなどもあります。
そのままでは怪我の恐れもあるので、そういったものなくす意味も持ち合わせています。
その他にも、木材の敵である、カビから守る効果もあります。
このように、木材でDIYする場合には、机に限らず塗装することによって、様々な効果を得られるため、非常に重要な工程の1つであると言えます。
また、カラーリングをする場合にも、この塗装は重要になります。
今回は、机の塗装の剥がれが発生したと仮定して、順を追って塗装の方法をご紹介していきます。
塗装の仕上げの作業についてもお伝えしていくので、是非最後までご覧ください。
机の塗装をDIYでやり直そう!まずは剥がすことから
まずは、机の既存の塗装を剥がすところからDIYを始めていきましょう。
既存の塗装の上から重ねて塗ると、見た目もきれいに仕上がらないので、必ず既存の塗装を剥がしてください。
用意する道具をご紹介していきます。
・電動サンダー
木材を研磨するのに使います。
こちらの工具を使って、既存の塗装を剥がします。
・サンドペーパー
細かい部分の塗装は、こちらのサンドペーパーで剥がしていきます。
・雑巾
剥がし終わったあとに、水拭き、乾拭きするのに使います。
・作業用の軍手
生地が厚い皮の軍手を用意しましょう。
怪我の防止のためにも必要になります。
以上の道具を用意したら、まずは塗装を剥がしていきましょう。
手順①
電動サンダーを使って既存の塗装を剥がしていきます。
この時は、必ず軍手を装着しましょう。
机の木目に平行にサンダー掛けしていきます。
手順②
ある程度既存の塗装を剥がしたら、次はサンドペーパーを使って研磨していきます。
この時のコツとしては、丁寧を意識して作業することです。
焦らずに、じっくりと研磨していきましょう。
手順③
汚れを取るために、雑巾で水拭きしたら、仕上げに乾拭きしていきます。
これで、既存の塗装を剥がす手順は完了です。
DIYで塗装するのに必要な道具をご紹介
まず先に、DIYで机の塗装をしていくのに必要となる道具をご紹介していきます。
・オイルステイン
こちらは塗料の1種で、木材に浸透して、木目をより美しく見せてくれるものになります。
今回は、こちらの塗料を使った塗装方法をご紹介していきます。
汚れや水に強いという特徴があるので、おすすめです。
・刷毛
塗料を塗るのに必要になります。
より仕上がりを美しくするために、ローラーではなく刷毛をおすすめします。
ローラーだと気泡ができやすいためです。
また、刷毛の種類にも注意して選びましょう。
毛が落ちにくいものを選ぶようにすると、塗装の際に毛が抜けてしまうのを防ぐことができます。
・サンドペーパー
研磨するのに使います。
きれいに仕上げるために必要になるので、用意しておきましょう。
・トレイ
塗料を入れておくためのトレイになります。
後片付けも考えるとあったほうが良いでしょう。
作業のしやすさにも影響してきます。
・新聞紙
作業中に下に敷いておくためのものです。
こちらも後片付けを考えるとあったほうが便利です。
失敗しにくい塗装方法とは?手順をご紹介
机の塗装に必要になる道具を用意することができたら、いよいよDIYで机の塗装をしていきましょう。
作業に入る前に、用意しておいた新聞紙を広げて、作業する範囲に敷いておきましょう。
また、刷毛が新品の場合には、飛び出ている毛がある場合は抜いておきます。
さらに、玄関先などの表面がザラザラした箇所で、何度か刷毛を慣らしておきましょう。
そうすることで、再び毛が飛び出ることがあります。
これらも抜いておくと、塗装の時に毛が抜けることを防止することができます。
これは、きれいに仕上げるコツ、失敗しにくいコツの1つであるとも言えます。
では、塗装の手順をご紹介していきます。
手順①
刷毛をなるべく垂直にして、塗料を塗っていきます。
そして、一方向に向かって塗るようにしましょう。
そうすることで、よりきれいな仕上がりになります。
手順②
その後しっかりと乾燥させていきます。
乾燥させる時間は使う塗料によって異なる場合がありますが、90分ほどを目安にしましょう。
焦らず、しっかりと乾燥させることが重要です。
手順③
乾燥したのを確認したら、サンドペーパーを使って、表面のザラザラをなくしていきます。
その後、手順①~③を繰り返すことでよりきれいな仕上がりになっていきます。
焦らず、じっくりと時間をかけるのが、よりきれいに仕上げるコツになります。
机の塗装が終わったら最後のひと手間を
塗装が終わったら、一応完成と言えますが、さらに完成度を高めるための方法をご紹介していきます。
この最後のひと手間で、DIYの机とは思えないような仕上がりにすることも可能になります。
それは、ニスを塗っていくことです。
最後にニスを塗ることで、さらに美しく仕上がります。
そして、塗装しただけの状態よりも、長い期間きれいな状態を保つことができます。
水性ウレタンニスという種類のニスがあるので、そちらを用意しましょう。
机など、上で作業するものに使うのに適したニスになっています。
この作業も、上記と同様に行なっていきます。
1度にたくさん塗らず、少しずつ塗り重ねていくことが、きれいに仕上げるコツになります。
この作業をするのとしないのとでは、仕上がりにかなりの差が出ると言っても良いでしょう。
そのため、最後のこのひと手間を惜しまないで行なうことをおすすめします。
塗料やニスを使う際の注意点
最後に、塗料やニスを使う際の注意点についてご紹介していきます。
まず、屋内で作業する場合には、必ず換気を十分に行ないながら、机を塗装していきましょう。
なるべくなら、屋外で作業することをおすすめします。
そして、万が一作業中に具合が悪くなったりした場合には、すぐに作業を中止しましょう。
DIYでは、今回のような臭いのある塗料などを使う機会も多くなるため、もし具合が悪いと感じたら、すぐに作業を中止する必要があります。
その後、換気した部屋などで、休憩しましょう。
もし、それでも改善されない場合は、病院に行きましょう。
また、塗料の中には、火気厳禁のものが多くあります。
必ず火が近くにないことを確認して、作業していきましょう。
また、塗料の保管の際にも、商品の注意事項欄をよく確認して保管しましょう。
時間をかけてじっくりと塗装していこう!
DIYでは、じっくりと時間をかけて、1つの作品を作ることに集中できるという良さがあります。
今回ご紹介した、机の塗装でも、焦らずにじっくりと時間をかけて塗装していくことで、より良いものが出来上がります。
ゆっくりと時間をかけて塗装された机なら、長年使いたくなるものになるでしょう。
今回ご紹介した内容を参考に、DIYにチャレンジしてみましょう。