築年数の経過した古い家では、様々な問題が起こりやすいものです。
今回はその中でも、「カビのニオイ」を取り上げて、カビ臭さを消す方法をご紹介していきます。
また、カビ臭さの原因についてもお伝えしていきます。
家の中にカビのニオイが漂っていては、気分も悪く、耐えられない人も多くいるかと思います。
カビのニオイを消して快適な空間を手に入れましょう。
古い家ではカビのニオイがすることが多い?
カビは、木材の場合は特に発生しやすいと言われています。
日本の古い家には木材が使われていることが多いもので、ほとんどの古い家は木造になるかと思います。
そのため、古い家ではカビが発生しやすくなり、その結果、カビ臭さを感じることが多いです。
カビには数多くの種類があり、古い家で発生しているカビの種類についても、もしかしたら数種類であることがあります。
カビの代表的な種類としては、黒カビ、青カビ、すすカビなどがあります。
聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
カビの胞子はとても小さく、肉眼では見ることはできません。
そのため、それらの胞子が家の中で漂っていても目には見えません。
しかし、ニオイとして、カビの存在を知ることはできます。
このカビのニオイも、私達にとっては不快な場合が多く、人によっては耐えられないと感じることも多いです。
身体にも影響を及ぼすこともあるので、しっかりとカビを除去していきましょう。
また、カビを掃除しても再び発生することもあるので、カビ臭さを消す方法と共に、今回は予防法もお伝えしていきます。
この機会にカビを徹底的に掃除してみましょう。
古い家がカビ臭い!原因は何?
古い家でカビ臭いと感じる原因についてご紹介していきます。
カビ臭い原因は、ご存知のように「カビ」が原因なのです。
カビは、基本的に空気中に漂っていて、どこにでもあるというのが特徴でもあります。
そのため、たとえ家の中であっても、カビの胞子は漂っているのです。
ある条件が揃うことで、カビは繁殖していきます。
その条件とは、主に「湿度」「温度」「カビの栄養」が挙げられます。
古い家の場合には特に、カビに対して注意が必要になります。
上記でも触れたように、日本の古い家では木材を多く使用した、木造であることが多いです。
古い木造の住宅は、断熱材などが少なかったり、入っていないこともありました。
そのため、隙間が多くあり、外からの空気も入りやすくなっていることが多いです。
風通しは良いことが多いのですが、冬の時期などに湿度が溜まることで、窓などに結露が発生しやすくなります。
この結露が湿度を高め、温度や埃などの栄養といった条件が揃うことで、カビが繁殖してしまうことがあります。
1度繁殖したカビは、そのままにしておいてもなかなか消えることはありません。
それどころか、どんどん増殖してしまう可能性もあります。
その結果、気付いたときにはカビ臭いと感じるようになってしまいます。
カビ臭さを消すためには、カビが発生している場所を知る必要があります。
下記で詳しく見ていきましょう。
カビ臭さを消すには、まずカビの場所を特定しよう
古い家のカビ臭さを消すためには、まずカビがどこで発生しているのかを特定しなくてはいけません。
カビは基本的には湿気のこもりやすい場所を好み、その場所で発生することが多いです。
まずは、家の中で湿気がこもりやすい場所を調べていきましょう。
湿気がこもりやすい場所としては、床下、天井裏、浴室などが挙げられます。
その他にも、家具などを壁にぴったりとつけているような場合では、その家具と面している壁にも注意が必要になります。
家具をどかしてみると、カビが繁殖していることもあるので、そういった家具の配置をしている場合には、確認しておくといいでしょう。
浴室であれば、ほとんどの人がカビの除去を行なえますが、床下や天井裏といった場所では、なかなか手が届かないことも多いかと思います。
もし、カビの場所が特定できても、カビ臭さを消すために掃除するのが難しい場合には、専門のカビ取り業者に相談することも必要になります。
カビ臭さを消すためにカビを除去しよう
古い家のカビ臭さを消すためには、カビを除去する必要があります。
家の中で、カビが発生している場所を特定できたら、いよいよカビを除去していきましょう。
床下や天井裏といった、手が届かない場所であったり、広範囲のカビなどの場合には、上記でも触れたように専門業者に依頼することを検討しましょう。
完全に除去できていなかった場合には、再びカビが発生してしまう可能性があり、特に広範囲の場合や手が届かない場所では、掃除することも難しくなるからです。
カビの発生している箇所が、比較的狭く、目視で確認できるほどである場合には、自分でも対処することが可能です。
カビには、カビ取り洗剤も有効ですが、木材を傷めることもあるので、エタノールを使うと良いでしょう。
また、浴室の場合には、浴室用のカビ取り洗剤を使いましょう。
エタノールでカビを拭き取り、その後、乾いた雑巾などで乾拭きします。
注意するのは、水拭きはしないことです。
水気が残るとそれが原因となり、再びカビが発生してしまうことがあります。
しっかりと乾燥させることを意識しましょう。
除去できてもニオイが残る!カビ臭さを消す方法
古い家では、カビを除去できてもニオイが残ってしまう場合があります。
しっかりとカビ臭さを消すためには、掃除した後の対処も重要になります。
基本的な対処法としては、カビのニオイが残る空気を換気して入れ替えることです。
窓を開けて部屋の空気を入れ替えましょう。
その際には、窓を1つだけ開けるのではなく、もう一方に窓がある場合には、そちらも開けておきましょう。
そうすることにより、空気の循環が良くなります。
もし、家の構造的に不可能な場合には、玄関のドアを少し開けておくだけでも、かなり空気の循環が良くなります。
その他には、消臭剤を使うのもおすすめです。
市販のものでも十分ですが、湿気を吸収することのできる手作り消臭剤もあります。
重曹、容器、不織布、輪ゴムを用意して、容器の中に重曹を入れて、重曹が空気に触れるようにならしておき、不織布を容器に覆い被せます。
その後容器に輪ゴムをかけて、不織布を固定します。
市販の消臭剤と併用すると、しっかりとした消臭効果が期待できます。
古い家では特に気をつけよう!カビの再発予防法
古い家のカビ臭さを消す方法についてご紹介してきましたが、古い家では、特にカビが再発生しやすいです。
そのため、掃除した後も油断しないことが大切です。
カビの再発を予防するためにおすすめの方法をご紹介していきます。
まずは、換気をすることが挙げられます。
定期的に換気することを心がけましょう。
例えば、朝には必ず窓を開けて換気する習慣を身につけるなどがおすすめです。
また、カビの栄養を作らないようにすることも予防法になります。
そのためには、こまめに掃除して埃を溜めないようにしましょう。
湿度の管理もできれば、しておくと良いでしょう。
除湿機能のある、空気清浄機などの導入もカビの予防として、検討してみるものいいでしょう。
カビ臭さを消して快適な空間に!
今回は、古い家に多い、カビ臭さを消す方法についてご紹介してきました。
カビが発生する原因を知り、カビが繁殖しにくい環境を作っていくことが、快適な空間にするためには大切です。
また、カビが発生した場合には、しっかりとカビを除去して、カビの再発を防ぎましょう。
古い木造住宅では、カビが発生しやすいので、普段の生活からカビを意識して過ごすことも重要になります。