シロッコファンの掃除をして清潔なエアコンで過ごそう!

最終更新日:2019/03/03

家の中でなかなか掃除できない場所の1つにエアコンが挙げられます。

人によっては毎日使うこともあるエアコンですが、定期的に掃除をしなくては汚れが溜まり、カビが発生してしまいます。

また、臭いなども発生して、使っていても気分が良くありません。

今回は、エアコンのシロッコファンを自分で掃除する方法をご紹介します。

定期的にエアコンの掃除にチャレンジしてみましょう。

業者にエアコン掃除を依頼せずに自分で行うメリット

エアコンの掃除は、専門のエアコンクリーニング業者に依頼している人も多いかもしれません。

エアコン掃除は、自分でも行うことが可能です。

ただし、自分で掃除する場合には、下記のことを頭に入れて作業をするようお願いします。

・エアコンが故障する可能性がある

特に賃貸の場合は、故障することでトラブルにもなります。

そのため、賃貸の場合は自身で内部クリーニングを行わずに、業者に依頼することをおすすめします。

また、場所によっては管理会社や大家さんに問い合わせすることで、それに合わせた対応を行っていただけるケースもあると聞きます。

まずは、管理会社や大家さんに問い合わせをして、業者に依頼して掃除をしましょう。

マイホームで故障する可能性もあることを頭に入れた上で、自分で行うようにしてください。

また、もし自分でエアコンのシロッコファンをしっかりと掃除することができれば、嫌な臭いの発生などもおさえられ、清潔なエアコンを保つことができます。

プロの業者にエアコンの掃除を依頼した場合には、それなりの金額の料金を請求されることになりますが、自分で掃除することによって大幅にその費用を削減できます。

今回は、自分でできるエアコン掃除の方法を2パターンご紹介していきます。

また、クリーニング業者に依頼した場合だと、業者との掃除日の打ち合わせなどもあり、その日の予定が固定されてしまいますが、自分で掃除する場合は自分の都合で動くことができます。

例えば、掃除中に急な用事で出かけることもできます。

業者が家にいる場合には、なかなか難しいでしょう。

考えようによっては気楽にできるのも、自分で掃除するメリットの1つです。

今回の掃除方法をマスターして、自分でエアコンの掃除にチャレンジしてみましょう。

エアコン掃除時期の目安や臭いの原因は?

ここではエアコンの掃除時期の目安や、エアコンの臭いの原因についてご紹介していきます。

まずは、エアコンの掃除時期の目安からお伝えしていきます。

こまめに掃除するのは理想的ですが手間がかかりますので、難しく感じるのではないでしょうか。

エアコンの掃除時期の目安としては、1年に2~3回程度をおすすめします。

臭いが発生してからでは気分も良くないので、なるべく臭いが発生する前に、キレイに掃除しておきましょう。

特に、夏になる前くらいには1度掃除しておくといいでしょう。

真夏の暑い日に嫌な臭いのするエアコンの使用は、誰もが避けたいことだと思います。

しかし、エアコンの掃除中はもちろん使えないので、真夏になってからの掃除だと、部屋の中はとても暑くなってしまいます。

熱中症の危険性もあるので、なるべく夏が来る前に1度、エアコンの掃除をしておきたいですね。

次に、臭いの原因についてお伝えしていきます。

エアコンの臭いの原因となっている主なものは、埃やカビです。

エアコンのシロッコファンなどに埃が付着し、冷房の結露などが原因となりカビが発生します。

その結果、エアコンから送られてくる風が臭くなるということです。

つまり、臭いを防止するためには、やはり掃除が重要ということになります。

では次項から、エアコンのシロッコファンの掃除に必要な道具についてご紹介していきます。

エアコンのシロッコファン掃除に必要なもの

エアコンのシロッコファンの掃除で必要な道具、あると便利な道具をご紹介していきます。

もしご自宅にない場合には、購入することをおすすめします。

業者の料金と比較しますと、そこまで大きな金額にはならないでしょう。

【ドライバー】

プラスとマイナスの2つを用意しましょう。

【ゴミ袋】

あまりに小さいものだと作業しにくくなります。

45リットルのゴミ袋があれば、それを使ってください。

【プラスチック製の板、パネル】

大きなサイズの板は、ホームセンターで購入できます。

エアコンの横幅と、床からエアコンの下部分までの高さがあればいいでしょう。

購入が難しいのであれば、大きなダンボールを繋ぎ合わせたものでも代用になります。

【ガムテープ】

ゴミ袋などの固定に使います。

【ハサミ】

ゴミ袋などを加工する際に使います。

【洗浄ブラシ、歯ブラシ】

先の細いタイプの方が掃除しやすいのでおすすめです。

【霧吹き】

エアコンの洗浄に使います。

【市販のエアコン洗浄スプレー】

ホームセンターなどで購入できます。

1,000円以下で購入できるものも多くあるので、お好みで選びましょう。

【雑巾、タオル】

エアコンのふきあげなどに使います。

【脚立、踏み台】

手が届かない場合は、こちらを使います。

【マスク】

カビなどの汚れが飛散する可能性があるので、あると安心です。

【ゴム手袋】

それほど強力な洗剤などは使いませんが、手が汚れることもあるので、あると便利です。

【バケツ】

洗浄して出た汚水の処理などに使います。

分解せずに掃除してみよう!エアコンのシロッコファンを徹底的に掃除

まずは、分解せずにエアコンのシロッコファンを掃除する方法をご紹介していきます。

先に、電源を抜いておきましょう。

【手順①】

エアコンのフラップを取り外しましょう。

掃除をしやすくするためです。

これがあると奥まで届かないので、取り外しましょう。

【手順②】

ゴミ袋を広げ、上に口が開いている方、下に袋の底がくるようにします。

その状態で、側面部分をハサミでカットしていきます。

そして、切った断面部分がエアコンに向かって手前側に来るようにし、切っていない方のゴミ袋の口の部分がエアコン本体の下に来るようします。

エアコンの下に来たゴミ袋の口だった部分をエアコンにガムテープでしっかりと貼りつけます。

次に、切って広げたゴミ袋の端をエアコンの側面にガムテープで貼り付けて固定していきます。

これでゴミ袋が下三角のような形となり、水受けになります。

水の重さで取れないように、ゴミ袋をガムテープでエアコンにしっかりと取り付けてください。

【手順③】

エアコンの下部分の壁にプラスチック板を立てかけます。

また、あれば下にバケツを置いたり、タオルを敷いておきましょう。

このようにして、事前に床や壁が汚れないようにしておきます。

【手順④】

シロッコファンに霧吹きを使い濡らしていきます。

そして、洗浄ブラシでファンを磨いていきましょう。

【手順⑤】

霧吹きで、汚れを洗い流します。

【手順⑥】

洗浄スプレーでファンを掃除していきます。

その後、霧吹きで洗い流します。

【手順⑦】

タオルや雑巾でエアコンの吹き出し口やファン部分を拭きます。

このとき、念入りに拭く必要はありません。

【手順⑧】

ゴミ袋を取り外し、フラップを戻します。

エアコンを動かし、送風モードなどで乾かしていきましょう。

しっかりと乾いたら掃除完了です。

エアコンのシロッコファンを掃除する際の注意事項

エアコンのシロッコファンを掃除する際の注意事項についてお伝えしていきます。

【電源は必ず抜くこと】

感電の危険性があります。

掃除中にエアコンが動き出すと危険なので、必ず電源を抜きましょう。

【取り外しの際や取り付けの際は無理をしない】

無理に部品を取り付けたり取り外したりすると破損の原因になるので、無理にはしないようにしましょう。

【真夏の日中には掃除しない】

真夏の日中にはエアコン掃除はしないようにしましょう。

上記にも記載しましたが、熱中症の危険性があるので、真夏に行う場合には、比較的涼しい午前中にしましょう。

もしくは、夕方以降の気温が下がり始める時間帯がいいでしょう。

エアコンのシロッコファン掃除を業者に依頼

エアコンのシロッコファン掃除を自分で行うことをご説明してきましたが、やはり故障してしまう可能性を考えるとリスクがあると感じる方もいるかと思います。

そこでエアコンのシロッコファン掃除を業者に依頼することも考えてみましょう。

まず、自分で掃除をする場合に分解せずに掃除することをお伝えしましたが、これだとこびりついてしまったカビなどは取れないこともあります。

だからと言って、分解すること自体は、自分で行うことは控えたほうがいいでしょう。

それこそ、故障の原因となります。

そこで、業者の出番というわけです。

プロの仕事ですので、細かく綺麗に掃除してくれます。

業者への依頼は、ネットで行えることが多く、相場は「13,000円」程度です。

場所によっては、1万円程度で行っていただける業者もあります。

また、抗菌コートなどのサービスもあるところもあり、土日の対応も可能な業者もありますので、ご自身の希望にあった業者を探してみてください。

自分で掃除して費用削減!清潔なエアコンに

自分でエアコンの掃除をすることにより、清掃費用を大幅に削減できます。

今回ご紹介した掃除方法なら、道具を用意する費用としては、4,000円~5,000円程度で道具が揃うかと思われます。

ただし、ドライバーや脚立などはピンからキリまでありますので、高いものを使用する場合はこの限りではありません。

それでも、定期的にご自身で行うことを考えますと、業者に依頼するよりも安く抑えることは可能です。