無垢のテーブルは、天然木をそのまま使用したものですから、木目の美しさを味わうことができますよね。
使い込むごとに変化していく様子を楽しむこともできるでしょう。
しかし、無垢のテーブルはお手入れをしていないと、表面がガサガサしたり、汚れが取れにくくなったりしてしまいます。
その場合、ワックスを使うことによって、無垢のテーブルを綺麗にすることができます。
こちらでは、無垢のテーブルのお手入れとして、ワックスを使う方法をご紹介します。
無垢のテーブルで起きやすい問題は?
無垢のテーブルは、天然木ならではの美しさがあることから好まれています。
木そのものの温かみが感じられ、ナチュラル志向の方は特に選ばれることでしょう。
また、無垢のテーブルは重さがあることから、重厚感があります。
価格は高くなりますが、その分大切に使おうと思いますし、実際に長く使うことができます。
しかし、無垢のテーブルには起きやすい問題があります。
それは、お手入れをしないと、表面がガサガサしたり、水垢などの汚れが取れにくくなったりするところです。
テーブルは毎日使用するものですので、丁寧に使っているつもりでも、だんだん汚れがついてしまうでしょう。
特に多いのが、水や油のシミ、熱による輪ジミです。
夏場は冷えたコップから水滴が出てきますし、皿から取った料理をついテーブルにこぼしてしまうこともよくありますよね。
水を沸騰させたヤカンや、底が熱くなってしまうマグカップなどでもシミができてしまう場合があります。
また、一枚板のため、ソリが出てしまう場合もあります。
このようにデメリットもある無垢のテーブルですが、無垢の良さを生かすにはワックスなどでのお手入れが必要でしょう。
無垢のテーブルをワックスでお手入れ!その前の拭き掃除
無垢のテーブルをワックスでお手入れしたい場合、いきなりワックスを塗っては汚れをそのまま閉じ込めてしまいます。
それを避けるためには、まずはテーブルの表面を綺麗にする拭き掃除の必要があります。
拭き掃除は、濡れた布でテーブルを拭くことから始めます。
この時、布はしっかりと固く絞ったものを使ってください。
ほこりは軽く拭くだけでも取れますが、汚れがついてしまっている場合は少しこすって取るようにしましょう。
また、汚れた面で拭いていては、汚れをまたテーブルにこすりつけてしまいます。
布が汚れたら、必ず新しい面で拭くようにしてください。
そして、布に汚れがつかなくなるまで続けることが大切です。
普段は簡単に拭いて済ましているかもしれませんが、意外と汚れがついている場合もあります。
丁寧にかつ念入りにテーブルを拭いてあげてください。
テーブルを拭いた後、水分が残っているようでしたら乾拭きをしましょう。
拭き掃除だけでは取れない無垢のテーブルの汚れ!サンドペーパーを活用
ワックスを使ってのお手入れの前に、無垢のテーブルの拭き掃除のお話をしました。
ただ、無垢のテーブルの表面の汚れや跡は、拭き掃除だけでは取れない場合もありますよね。
そのような場合は、サンドペーパーを使います。
汚れや跡がそれほど大きくなければ、サンドペーパーで表面を削ることによって綺麗にすることができます。
無垢のテーブルの表面を削ることに抵抗がある方もいるかもしれませんが、よほど大きく削らなければ後でワックスをするため、その跡が目立ってしまうことは防げるはずです。
また、サンドペーパーの使用は、無垢のテーブルの表面が毛羽立ってしまっている場合にも有効です。
サンドペーパーをかけることによって表面を滑らかにし、日焼けなどを薄くする効果も期待できるでしょう。
サンドペーパーは目が粗いほうで汚れを落とし、目が細かいほうでは表面を滑らかにします。
なお、サンドペーパーをかける時は、木目に合わせて行ってください。
木目に逆らっての使用は、新たな傷をサンドペーパーで作ってしまうこともありますので注意しましょう。
無垢のテーブルにワックスをつける!その使い方は?
無垢のテーブルの拭き掃除やサンドペーパーによる汚れ取りが終わったら、いよいよワックスをつける番です。
ワックスの使い方は、お使いになるワックスの取扱説明書によりますが、こちらでは基本的なワックスの使い方をお伝えします。
《準備するもの》
・ワックス
・スポンジ
・布
《ワックスの使い方》
①ワックスをスポンジに取り、テーブルの上で伸ばすように拭く
この時、ワックスは大量に取らないことが大切です。
少量を薄く伸ばしながら使うと上手くいくでしょう。
また、何度も塗る必要はなく、一度で済ませるようにしてください。
ワックスを塗り足すとムラができたり、乾きが遅くなったりすることがありますので注意が必要でしょう。
なお、スポンジはカーワックス用のものが使いやすいようです。
②布で乾拭きをする
ワックスのベタベタが残らないよう、しっかりと拭く必要があります。
③半日~1日は何もしない
ワックスが馴染んで乾くまでは何もしないでおきます。
1日経てば使用しても問題ないでしょう。
無垢のテーブルにおすすめのワックスをご紹介
無垢のテーブルへのワックスの使い方をお伝えしましたので、こちらではおすすめのワックスをご紹介します。
◯尾山製材株式会社:木工用みつろうクリーム200g
・参考価格:2,200円(税込/送料別途)
こちらでご紹介するワックスは、富山県にある尾山製材株式会社で作られています。
天然成分にこだわって作られ、環境にも人間にも優しいのが特徴です。
一般的なワックスには体に害があるかもしれない有機溶剤・合成樹脂・乳化剤などが入っておりますが、こちらのワックスにはそれらのものは入っていません。
成分には、みつろう・なたね油・亜麻仁油・椿油・ヒバ油の5つの天然油が使われ、全て天然素材で作られています。
小さなお子さんがいるご家庭や、アレルギー体質の方、シックハウスの心配がある方、お肌が敏感な方などに特におすすめしたいワックスです。
こちらのワックスの特徴は、のびが良いことによる塗りやすさです。
天然素材を使用していることから、お子さんと一緒に作業をすることができるでしょう。
ワックスの成分に神経質にならなくて良いのは嬉しいですよね。
撥水効果に定評があり、メンテナンスも簡単です。
木工用みつろうクリーム!使い方のポイント
無垢のテーブルのワックスとしてご紹介した、木工用みつろうクリームですが、こちらでは使い方のポイントをご紹介します。
◯ワックスを塗ったら、約30分ほど放置する
ワックスが塗りたての時は湿り気がありますので、30分ほど経過してから乾いているかどうか確認してみましょう。
◯ワックスは少量取り、よく伸ばして使う
ワックスは取り過ぎないよう注意が必要です。
また、こちらのワックスは重ね塗りが可能です。
◯ワックスがついた布やスポンジは水に浸して処分する
ワックスがついた状態の布やスポンジは自然発火の恐れがあるようですので、水に浸してから捨てましょう。
◯メンテナンスは3~6ヶ月くらい
テーブルの状況を見ながらメンテナンスをするか判断してください。
◯購入後2年以内に使い切る
◯湿気が少ない冷暗所での保管
保管は、火気の近くや直射日光が当たる場所は避けてください。
無垢のテーブルはワックスでお手入れを!
無垢のテーブルは、きちんとお手入れしていれば、綺麗に長く使うことができます。
ワックスでお手入れすれば、表面を美しくよみがえらせることができるでしょう。
おすすめしたワックスは天然素材で作られており、小さいお子さんがいるご家庭やアレルギーの心配がある方にもおすすめです。
ワックスの使い方を覚えて、無垢のテーブルを長く美しく使い続けてください。