ダイニングテーブルを購入する時、一緒にテーブルシートを購入するべきかどうか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、テーブルシートにはメリットもデメリットもあります。
そのため、家族構成や使い方を考えてからシートを敷くことを検討しても良いのではないかと考えます。
ここでは、テーブルシートのメリットデメリットと、ダイニングテーブルを守るおすすめのシートをご紹介します。
ダイニングテーブルにシートを使うメリットとデメリット
最初に、ダイニングテーブルにシートを使用するにはどのようなメリットとデメリットがあるのかをご紹介しましょう。
まず、最大のメリットとしては「テーブルを傷や汚れから保護する」ことが挙げられます。
ダイニングテーブルは毎日食事をするところですから、気付かないうちに傷が付いていることもあり、食事の時にうっかりこぼしたもので汚れてしまうこともあります。
特に、小さな子どもがいる家庭では食事だけではなく、クレヨンの汚れやシールを貼ってしまうなどの汚れも考えられます。
他にも、食器を置く音が軽減したり、シートを敷くことでお部屋の雰囲気を変えたりすることもできます。
一方、デメリットして挙げられるのは、テーブルの質感や雰囲気を壊してしまう場合があるということです。
例えば、無垢材など木目や雰囲気が気に入って購入したテーブルを、シートで覆ってしまうと安っぽく見えるという考えもあります。
また、さわり心地も異なりますので、せっかくの木の質感を直に感じるためにはシートを敷きたくないということもあるでしょう。
また、高価なダイニングテーブルのシートは、シート自体が安価なものではないということもあります。
テーブルにシートを使用する時には、何が一番大切なのか優先順位を決めてから購入しましょう。
次の項から、テーブルをおしゃれに見せるシートをご紹介していきます。
ダイニングテーブルの素材を活かすには透明のシートを
最初にご紹介するのは、実際に使っている方も多い透明のテーブルシートです。
透明のシートはそのまま下が透けて見えるので、ダイニングテーブル自体の素材や模様を気に入っている方には特におすすめしたいシートです。
決まったサイズのものもありますが、多くのお店で好きなサイズに切ることができるオーダー形式のものもありますので、ダイニングテーブルにぴたりと合ったサイズを購入することが可能です。
一口に透明シートといっても種類はたくさんあり、厚さが0.05mmほどの粘着式保護フィルムなど薄いものがあれば、3mmほどのテーブルマットと呼ばれる厚手のものもあります。
また、透明でも風合いは異なり、ガラスのように見える透明度の高いタイプやツヤの少ないマットなタイプもあるので、どちらを敷くかによってテーブルの透け方も大きく異なります。
ダイニングテーブルをできるだけ自然に近い形で使用したい場合には、あまり厚手ではない透明度の高いものを選ぶと良いでしょう。
もし、見映えよりも傷や汚れからの保護を第一とするのなら、少々厚手のものを選んだほうが安心です。
ただし、厚さだけで選んだ時に、光を反射しやすいものだとダイニングテーブルが光ってしまって落ち着かないということもあります。
透明のシートは写真で見るだけでは実際の使い心地を判断することが難しいので、購入する時には通販などを利用するよりも直接目で見て判断したほうが間違いないと考えます。
シートの下にランナーを入れておしゃれにしよう
透明のテーブルシートがおすすめなことはわかりましたが、せっかくシートを購入するのならもう少しおしゃれにしてみたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その場合には、テーブルシートの下へテーブルランナーを入れる方法をおすすめします。
テーブルランナーとは、ダイニングテーブルの真ん中を横断する形で敷いてアクセントにする細長い布のことをいいます。
レストランや結婚式場などでも使用されているので、家で使っていなくても目にしたことのある方は多いのではないでしょうか。
テーブルランナーは、元々単体でダイニングテーブルに置いて使用することも多いのですが、ちょっとした刺激でずれてしまったり落ちてしまうこともあるので透明シートの下へ入れるとストッパーにもなり便利なものです。
テーブルの長さよりも短いものを使う場合もありますが、布の左右に房や重りを付けてテーブルから垂れ下がる形のものもありますので、こちらは好みで選んでも良いでしょう。
テーブルランナーの良いところは、ダイニングテーブルを簡単におしゃれに見せてくれるということです。
また、テーブル全面ではなくアクセントとして使用するので、普段は選ばない華やかな柄を選んでも派手に見えることはないと考えます。
全面が真っ赤なテーブルと、木製のテーブルの一部に真っ赤なランナーが走っているのとでは見え方が全く異なります。
季節に合わせて柄を変えても楽しむことができるでしょう。
リメイクシートは安価で簡単にテーブルを変えられる!
次にご紹介するのは、ダイニングテーブルにも使用できるリメイクシートです。
リメイクシートというと壁や扉に貼って楽しむものと思いがちですが、近年はテーブルに使用する方も増えてきました。
しかし、ダイニングテーブルは食事をする場所ですから、ただのリメイクシートではすぐに劣化してしまう恐れがあります。
そのため、テーブルにも使用できる耐水性や耐熱性に優れたものを使用するようにしましょう。
また、後々に元の状態に戻せるように、粘着式でも剥がせるものを選ぶと良いですね。
リメイクシートは一般的に木目調が多い傾向にありますので、ダイニングテーブルと似た色味のものを探すことは難しくないと考えます。
しかし、せっかくなら大理石調やタイル調など全く異なる雰囲気のシートを使用してみても楽しめるのではないでしょうか。
さらに、貼って剥がせるという気軽さから普段はあまり選ばない個性的な柄のシートを選んでみても良いかもしれません。
今では100均でも購入できるようになったリメイクシートは、安価で簡単に模様替えができる優秀なアイテムといえるでしょう。
ダイニングテーブルにテーブルクロスはもう古い?
さて、ここまではダイニングテーブルに使用するシートについてご紹介してきました。
リメイクシートやビニールマットなど、一度置いたら動かずにしっかりとテーブルを保護してくれるアイテムが今では主流となっています。
それでは、昔からあるテーブルクロスはもう古いということでしょうか。
いいえ、実はテーブルクロスは今でも根強い人気に支えられているのです。
テーブルクロスには綿や麻などの布製のものが多くありますが、薄いビニールタイプのものもあります。
ビニールタイプならばこれまでにご紹介してきたシートと同様に水がこぼれてもサッとひと拭きできる手軽さがあります。
一方で布製のテーブルクロスは、汚したらすぐに取り替える必要こそありますが、ダイニングのインテリアとして楽しむことができるのです。
例えば、お祝い事には真っ白やレースのクロスを敷いてみたり、日常使いには可愛らしいチェックやストライプのカジュアルなものを敷いてみたり、テーブルクロスを変えるだけで十分にお部屋の模様替えをすることができます。
また、リメイクシートなどは取り替えられるとはいえ毎日剥がすという方はあまりいらっしゃらないでしょう。
しかし、テーブルクロスは気が向いた時にサッと変えられるので、毎日違うものにして楽しむこともできます。
手軽にお部屋をイメージチェンジさせたいと考える方は、テーブルクロスも検討してみてはいかがでしょうか。
ダイニングにはテーブルの下にもシートがあると安心!
最後に、ダイニングテーブルの下に敷くシートをご紹介しましょう。
ここまではテーブルの上に敷く、インテリア性が高く保護目的にも適ったテーブルシートをご紹介してきました。
しかし、ダイニングテーブルだけがきれいでも、床が傷だらけだと少し残念な気持ちになるのではないでしょうか。
ダイニングテーブルで使用するイスは、毎日前後に動かすことでフローリングに少なからず傷を付けることになります。
特に無垢材などやわらかい素材では、イスの傷だけではなく重いダイニングテーブルの脚でへこむことも考えられます。
ダイニングテーブルの下にラグを敷いても良いのですが、フローリングの雰囲気を楽しみたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合に、ダイニングテーブルの下にも保護目的のシートを使用すると安心してダイニングテーブルで食事を取ることができます。
テーブルの下に敷くシートは基本的に透明のタイプが多いものですが、フローリングを楽しむためなのでインテリア性を持たせる必要はないでしょう。
反射の強いものだとどうしてもシートが目立ってしまうので、できるだけマットなシートを選ぶようにすると良いですね。
テーブルの上も下も、しっかりと保護をしてストレスなく毎日の食事を取りましょう。
毎日の生活を考えてシートを選ぼう
ダイニングテーブルはできるだけおしゃれにしたいものですが、おしゃれは清潔感とも繋がるものだと考えます。
ある程度の傷や汚れはその家の歴史を辿る思い出深いものになりますが、過ぎた傷や汚れはダイニングテーブルを清潔感のないものに見せてしまう可能性もあります。
毎日の生活スタイルを考慮して、心配があるようならば素敵なテーブルシートを選んでみてはいかがでしょうか。