インテリアのコーディネートはベース&メインの色で決まる!

最終更新日:2019/08/08

インテリアを考える際、色を基調にしてコーディネートを決めるという方は多いでしょう。

実は、インテリアの色には組み合わせの比率があり、部屋の70%をベースカラー、25%をメインカラー、残りの5%をアクセントカラーとして分けて考えることで、バランスのいいカラーコーディネートができるとされています。

5%のアクセントカラーも決して無視はできませんが、大切なのは壁や床部分などのベースカラーと、家具やカーテンなどを含むメインカラーの配色です。

好みのインテリアに近づくためには、どのような色でコーディネートしていけばいいのか、ポイントをお伝えします。

白と茶色ベースにベージュのコーディネートで落ち着けるインテリアに

男女問わず好まれる白い壁の部屋は、ベースカラーが白になりますが、床はフローリングであることが多いでしょう。

そのため、木の色であるブラウンもベースカラーの1つになります。

白も茶色も無難な色ですので、この2色を組み合わせても素敵なインテリアコーディネートを作ることはできます。

そして、ここにメインカラーとしてベージュのカーテンや家具などを取り入れることで、白と茶色のコントラストをやわらげ、ベースカラーの2色をしっくりとなじませてくれる効果があるのです。

目にも優しいベージュは、気分も穏やかにしてくれますので、この3色をうまく配色してコーディネートすれば、より素敵で落ち着けるインテリアになるでしょう。

また、白や茶色ベージュの3色にプラスして、はっきりとしたオレンジやグリーンなど、アクセントカラーのクッションや雑貨を飾ることで、ぐっと個性が出ておしゃれなコーディネートになります。

落ち着ける部屋にするのか、スパイス的なカラーを加えて遊び心のあるインテリアにするのか、いろいろな配色を試してみても楽しいのではないでしょうか。

モダンインテリアは白ベースにグレーのコーディネート

白い壁とフローリングの部屋であっても、床にラグなどを敷くことで、木の色であるブラウンの印象を弱めることもできます。

たとえば、ラグなどの敷物も白やアイボリーにして、家具などをグレーでコーディネートしてみると、高級感のあるモダンなインテリアになるでしょう。

グレーは「無彩色」に含まれ、色味がなく刺激が少ない色ですから、静かで落ち着けるインテリアにおすすめのカラーです。

また、白のベースカラーとグレーの配色でコーディネートされた部屋は、多少ものが多くてもすっきりと見え、生活感のない空間を作り上げることができます。

「いろいろ飾りたいけれど、ごちゃごちゃするのは嫌だ」という方は、アートやオブジェなど、雑貨をグレーで統一して飾ることですっきりと見せることができるでしょう。

さらに、無彩色は他の色を引き立てるという効果もありますので、黄色やピンク、ブルーなど、どんなアクセントカラーを加えてコーディネートしても、しっくりとインテリアになじみます。

白とグレーだけのインテリアでは、少し冷たい雰囲気にも感じられますので、5%のアクセントカラーをうまく取り入れて自分好みのモダンインテリアを作り上げましょう。

白を多用したシンプルインテリアはプラスの1色がポイント

とにかくシンプルなインテリアにしたいという方に人気なのが、ベースカラーもメインカラーも白で統一するコーディネートです。

ただ、真っ白のインテリアというのも、逆に落ち着かないものではないでしょうか。

そのような場合、白をベースとしたコーディネートにアクセントカラーをプラスすることによって、いろいろな表情のインテリアを作ることが可能です。

たとえば、白に木のナチュラルカラーをプラスすれば、穏やかな雰囲気が生まれ、心地よくリラックスできる空間になるでしょう。

また、黒をプラスすることでモノトーンのコーディネートになり、クールなイメージが生まれます。

白と黒よりもう少し柔らかなモノトーンにするなら、グレーやシルバーをプラスすることをおすすめします。

とくにグレーは淡いグレーから濃いグレーまで色の濃さを変えることで、インテリアの雰囲気も変わってきますので、自分好みのグレーコーディネートを見つけるのも楽しいでしょう。

その他、観葉植物などのグリーンを置けば、とても印象的に引き立たせてくれるでしょう。

茶色ベースのコーディネートはナチュラルインテリアの基本

グレーと同様、茶色も淡いものから濃いものまでトーンによって表情が変わる色です。

壁は白やベージュ、アイボリーが多いと思いますが、床のフローリングやドアなど木製の建具も多いでしょうから、茶色ベースでコーディネートをしたいという方も多いと思います。

そのような方は、明るめの茶色をベースとしてコーディネートしてみてはいかがでしょうか。

特にヒノキやパインでできた家具は、温かみのある優しい雰囲気が特徴で、比較的どんなインテリアにもなじみやすいです。

それに加え、ブラウンのソファやラグなどを敷いてみるのもよいですね。

ブラウンは色調を統一しても、色の変化をつけても面白いと思います。

明るめのブラウンで統一すれば温かみのある空間に、暗めのブラウンで統一すればシックで落ち着けるお部屋にすることができます。

ブラウンといっても、色の濃淡によってお部屋の雰囲気がガラっと変わりますので、お好みのテイストを意識してインテリアを選ぶとよいでしょう。

ベースもメインもダークブラウンを使って大人のインテリアコーディネート

先ほども述べたように同じ茶色でも、ダークブラウンがベースになると、一気に大人のインテリアといった雰囲気になります。

チョコレート色ともいわれるウォールナット材を使った床や家具を用いれば、上質で高級感のあるインテリアとなるでしょう。

ダークブラウン色のラタンの家具を使ったアジアンなコーディネートも、ゆっくりとくつろげる大人のインテリアになります。

ただ、ダークブラウンを多様する際は、いくつか注意する点があります。

ダークブラウンなどの濃い色は重たく見える色でもあり、多用すると暗いイメージになると共に、部屋を狭く見せてしまうデメリットもあります。

部屋の配色のポイントとして、ラグやカーテンをアイボリーやベージュなどの明るめのカラーを選ぶことで、重たいイメージがやわらぎます。

淡い色と濃い色をうまく配色し、グラデーションの美しいインテリアを楽しんでみましょう。

ベージュでコーディネートをまとめて差し色で遊ぶインテリア

白は最も無難な色といっても過言ではありませんが、ほかにも無難な色といえばベージュがあります。

柔らかなベージュをベースやメインカラーに使うことで、より安らぎのあるインテリアを作ることができます。

実は、ベージュと一言でいっても淡いものから濃いものまであり、カーキのような緑がかった色から、赤みのあるものなどさまざまです。

このいろいろなベージュをうまく配色し、グラデーションを楽しんでコーディネートにすることもおすすめです。

ただ、ベージュだけではワントーンで面白味に欠ける部分もありますので、差し色を取り入れたインテリアコーディネートを楽しんでみましょう。

たとえば赤を差し色にしても、ベースカラーがベージュならばしっくりとまとまります。

同じ暖色であるオレンジも、ベージュと非常にマッチする色といえるでしょう。

ブルーや紫などの寒色系も、ベージュのインテリアでの差し色ならば、大人っぽくオシャレなコーディネートになります。

意外にもベージュはどんなカラーとも相性がよく、どんな色とでもうまく配色することができます。

ベージュのベースカラーは変えずに、季節や気分によってアクセントカラーを変えて、インテリアの変化を楽しんでみるのもおすすめです。

おしゃれなインテリアコーディネートはベース+アクセントカラー

部屋の70%を占めるという壁や床のベースカラーは、そう簡単に変えることはできませんので、できる限りベースカラーを活かしながら、インテリアコーディネートを考えてみましょう。

ベースカラーが同じでも、自分がどのような部屋にしたいかによって、カーテンなどのメインカラーやアクセントカラーで、インテリアの雰囲気を変えることが可能です。

色の持つ効果をうまく活用し、配色コーディネートを楽しみながら、お気に入りのインテリアを作ってみてください。