インテリアをおしゃれに演出したい!上手な照明の選び方は?

最終更新日:2019/08/02

照明は、インテリアをおしゃれに演出するために重要なアイテムです。

そのため、照明の選び方によっては「なんだかしっくりこない」インテリアになってしまうかもしれません。

そこで今回は、インテリアをおしゃれに見せるのはもちろん、快適な暮らしのための上手な照明の選び方をご紹介していきます。

ぜひ、参考にしてみてください。

照明の選び方で基本となる大事なポイントは?

照明は、「そのスペースに何を求めるのか」によって選び方が異なってきます。

例えばリビングは「家族でワイワイ過ごせるような場所にしたい」とか、ダイニングは「落ち着いて食事を取れるような場所にしたい」など、明確なイメージを固めてみてください。

そして、そこで過ごす人が読書や調理や睡眠など、何をするのかによって最適な明るさを決めていきます。

照明は、ただ明るければ良いというものではありません。

そのシーンに応じて、快適な明るさがあります。

また、今後のメンテナンスのことも考えたいものです。

もし、電球が切れたときに、交換は自分自身でできるのかというのも大事なポイントです。

寿命が長いLED電球を選んで、電球の交換の手間をなるべく少なくするなど、工夫してみましょう。

それから、視力は年齢と共に低下するため、若い方と高齢者では見え方が変わってきます。

明るさの感じ方は人それぞれですが、特に40歳を過ぎた頃から少しずつ老化が始まっていきます。

若い方であれば問題ない明るさも、高齢者の場合は暗くて見えづらいこともありますので、自分が年を重ねたときの視力低下に備えた、照明の選び方をするのも大切です。

このようなことを踏まえたうえで、インテリアに合わせた照明を選んでいきましょう。

インテリアをおしゃれに演出する照明器具にはどんな種類があるのか知っておこう

照明の選び方が分からない場合は、まず照明器具の種類を知っておきましょう。

大きく分けると、空間の全体を照らす「全般照明」と、全般照明を補い部分的に空間を照らす「局所照明」の2つです。

そして、インテリアをおしゃれに演出するテクニックの1つに、複数の照明を使って光を組み合わせるという方法があります。

そこで、ここでは代表的な照明器具をご紹介します。

●シーリングライト

天井に直に取り付ける照明器具で、室内を明るく照らすため、全般照明として使われます。

●ペンダントライト

天井からチェーン等で吊り下げるタイプの照明で、デザインも豊富です。

全般照明として利用することもできますし、ライトの位置を下げて部分照明として使うことも可能です。

●シャンデリア

ガラスのパーツなどで装飾されている、照明器具です。

天井に取り付けますが、他の照明に比べると大きくて重いものもあるので、取り付けには注意しましょう。

●ダウンライト

天井に埋め込むタイプの照明で、直下を照らすものが一般的です。

主照明の明るさだけでは足りない場所に設置すると効果的ですが、新設には工事が必要です。

●フロアライト

部屋のコーナーやテーブルサイドの床に置く、スタンド型のライトです。

局所照明として使われ、インテリアのアクセントになってくれますよ。

●テーブルライト

テーブルやキャビネットなどの棚の上に置いて使う、補助的なライトです。

視作業で明かりが足りないときや、インテリアの演出など幅広い用途があります。

もう迷わない!インテリアを引き立てる照明の色とは?

照明器具に使われる電球には、3種類の色があるのはご存じでしょうか。

照明の色は、シーンによって使い分けた選び方をした方が、快適なより良い暮らしに繋がります。

それぞれの色や特徴を知っておくと、お部屋のインテリアや用途に合った電球を選びやすくなりますよ。

●昼光色

「昼光色(ちゅうこうしょく)」は、青みがかった明るい色が特徴で、3つの光の中では最も明るく、細かい部分まで見やすい色といわれています。

また、集中力を高めるには最適な光の色とされていますので、勉強部屋や仕事部屋のような作業スペースに良いでしょう。

しかし、目が疲れやすいというデメリットがあります。

●昼白色

「昼白色(ちゅうはくしょく)」は、太陽光に近い色をしているため、人間にとっては最も身近な光の色といえるでしょう。

そのため、日常生活で使いやすく、自然な色の光のため、様々なインテリアにマッチします。

●電球色

「電球色(でんきゅうしょく)」は、オレンジのような暖かみのある色の光です。

落ち着いた雰囲気になり、目が疲れにくくリラックス効果も期待できますので、寝室にぴったりです。

また、料理をおいしく見せる色ともされているため、ダイニングにも取り入れてみましょう。

しかし、3つの光の中で最も色温度が低く、比較的暗い明りですので、細かい作業をする場合はオススメできません。

自慢のリビングに!おしゃれなインテリアにぴったりの照明の選び方

家にいる時間の中でも、長い時間を過ごす場所といえば、リビングという方は多いのではないでしょうか。

家族みんなが集まり、読書をしたりテレビを見るなど、それぞれ思い思いのことをして過ごされることでしょう。

また、お客様がきたときには、リビングに通される場合が多いかと思います。

リビングの照明は、インテリアをおしゃれに演出しつつ、家族みんなが快適に過ごせる選び方をしたいものです。

リビングの照明というと、一般的に円盤型のシーリングライトが良く使われます。

リビング全体を明るく照らすことができて、シンプルなためインテリアを邪魔することもありません。

しかし、他の人と差を付けたい方は、シャンデリアにするのはどうでしょう。

シャンデリアと聞くと、映画に出てくるようなゴージャスなものを想像されるかもしれませんが、一般家庭のリビングでも取り付けOKな小さめのサイズもたくさんあります。

そして、ペンダントライトもグッとおしゃれな雰囲気になります。

ペンダントライトは、デザインも豊富ですが、大きさも多様ですので、リビングの広さに応じて選んでください。

また、フロアライトやテーブルライトを置くと、足りない明かりを補うことができますし、インテリアのアクセントになり、空間にメリハリが出ます。

それから、電球の光ですが、落ち着いた大人の雰囲気のインテリアにしたいのならば、電球色が良いでしょう。

もし、リビングで勉強や読書をする機会が多いのならば、昼白色がオススメです。

お料理の印象が変わる?ダイニングに最適な照明の選び方

ダイニングは、食事をする場所のことです。

家族みんなで食事を囲むダイニングスペースは、落ち着いたインテリアにしたいものです。

ダイニングに使う照明は、食事の時間をより一層素敵に演出してくれるものを選びましょう。

まず、電球の光の選び方ですが、お料理をおいしく見せてくれる電球色が適しています。

なぜならば、赤みを含んだ波長の電球色の光は、料理のソースや野菜の色どりを際立たせてくれる効果があります。

そして、様々な照明器具の中でも、ダイニングの照明としてよく持ち入れられるのがペンダントライトです。

大型のペンダントライトを1つ吊り下げる場合は、ダイニングテーブルの面より、70~80センチほどの高さにするのがベストバランスといわれています。

一方、小型のペンダントライトを複数吊り下げる場合は、60~70センチほどにするのが良いですね。

ライトの位置を低くすると明暗のメリハリが生じやすく、ドラマチックでムーディーな雰囲気のダイニングに仕上がります。

また、照明の大きさやはダイニングテーブルの大きさとの兼ね合いを考えて決めましょう。

例えば、ダイニングテーブルの幅が120~150センチほどの4人掛けテーブルですと、直径で40センチ~50センチくらいのペンダントライトをチョイスすれば、バランスが取れてセンス良く見えますよ。

リラックスできる空間にしたい!寝室にオススメの照明は?

寝室に求める照明の選び方とは、どのようなものでしょうか。

眠るための場所として、寝室は心と体を癒せるインテリアにするのがポイントです。

そのため、直接当たるような明るい光ではなく、間接的な優しい光を用いるのが良いでしょう。

フロアライトをお部屋のコーナーに置いたり、ベッドサイドのテーブルにテーブルライトを置いて、優しい光でゆったりとした空間を演出する方法があります。

また、シーリングライトは寝室にオススメの照明です。

リモコン1つで明かりを点けたり消したりできるものや、自分に合った快適な明るさの光に調整できるタイプもあるので便利です。

そして、ベッドで寛いでいるうちにいつの間にか眠ってしまうこともありますが、自動タイマーで明かりのオン・オフを設定できるものもあり、安心です。

それから、新設の際は工事が必要なため賃貸の方には難しいですが、ダウンライトを寝室の照明として設置する場合も多いようです。

ダウンライトは天井に埋め込むため、フラットですっきりとした印象になります。

眠りに付くための薄暗い明りはリラックス効果もあるため、寝室は眠るための場所ということを重視されている方は、ダウンライトを取り入れてみましょう。

また、寝室の電球の光は、電球色がマストです。

眠る前に読書など楽しみたい場合もありますが、明るい照明をチョイスしてしまうと脳が覚醒して、目がさえてしまう可能性がありますので、できるならば電球色を選んでください。

照明は上手な選び方をすればおしゃれで快適なインテリアになる!

照明は、住む人やその部屋の用途に合った選び方をしてください。

リビングは、シーリングライトの他に、シャンデリアやペンダントライトがオススメです。

ダイニングは、料理を際立てる電球色のペンダントライトで、食事の時間を充実させましょう。

そして、寝室はシーリングライトやダウンライトですとリラックス空間を演出できます。

また、フロアライトやテーブルライトは明かりを補い、インテリアをおしゃれに仕上げてくれますよ。