一人暮らしで揃えるインテリアには「一人用」と言っても、サイズが大きいベッドやソファなどがあります。
コーディネートによっては、スペースの余裕が少なくなる場合もあるでしょう。
そこで今回は、部屋を広く快適にするためのポイントをお伝えしていきます。
また、部屋をおしゃれに見せるアイテムなどもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
イメージスケール!インテリアテイストと素材のイメージを明確にする
インテリアを買い揃える前に、どのような雰囲気の部屋にしたいのか、どのような素材のインテリアで揃えるのかなど、イメージを明確にすることが大切です。
それらのイメージを、座標軸に書き出していくのが「イメージスケール」です。
・インテリアテイスト
縦軸の上を「やわらかい」にしたら、下を「かたい」にします。
横軸の左を「あたたかい」にしたら、右を「つめたい」にします。
座標軸の中心である交点から、それぞれの項目に近づくにつれてテイストが変わっていきます。
一部を抜粋しますと、下記は矢印のとおり進みますと、各項目に近づいていくかたちとなります。
・「やわらかい」・・・エレガント→ナチュラル→ロマンチック
・「かたい」・・・エレガント→シック→クラシック→クラシック&ダンディ
・「あたたかい」・・・エレガント→ナチュラル→カジュアル
・「つめたい」・・・エレガント→シック→クールカジュアル
上記は、そのまま十字に区分けしたテイストになります。
ここにさらに「やわらかい」と「つめたい」に寄っていくことや、「かたい」と「つめたい」に寄っていくなどと区分けされています。
例えば「かたい」と「つめたい」では、「モダン」になるといった具合です。
・素材
イメージスケールを活用すると、素材のイメージも明確になります。
木製のテーブルを選ぶときに、ぬくもりを感じられ、丸みを帯びたデザインがどの部分になるかを配置します。
例えば「ナチュラル」の配置に、ダークブラウンのカラーの要素を加えた場合は「ヴィンテージ」になり、インテリアテイストが明確になるのです。
・イメージをまとめる
「イメージスケール」によって、インテリアのテイストや素材が明確になったら、配置した位置が同じなのかを確かめます。
同じ配置ならば統一感がありますし、どれか位置がずれている場合は見直して、一人暮らしの部屋をコーディネートしましょう。
センターテーブルの選び方!代用可能なインテリア
一人暮らしでは、センターテーブルで食事や勉強など、様々な用途で使うことが多いようですが、使いやすい高さとサイズをまとめてみました。
それから、部屋を広く使えるためのアイデアとして、代用可能なインテリアをまとめましたので、快適な一人暮らしの部屋をコーディネートしてみてください。
・高さ
ローテーブルとして使う場合、38cm~43cmが使いやすいようです。
ソファや椅子と組み合わせて使う場合は、45cm~55cmがおすすめです。
・サイズ
ソファと組み合わせるときは、ソファの座面の幅と同じぐらいか、座面の幅より小さいサイズだとバランスが良いです。
・代用可能なインテリア
一人暮らしの部屋では、使う頻度や用途によっては、ローテーブルを他のインテリアで代用すると、部屋を広く使えます。
①サイドテーブル
サイドテーブルでは、小さすぎるように思わるかもしれませんが、天板の形やサイズ、高さなど様々なタイプがあるので、十分用途に合わせて選べます。
ソファを置きたい場合、ローテーブルとソファの両方で、かなりのスペースになりますので、サイドテーブルを活用してみてはいかがでしょうか。
②木製コンテナボックス
テーブルは、基本据え置くので、動線もテーブルの周りを通ることになりますし、ヨガなど、床面を広く使いたい場合、テーブルの移動が必要になってしまいます。
そのようなときは、木製コンテナボックスを代用してみてはいかがでしょうか。
蓋をテーブルとして使用できる上に、ボックス内の収納が重たいものでなければ、移動も容易ですし、インテリアとしてもおしゃれですよね。
ちょうど良いサイズ!コンパクトなサイズのインテリアやDIYをする
一人暮らしの部屋のインテリアが、ちょうど良いサイズになるように、コンパクトなサイズのインテリアの紹介や、DIYの方法などをまとめました。
・ソファ
一人掛けソファは、約600mm~900mm、二人掛けソファは、約1,100mm~1,600mmがサイズの目安のようですが、その分のスペースが必要になります。
コンパクトでちょうど良いサイズとして、座椅子を活用する方法があります。
①座椅子
ソファのように背もたれがあり、リクライニング式もあります。
ユニークなデザインのタイプなど、カラーの種類も豊富にあります。
ソファのリクライニング式ですと、前方と奥行きにスペースが必要になりますが、コンパクトなサイズで機能性が備わっています。
・テレビボード
デザインが気に入ったテレビボードが、テレビのサイズに合うとは限らないので、DIYをしたり他のインテリアで代用してみましょう。
①レンガと板でDIYをする
レコーダーなどの高さの分を、両脇にレンガを数段積みます。
その上に板を置き、必要な棚の分を繰り返して作ります。
材料費だけで作れますし、無駄なスペースが無く、ちょうど良いサイズにできます。
②ローチェスト
近年のテレビは、薄く軽い製品が主流なので、高さが合えば、ローチェストで代用が可能です。
他のインテリアでも代用が可能なので、コーディネートしてみてください。
一人暮らしのゾーニング! インテリアをコーディネート
「ゾーニング」とは、用途別にエリアを分けることを言います。
食事をするスペースやくつろぐスペースなど、用途や機能を分けることによって、部屋の中に独立したスペースを作ります。
インテリアを工夫すれば、ゾーニングができるので、一人暮らしの部屋のコーディネートの参考にしてみてください。
・オープンシェルフ
例えば、ワンルームの場合、食事やくつろぐスペースと寝るスペースが近すぎるという悩みが多いようです。
スペースに余裕が無くても、収納を兼ね備えた「オープンシェルフ」を活用すれば、エリアを区切れます。
低いタイプなら、視界を見渡せますので圧迫感を感じることも少ないのですが、棚の上に観葉植物などを置いて、開放感を保ちながら目線を遮る方法もあります。
高いタイプは、独立性を高めますし、収納力も増します。
ただ、棚の中は詰め込み過ぎないようにするのがポイントです。
隙間から隣のエリアが見えることで、より広く感じられますし、風が抜けます。
・ストリングカーテン
何本もの糸が規則正しく並んでいる、防炎認定を取得した日本製のディスプレイカーテンになります。
暖簾のように、部屋の入口に設置をしたり、間仕切りなど用途の幅が広いです。
来客時に、ベッドが見えないようにしたい場合は、ベッドサイドに設置をすると、間仕切りと目隠しの両方の役割があります。
壁面をコーディネート! 一人暮らしをおしゃれに楽しむ
おしゃれなインテリアでコーディネートをしても、壁面がただの壁ならば、味気ない部屋になってしまいます。
壁面をコーディネートする方法をまとめましたので、一人暮らしをおしゃれに楽しんでみてください。
・ウォールフラワー
壁に飾ることができるお花のインテリア雑貨として「ウォールフラワー」が、インスタ映えすると人気です。
紙で作られた「ペーパーフラワー」や、100均の花などを使って、手作りを楽しむ方も多いようです。
壁をウォールフラワーでコーディネートすることで見た目が華やかになります。
・飾り棚
壁に穴を開けたくない場合に、便利なのが「ラブリコ」という商品です。
2×4(ツーバイフォー)材という、規格サイズの木材の両角に「ラブリコ」をはめ込みます。
上部に取り付けた部品のジャッキを回すと、突っ張り棒のように天井と床に柱を立てることができるのです。
さらに、棚受けの部品を取り付ければ、好きな幅と枚数の棚板を設置できます。
必要な寸法の木材があれば、道具を使わずに組み立てられます。
ウィンドウトリートメント!一人暮らしの部屋の窓回りをコーディネート
「ウィンドウトリートメント」とは、窓回りの装飾や演出をすることになります。
カーテンやブラインド、ロールスクリーンなどは、ウィンドウトリートメントの一部です。
一人暮らしの部屋の窓回りをコーディネートする、ウィンドウトリートメントをまとめてみました。
・ダブルカーテン
一般的なカーテンが、ダブルカーテンです。
ドレープと呼ばれる厚手のカーテンと、薄手のレースのカーテンの組み合わせになります。
インテリアのカラーに合わせると馴染みますし、カラーや柄にアクセントを付けるなど、部屋の雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。
・ブラインド
スラットと言う羽が、何枚も組み合わさっていて、縦型と横型があります。
材質やカラーなどによって、それぞれのインテリアスタイルに合います。
天然木を使用したスラットは、アジアンインテリアなどに合いますし、アルミのスラットは、モダンインテリアなどに合います。
・ロールスクリーン
ロール状の布を、コードを使って引き下げたり、巻き上げたりして開閉します。
カーテンとは一味違ったロールスクリーンには、その形状に種類があります。
①プリーツスクリーン
和紙や不織布などの素材が、ジャバラ状に折り畳むように、上下に開閉します。
②ハニカムスクリーン
プリーツスクリーンの断面が、蜂の巣のような六角形になっていることにより、断熱性と保温性が高く、省エネ効果に人気があります。
ジャストサイズで快適に!一人暮らしの部屋のコーディネート
一人暮らしを始めるとき、インテリアを買い揃えてコーディネートをしたら、「思っていたよりも部屋が狭くなってしまった」ということは少なくないでしょう。
DIYをしたり、他のインテリアを代用するアイデアで、ちょうど良いサイズになりますし、ゾーニングで快適な部屋になりますよ。
イメージスケールも活用して、どのようなテイストのインテリアでコーディネートをするのかを楽しみながら、一人暮らしの部屋を作ってみてください。