狭いキッチンなどで、調理スペースを確保するのにおすすめなのが「キッチンカウンター」です。
もともと備え付けである所もあれば、後から自分で用意したという人もいますよね。
収納スペースと調理スペースを同時に確保できるキッチンカウンターはとても便利ですが、「どうせなら機能性だけでなく見た目も可愛くしたい!」と思っている人は多いはずです。
そこで、100均のアイテムでできる簡単DIYから、上級者向けの本格的なリメイクまでご紹介していきます。
キッチンカウンターをリメイクする方法
キッチンカウンターをリメイクしたいという人のために、どのようなリメイク法があるのかを簡単にご説明していきます。
簡単なリメイク法としては、リメイクシートなどを使って見た目のイメージチェンジをすることです。
これならとても簡単で、雰囲気もガラッと変わりますし、気軽に元の状態へと戻すことができます。
リメイクシートは、最近では100均でも販売されていて簡単に手に入ります。
収納を足したい場合のDIYには、ディアウォールを使う方法がおすすめです。
ディアウォールとは、釘などを使わずに室内に柱を作ることができるもので、強力に固定される突っ張り棒のようなイメージです。
これで柱を作ることで、棚や収納スペースを簡単に確保することができます。
DIY初心者にぴったりな方法でしょう。
また、三段ボックスなどの既製品を組み合わせてカウンターを作るという方法もおすすめです。
1から始めるのは、道具を揃えたり寸法を測ったりと大変ですが、もともと棚になってるものを使えば作業がぐんと楽になります。
自分の作りたいイメージと合うものがあれば、活用していきましょう。
リメイクしたいテイストを決める!
キッチンカウンターのリメイク方法は分かりましたが、次はどんなテイストにしたいのか考えていきましょう。
キッチンカウンターは、カフェ風のイメージを抱く人が多いと思いますが、その中でもメインテイストにおすすめなのは以下の3つです。
・ナチュラルテイスト
キッチンなので清潔感は大切です。
優しい印象になるナチュラルテイストは、白をメインカラーにすることで清潔感を感じさせることができます。
ナチュラルテイストに合うように、木目の雰囲気を生かした空間造りができるといいですね。
手作り感があっても味があってナチュラルテイストにはぴったりなので、初心者の方におすすめです。
・アンティークテイスト
独特の味わいがあるアンティークテイストは、難しそうで挑戦しづらいと思っている方が多いかもしれませんが、雑貨や古道具が並んでいるだけでもおしゃれな雰囲気を出すことができます。
アンティークな雰囲気漂う錆加工した板を使って棚を作ったり、そういった柄のリメイクシートを使ってもいいですね。
ダークよりの落ち着いたトーンにすることで、より雰囲気が出るので、小物や色使いに注意しながら挑戦してみましょう。
・ブルックリンテイスト
洋画に出てくるような、コーヒーによく合うキッチンカウンターもおすすめです。
タイルを取り入れたり、英字ロゴを取り入れたりして、自分好みのブルックリンキッチンを作りましょう。
モノトーンでまとめることでおしゃれ度がぐっとアップします。
リメイクでナチュラルカフェ風キッチンカウンターを作る!必要な材料
ここからは、三段ボックスを使った簡単DIYで、ナチュラルテイストのキッチンカウンターを作る方法をご紹介します。
まずは必要な材料や、DIYするときにあると便利なものをご紹介します。
・三段ボックス
大枠の棚に使います。
個数はお好みで変えてください。
・天板
上に乗せて作業スペースになります。
ベニヤ板などではなく、しっかりした木材を使用しましょう。
・ベニヤ板
側面や背面に貼るものです。
ベニヤ板は処理が甘いものが多く、怪我をすると危ないのでヤスリなどで処理してから使用します。
ペンキで色ぬりしてもいいですし、リメイクシートなどを使ってもいいですよ。
・L字ビス、強粘着テープ
三段ボックスや天板などを固定するときに使用します。
ベニヤ板を貼るときは強粘着の両面テープが作業しやすく、強度も高いのでおすすめです。
・リメイクシート
棚をきれいにリメイクしておしゃれに見せるためのアイテムですね。
作りたい部屋の印象に合わせて、柄を選びます。
簡単DIY!ナチュラルカフェ風キッチンカウンター
それでは、簡単にDIYで、ナチュラルテイストのキッチンカウンターを作る方法を伝えていきます。
先程の材料を用意してください。
用意した三段ボックスを2つ、中央にスペースを開けて並べ、その上に天板を置きます。
天板の板をビスや強粘着の両面テープなどで固定します。
次に、棚が付いていない背面に、ベニヤ板を貼ります。
側面や天板に好きなデザインのリメイクシートを貼ります。
裏面にはレンガ風のシートを貼っても可愛いですね。
棚を取り付けたり、中央に開けたスペースにゴミ箱などを入れたりして使うことができます。
三段ボックスのサイズにぴったり合う引き出しなども売っているので、それを活用するといいです。
今回は三段ボックスを2つ使いましたが、中央にスペースを開けずに3つ並べる作り方や、少しコンパクトな三段ボックスを2つ並べる作り方もあるので、自宅のキッチンの広さに合わせて作ってみてください。
キャスターを付ければ可動式にもなるので、使える幅が広がりますね。
本格的キッチンカウンターにリメイクアレンジ!
先ほど作ったキッチンカウンターをアレンジして、より本格的なキッチンカウンターを作ってみましょう。
もともと備え付けであったカウンターのリメイクにも使える方法なので参考にしてみてください。
・ディアウォールで収納をプラス
キッチンカウンターの上にディアウォールを使って木材を取り付けて、本格的な棚を作ってみましょう。
木材の柱に、好きな大きさにカットした板をビスでしっかり取り付けて収納にすることができます。
見せる収納なので、カフェ風なおしゃれな雰囲気も出ておすすめです。
・背面収納
先ほどのキッチンカウンターでベニヤ板を貼った部分に有孔ボードを貼り付け、フックなどを使い見せる収納スペースを作ることができます。
ディスプレイ用のちょっとした棚を取り付けるのもいいですね。
キッチンは物が増えやすいので、背面にも収納があるのは嬉しいですね。
・大きめ天板でテーブルにも
大きめの天板を取り付けることで、本格的にカウンターとして使用することができます。
備え付けのキッチンカウンターの上に、大きめの天板を乗せてリメイクすることも可能ですよ。
キッチンカウンターをリメイクする時の注意点
自分好みに変えていけるDIYは、とても楽しいものです。
しかし、リメイクするときに注意しなければいけないことも覚えておいてくださいね。
・原状回復できるようにしておく
賃貸のお部屋の場合、特にキッチンにスペースが足りなくて、「リメイクしてみよう!」と思う方が多いです。
しかし賃貸なら、壁や備え付けのカウンターに勝手に穴を開けたり色を塗ったりするのはNGですよね。
退去のときに元に戻せる範囲でリメイクを楽しんでください。
貼ってはがせるリメイクシートやディアウォールを使えば、賃貸でも傷を付けることなくリメイクを楽しむことができます。
・雰囲気が大きく変わるので慎重に
キッチンが変わることで、お部屋の雰囲気はがらっと変わります。
リメイクした後で「思っていたのと違った!」とならないように慎重に進めましょう。
また、作業しやすいかどうかや動線が確保できているかなど、サイズなどもしっかり測りながら慎重に進めていってください。
・やりすぎないこと
作業を始めると、楽しくなってつい色々なところを変えてしまいたくなりますが、やりすぎないことが大切です。
できるところから少しずつ、完成させてから次に進みましょう。
完成したものを置いてみてから次に進まないと、ゴールが想像しづらくなってごちゃついてしまいがちです。
やりすぎずに、ひとつずつ自分好みにしていってくださいね。
DIYで自分好みのキッチンカウンターを!
簡単DIYから、アレンジを加えた本格的なキッチンカウンターのリメイク法までご紹介してきましたが、いかがでしたか?
キッチンカウンターがあることで、おしゃれになりますし、収納スペースと作業スペースが一度に確保できるのでいいことだらけですよね。
しかしながら、やりすぎてキッチンを圧迫してしまうことは気をつけてください。
きちんと動線を確保して、自分好みの素敵なキッチンカウンターを作ってみましょう。