オフィスなどでよく見掛けるチェアマットをご家庭に取り入れれば、キャスター付きチェアをより快適に使用できます。
ご家庭用のチェアマットを選ぶ際に重要なポイントをまとめてみました。
チェアマットの素材を取り上げ、特徴をまとめながらご家庭用としておすすめのチェアマットをご紹介していきます。
機能性とお部屋のインテリアに馴染むデザイン性を考慮しながら、各ご家庭に最適なチェアマットをみつけましょう。
チェアマットを使用するメリットについて考えよう!
オフィスで使用されているキャスター式のチェアの下に、マットが敷いてあるのをよく見掛けますよね。
今回は、ご家庭での利用をぜひおすすめしたいチェアマットについて考えていきます。
まずは、チェアマットを使用するメリットをまとめてみます。
●床面の保護
●キャスターによる色移り防止
●防水効果
●防音効果
椅子のキャスターは、ご家庭のフローリングや畳、カーペットなどを傷める原因にもなってしまいます。
この傷はもちろん、加重による床面の凹みもチェアマットを敷くことで改善されます。
また、オフィスの床面に黒い筋のような汚れがついているのを目にしたことはないでしょうか。
キャスターの素材によっては床面に色移りしてしまうものもあります。
チェアマットを敷けば、キャスター部分が直接床に触れることがなくなりますので、ご家庭のあらゆるお部屋でのキャスター付きチェアの使用が可能になります。
さらに、飲み物をこぼした場合やインクなどの水溶性の汚れもすぐに拭き取れて掃除が簡単ですし、キャスターの転がる音を伝わりにくくする防音効果は、マンションなどではとても嬉しい利点です。
このように、チェアマットは、オフィスだけでなくご家庭でもとても利便性が高いものだいうことが分かります。
機能性を重視してチェアマットを選ぼう!
ご家庭で使用するのに、どんなチェアマットを購入すればいいのでしょうか。
まずは、機能性を考慮してチェアマットを選ぶことをおすすめします。
チェアマット選びのポイントを挙げてみます。
●サイズ
使用しているチェアに最適なサイズであるかはとても重要です。
事務用やデスク用チェアには、一般的なチェアマットの寸法とされる奥行き120cm×幅90cmのもので問題ありません。
ハイバックチェアや大型オフィスチェアなどを使用している場合は、これより大きなサイズのチェアマットを選びましょう。
●厚み
床面の傷保護を考える場合は、チェアマットの厚みも重要になります。
重量が約7~10kgとされている一般的な事務用チェアでしたら、厚み1.5mm程度のものが適しています。
20kgを超える重量のチェアには、もう少し厚めのものを選びましょう。
●滑り止め加工
チェアマット自体がずれることで、床面に傷がつくことも考えられます。
チェアマットの裏面に滑り止め加工が為されているかも、しっかりと確認しておきましょう。
滑り止め加工がない場合は、滑りにくい素材であるかということも重要になってきます。
次章から、素材別にご家庭でおすすめのチェアマットをご紹介していきます。
安価で耐久性あり!悩んだらPVCのチェアマットがおすすめ
PVCとはポリ塩化ビニールの略称になります。
透明で防水性の高い性質からその用途は多岐にわたり、あらゆる製品に使用されています。
一般的なチェアマットに最も多く使用されている素材が、このPVCになると言われています。
しっかりと耐久性があり丈夫で、防水性も高い性質から、飲み物などを片手にデスクワークを行うこともできますね。
少し独特の匂いがあるとも言われていますが、使用していくうちに気にならなくなります。
何より、安価で手に入れやすいのが嬉しい利点です。
ご家庭用のチェアマットとして初めて購入する方には、手始めにPVC製のチェアマットを選ぶことをおすすめします。
●山善:チェアマットCFM-120 参考価格¥2,699(税込)
こちらの商品は、クリアタイプと木目調の2種類から選べます。
防水効果が高くダイニングチェアなどの下にも使用でき、耐熱性があることから床暖をお使いのご家庭などに特におすすめの商品になります。
耐久性を考えるならポリカーボネートがおすすめ!
チェアマットに使用される素材で、最も耐久性が高いのがポリカーボネートです。
ポリカーボネートは熱可塑性プラスチックの1種で、その耐衝撃性は一般的なガラスの250倍とも言われています。
さらに、熱にも強い特性から、軍用ゴーグルや特殊部隊が使用するヘルメットの防弾バイザーにも使用される素材です。
ポリカーボネートを使用したチェアマットは、その素材からどうしても高額な商品になってきますが、高性能で床面をしっかり保護してくれること間違いなしですね。
●サンワダイレクト:チェアマット(ポリカーボネート・大型・畳・半透明)参考価格¥9,800(税込)
高品質の日本製ポリカーボネートを使用したチェアマットです。
特有の匂いもなく、耐熱性に優れた素材であることから床暖の上からでも問題なく使用できます。
反りにくいハードな質感に加え、裏側に凹凸の滑り止め加工が為されているので、フローリングはもちろん畳の部屋にも安心して使用できます。
シミや汚れをサッと拭き取れ、オフィスから家庭用まで幅広く使用できるおすすめ商品になります。
安価で手軽さが魅力!EVAチェアマットもおすすめ
安価で手軽に購入できることから人気が集まっているのが、EVA素材のチェアマットです。
EVAはエチレンと酢酸ビニールを共重合体させた合成樹脂で、一般的にはEVA樹脂とも呼ばれる素材になります。
ビーチサンダルの底やバスマットなどに使用されている素材と言えば、ぴんとくる方も多いのではないでしょうか。
塩素を含まないため、焼却してもダイオキシンを発生することのない環境に優しい素材として注目されてもいます。
また、軽量で柔軟性に優れ、安価に手に入るという利点もあります。
チェアマットの素材としては少し耐久性に不安があるとも言われていますが、オフィスより使用頻度の低い家庭用チェアマットとしては十分に使用できます。
●サンワダイレクト:チェアシート 100-MAT006 販売価格¥3,580(税込)
フローリングや畳などの床面に傷が付くのを防ぎ、防水性も高く水溶性の汚れにも強いのが特徴です。
柔らかい素材であるため、ハサミやカッターを使用して好みの大きさにカットできます。
安価に手に入ることから、デスクチェアだけでなく、ご家庭のダイニングチェアや子供用チェアなどにもおすすめの商品です。
チェアマットもインテリアの1部!デザインにもこだわってみよう
機能性を重視してチェアマットを選ぶことはもちろん大切ですが、ご家庭で使用するとなると、お部屋全体のインテリアに馴染むかということも重要になってきます。
ここでは、デザイン性を考慮したおすすめのチェアマットをご紹介しておきます。
●バウヒュッテ:純正チェアマットBCM-120F 参考価格¥4,320(税込)
床面の傷や凹みを保護し、防音や防水性といった機能面に加えて、L字型の木目調というデザイン面にも定評のあるチェアマットです。
お部屋で使用しても圧迫感を感じにくいように、デスクチェアなどをよく動かす範囲だけをカバーする無駄のない形とサイズで設計されています。
木目調ですので、フローリングのお部屋にもしっくりと馴染みます。
また、カーペットタイプですと、他のインテリアにあったデザインのものを選ぶことでお部屋のアクセントにもなると言われています。
これまでに紹介してきたチェアマットとは少し使用感が変わってきますが、ご家庭で使用するチェアマットの一案として取り入れてみることも、最後におすすめしておきます。
チェアマットの素材別特徴を理解してお部屋にぴったりのものを選ぼう!
オフィスなどで設置されているチェアマットは、ご家庭でもとても便利なアイテムです。
ご家庭用のチェアマットを選ぶ際には、素材として一般的なPVCやポリカーボネート、EVAの特性をしっかり理解しておきましょう。
価格帯や耐久性などを考慮したうえで、お部屋に馴染みやすいデザインやカラーのものを選ぶことが大切です。
お使いのチェアに適したサイズ、厚み、滑り止め加工などもしっかり確認しておきましょう。