カウンターのあるダイニングはおしゃれと感じ、憧れる方も多いのではないでしょうか。
そこへ合わせるカウンターチェア次第で、よりダイニングを洗練した空間にすることができます。
ここでは、ダイニングでカウンターチェアを置く時の選び方や、おすすめのカウンターチェアをご紹介しましょう。
カウンターチェアの上手な選び方とは?
カウンターチェアを選ぶ時は、どのような点を意識して選ぶと良いのでしょうか。
ダイニングをおしゃれに見せるためについデザインだけを気にしてしまいがちですが、他にも重要な点がいくつかあります。
まず、食事をとったりちょっとした作業をしたり長時間座ることもあるカウンターチェアは、座り心地が良いものを選びたいものです。
そして、カウンターの高さとチェアの高さがどれくらい違うのかということも大きなポイントです。
カウンターの高さは家によって異なりますから、市販のチェアが全てピタリと合うかというとそういうわけではありません。
座った時に食事をしやすい高さかどうかも必ず確認をしましょう。
さらに家族構成も考えて選ぶと、より良いでしょう。
子供がいる場合にはキッズチェアを使うのかカウンターチェアを合わせるのか、カウンターチェアを使うのなら高さはどのようにするのかということも考えなければなりません。
子供とはいえ、一人で座ることのできないカウンターチェアでは使い勝手が良くないものですよね。
最後に、価格帯も忘れてはいけません。
カウンターチェアを購入する場合は一脚だけということはあまりありませんので、おしゃれなチェアを揃えるためにもしっかりと予算を組んでおきましょう。
どんなダイニングにも合わせやすいシンプルでおしゃれなカウンターチェア
それでは、ここからはおすすめのカウンターチェアをご紹介しましょう。
まずご紹介するのは、シンプルなスツール型のカウンターチェアです。
スツール型は座面に脚が付いているだけの非常にシンプルな作りですが、ものによっては高さ調節ができたり、回転するタイプもあります。
座面は木製のものでも良いのですが、長時間座ることを考えるとクッション性があるものを選ぶと使いやすいと考えます。
スツール型のカウンターチェアは、どのようなダイニングにも合わせることができて、他の雑貨や小物などの雰囲気も損ねないことがポイントです。
また、作りがシンプルなカウンターチェアは、コンパクトなダイニングにも向いています。
チェアを後ろに引くスペースがない場合などあまり可動域が取れないダイニングでも、スツール型ならチェアを動かさずにそのままスッと座ることができます。
また、使用しない時にはカウンターの下へ収納しておけば、お部屋の雰囲気を圧迫することがありません。
出している時にはシンプルなおしゃれを、しまっておく時は存在感を消す、どんな場面にも適応しやすいのがスツール型のカウンターチェアのメリットと言えるでしょう。
おしゃれな色使いでカウンターチェアを選んでみよう!
カウンターチェアを選ぶ時は、形はもちろん色使いも非常に重要です。
一番無難で失敗のない方法としては、ダイニングのベースカラーに合わせることでしょう。
壁が白で床がナチュラルブラウン、カウンターが白ならばカウンターチェアは白かナチュラルブラウンにする、というようにです。
モノトーンのダイニングならば黒か白のレザーのカウンターチェアでも合いますし、間を取って薄いグレーのカウンターチェアにするとやわらかい印象になります。
ダイニングとのカラーを統一させることは、お部屋の雰囲気を損ねずに落ち着いた空間にすることにも繋がります。
洗練された印象も与えてくれるので、シンプルでおしゃれなお部屋にも見えるでしょう。
しかし、あえてカウンターチェアをアクセントカラーとして使う方法もあります。
例えば、白いフローリングのお部屋に鮮やかなコバルトブルーのカウンターチェアを置くと、お部屋はグンとさわやかな印象になります。
モノトーンのお部屋には赤や黄色など原色のはっきりとしたカラーを合わせると、チェアが引き立って明るい印象になります。
カウンターチェアごとに濃淡を少しずつ変えて全て違うカラーにしてみるのも楽しいでしょう。
シンプルで無難なインテリアも飽きが来ないのでおすすめできますが、日常であまり使用しないカラーを使ったインテリアを楽しむのも良いですね。
レザーのカウンターチェアでダイニングを格上げ
さて、おしゃれでおすすめしたいカウンターチェアと言えば、やはり外せないのがレザーのチェアでしょう。
レザーの艶、そして使用していくにつれて少しずつ変化していくカラーの風合いは、他の素材では中々ないものです。
本革は重厚感があって使用感も一番感じやすいものですが、金額的にどうしても高値になってしまうので数を揃えたいカウンターチェアだと少し難しいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
近年は優れたソフトレザーでできた製品もたくさんありますので、数を揃えるのならソフトレザーを、二脚ほどならば本革で購入するのも良いでしょう。
レザーの独特のやわらかさを活かしたいので、背もたれが付いている包み込むような形のカウンターチェアを選ぶと、座り心地も見映えも良いのでダイニングを格上げしてくれると考えます。
脚はアイアンや木製などでできていて、四本でしっかりと支えてくれるタイプがレザーにはよく合います。
座面のカラーはシックなブラウン系やボルドーなどを選ぶと、どのようなダイニングにも合わせやすいと考えます。
ブラウンであれば、前項でご紹介したようにカウンターチェアの濃淡を変えて揃えても違和感なくしっくりと落ち着くインテリアになります。
黒や白も色自体はシンプルなのですが、レザーの独特な艶がどうしても存在感を強くしてしまう印象があります。
艶のないマットな色味であれば、黒でもダイニングに合わせやすくなるでしょう。
おしゃれなデザインのイームズチェアをカウンターにも
チェアを購入しようとした時に、誰もが一度は目にしたことがあるのが「イームズチェア」ではないでしょうか。
イームズのシェルチェアは不朽の名作として今もなお愛され続けている商品ですので、様々なメーカーからリプロダクト品が販売されています。
そのため、近年は質の良いリプロダクト品を安価に手に入れることができるようになりました。
そして、イームズチェアの形はそのままに、ハイスツール型としてカウンターチェアを販売している会社もあるのです。
ここでは、サンワダイレクトの商品をご紹介しましょう。
●サンワダイレクト:カウンターチェア(イームズチェア)ブラック・ホワイト・レッド
価格:9,980円(税込)
カウンターに合わせているため脚の長さは変わりますが、脚の独特のデザインは変わりません。
カウンターに置いてあるだけで存在感は抜群で、非常におしゃれに見せてくれます。
ただし、その安定性のある形と存在感のある脚から、イームズチェアはコンパクトなダイニングにはあまり向いているとは言えないかもしれません。
チェアを引き出す可動域も必要になりますので、スペースに余裕のあるダイニングにはとてもおすすめしたい商品です。
移動ができるカウンターチェアなら一脚で二役
最後に、キャスターで移動ができるタイプのカウンターチェアをご紹介しましょう。
キャスター付きのチェアというと、簡素な丸椅子やオフィスチェアなどの印象が強く、あまりおしゃれなイメージを持たれることが少ないかもしれません。
しかし、近年のカウンターチェアはキャスターが付いていて便利なのにとてもおしゃれなデザインのものもたくさんあるのです。
カウンターチェアのキャスターは、一本脚で下の方にステップリングが付いていて、そこからキャスターが付いているものが主流となります。
座面はハイスツール型や深い背もたれが付いているタイプ、バーやカフェにありそうな浅い背もたれのレザータイプなど様々な形があるので、デザインで選んでもキャスター付きのチェアを探すことは難しくないでしょう。
ここで特におすすめしたいのは、高さ調節もできるタイプのキャスター付きチェアです。
せっかく移動できるのですから、カウンターのみならずキッチンや家事室など様々な場所で使用できるほうが便利ですよね。
ひとつのチェアで二役を兼ねることができれば、スペースを取ることもありません。
小さな子供がいる場合には、キャスター付きだと滑ってしまって危ないこともありますので、ストッパーも付いているものならばさらに便利に使えることでしょう。
おしゃれで便利なカウンターチェアを選ぼう
ダイニングやリビングは人が集う場所です。
そのため、インテリアを楽しみつつも使い勝手にも考慮しなくてはなりません。
毎日の食事を気持ち良く取れるように、おしゃれで見た目に楽しく、座り心地の良い実用性のあるカウンターチェアを選ぶようにしたいものですね。