ダイニングチェアは子供用も必要?タイプ別のおすすめチェア

最終更新日:2019/09/27

ダイニングテーブルにはダイニングチェアがセットになっていることが基本ですが、その中に子供用のチェアが用意されているということはほとんどありません。

しかし、家に小さな子供がいる場合には、子供用のチェアを用意したほうが良いのかと悩む方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、ダイニングに子供用チェアが必要なのか、どのようなタイプの子供用チェアがあるのかをご紹介します。

子供の年齢に合わせて、最適なものを選ぶようにしましょう。

ダイニングに子供用チェアは必ず必要なもの?

まず、ダイニングで子供用チェアは本当に必要なのでしょうか。

子供用チェアは安価なものもありますが、デザイン性に優れたものや安全面に留意したものを考えると、大人用チェア以上に高値の商品もあります。

そのため、子供が成長するまでの短い期間のために本当に必要なのかと考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、ダイニングに子供用チェアは必要だと言えます。

子供は、早ければ生後6ヶ月程度から離乳食が始まります。

まだまだ自分で食べることはできないので両親が食べさせてあげる必要があり、そんな時にはできるだけ自分の食事の合間に一緒にあげたいものです。

しかし、子供が一緒にダイニングテーブルに着いていない場合には、食事のたびに親が席を外して食事をさせる必要があります。

また、自分で食べることができるようになっても、小さな子供はお皿やコップをひっくり返しやすいものですから、高さの合わない大人用のチェアだと余計に食器を扱いづらくなります。

食事がこぼれるのはもったいないことですし、何よりお母さんが食事を作る労力と片付ける労力でつらいことになってしまうでしょう。

食事は毎日3回あるものですから、チェアを使う頻度が高いので決して短い期間とは言えません。

子供のためにもお母さんのためにも、ダイニングに子供用チェアを用意することをおすすめします。

子供用ダイニングチェアを選ぶ時のポイント

子供用チェアは様々なメーカーからたくさんの種類が出ていて、金額にも大きな幅があります。

そのため、どんなチェアを選べば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。

ここでは、ダイニングに子供用チェアを選ぶ時にはどのようなことを基準に選ぶと良いのかをご紹介しましょう。

一般的にダイニングチェアを選ぶ時には、デザインや座り心地、価格を重視する方が多いと考えます。

しかし、使用するのが子供なので、さらに多くのポイントを押さえたほうが良いでしょう。

・現在の年齢にあっているか
・何歳まで使用するか
・使用頻度、使用方法
・一人で座らせた場合の安全性

これらも考えて選んだほうが、後々買い直す必要などもなくなり快適に使用することができます。

現在の年齢よりも大きめを買ってしまったり、ベルトが付いていないタイプを購入すると、小さい子供では安全面に不安があるかもしれません。

また、長く使うのか分からない場合には、あまり高価なものを選ばなくても良いのかなという気がしますよね。

座るだけではなくお昼寝もできるような多様性のチェアもありますし、どこでどのように使用するのかということも重要になります。

デザインや価格を考えるのは最後でも良いかもしれません。

まずは、目的に適ったダイニングチェアを選びたいものですね。

汎用性の高いハイローチェアで子供も大喜び!

子供がまだ小さい内であれば、特におすすめしたいのはハイローチェアです。

ハイローチェアは簡易的なベッドやゆりかごとしての印象が強いものですが、ダイニングチェアとしても非常に優秀だと考えます。

ダイニングテーブルで大人と一緒に食事を取る時には高さを合わせることができて、専用のテーブルを付けることができるので赤ちゃんがダイニングテーブルに手を伸ばす危険を避けることができます。

少し大きくなったら専用テーブルを外して一緒に食べることもできるのが良いですね。

また、赤ちゃんが使用するものだからこそ安全性にも優れていますし、やわらかいクッションも赤ちゃんが長時間座っていても疲れにくいと考えます。

デメリットとしては四本の脚でハイかローかを調節するため、低くしている時に大きく場所を取ることでしょう。

コンパクトなダイニングやものが多いダイニングでは、少々狭くなってしまうので使い勝手は悪くなるかもしれません。

ベビーベッドやバウンサーを置くことを考えている場合には、ベビーベッドの代わりに簡易ベッドとして使用すれば使用するスペースはさほど変わりません。

しかし、バウンサーの場合は別にダイニングチェアを用意しなくてはならないので、1台でそれぞれの役割を担えるハイローチェアは、汎用性が高く使い勝手が良いものと考えます。

使用時期は、ほとんどの商品が4歳前後までとなるので、ダイニングチェアとして考えると短いかもしれません。

子供から大人まで末永く使えるダイニングチェアとは

ダイニングテーブルに合わせてチェアを購入するのなら、末永く一緒に使いたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

確かにダイニングテーブルとチェアはセットになっていることが一般的ですので、後々子供用のダイニングチェアだけが新品ではお部屋の中で浮いてしまうかもしれません。

最初からダイニングテーブルに大人用と子供用のチェアを合わせて購入するのも良いですよね。

そのような場合は、高さ調節で子供から大人まで使用できるダイニングチェアを選んでみましょう。

子供用のダイニングチェアというと足をのせる板がついているものが一般的ですが、近年は足をのせる板は取り外しができ座板も高さが調節できるチェアというものがあります。

座板を動かせるものは、成長に合わせて高さを変えられるということだけではなく、ダイニングテーブルの高さにも合わせることができるということになります。

そのため、どのような形やサイズのダイニングテーブルでも使用することができるので、非常に便利なのです。

また、新しい家具を購入する時には楽しみもありますが、長く使っていた家具を卒業するのは寂しさもあるものです。

子供の頃からずっと使っていたチェアをそのまま使えるというのは、ますます愛着も湧いてチェアを好きになることができるでしょう。

成長期の姿勢を正しく導いてくれるチェア

子供が小学生などある程度大きくなっている場合には、正しい姿勢を導いてくれるダイニングチェアはいかがでしょうか。

成長期に身体が丸まってしまったり猫背になってしまったりすると、大人になってから直すというのは難しくなります。

また、成長期に骨格が歪んでしまうと身体のバランスはどんどん崩れて、大人になってから健康に害が出る可能性も考えられます。

そのため、ダイニングチェアで食事中や勉強中に正しい姿勢を身に付けることができたら一石二鳥といえるでしょう。

正しい姿勢は身体を疲れにくくさせますので、勉強の効率も上がると考えます。

姿勢を正せるチェアにはいくつか種類があり、背もたれがなく座面と膝当て部分だけのものがあれば、低めの背もたれがついているものもあります。

どちらにも優れた点はありますが、ダイニングテーブルで休憩することが全くないということであれば背もたれがなくても良いでしょう。

しかし、食後に少し休憩したり、勉強中に一息ついたりするためには多少背もたれが付いているほうが身体を伸ばしたりすることもできて気分転換しやすいと考えられます。

食事や勉強は毎日のことですから、チェアを使い続けることできっと正しい姿勢が身に付くと考えられます。

チェアの高さが子供に合わない時はクッションで調節しよう

さて、ここまでは様々な子供用のダイニングチェアをご紹介してきましたが、座面の高さが調節できるもの以外にはテーブルと高さが合わないということもあるでしょう。

しかし、高さが合わないという理由だけでは、購入したいチェアを諦めるのは残念に感じてしまいますよね。

そのような場合には、クッションを使って高さを調節するようにしてみましょう。

クッションと言っても一般的なクッションのことではなく、「お食事クッション」と呼ばれる高さのあるクッションがあります。

お食事クッションは大幅に高さが変えられるので、大人が使うダイニングチェアに使用して使うことも多くあります。

また、赤ちゃんの頃から使えるハーネス付きのものもありますので、ハイローチェアなどよりも木製の子供用チェアを最初から購入したい方には特におすすめできます。

小さい頃からある程度大きくなるまで使用したい方には、高さ調節の効くクッションを選ぶと良いでしょう。

また、食べこぼしなどが心配な方には汚れても水拭きできるタイプの生地を選ぶと安心です。

お食事クッションは安価なものならば2,000円前後でも手に入れられますので、ダイニングチェアとセットで購入するのも難しくないと考えます。

自分の好みのチェアを長く使えるように、クッションの検討もしてみてはいかがでしょうか。

子供用チェアを使って親もストレスのない食事を

合わないチェアでの食事は、子供にとってストレスなだけではなく親にとってもストレスとなります。

親子そろってできるだけ気持ちの良いお食事タイムにしたいものですよね。

ぜひ、子供の身体に合わせたデザイン性もある素敵なチェアを選んで、毎日の食事時間を楽しいものにしてみましょう。